ジェンツーペンギン(けものフレンズ)とは (ジェンツーペンギンとは) [単語記事]

ジェンツーペンギン(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどのメディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール・フレンズ(動物が女の子の姿になった擬人化キャラクター)である。

CV/演：金魚わかな（アプリ版）、田村響華(アニメ版～/舞台)

概要

南極周辺の海域に生息するジェンツーペンギン（別和名：オンジュンペンギン）のフレンズ。ペンギンアイランドで誕生した、ジャパリパークで人気のペンギンアイドルグループのメンバーたる1人。

愛称は「ジェーン」。別和名のオンジュン（温順）が示す通り、優しく温和な性格。頑張り屋で、もっとも正統派なアイドルだが、本番に弱いところもある。

温順な性格とは違い、ジェンツーペンギンは「最も早く泳ぐペンギン」とされており、時速36キロほどのスピードを出せる。このためか、フレンズ化した後も泳ぎには自信があるようだ。

バンド形態での担当楽器はキーボード。PPP 集合イラストで演奏している姿が描かれている他、アプリ版ではピアノが弾けると発言している。

本人はけもVのメンバーではないが、たまにけもVとしてのフルルの配信に共演するときがある。

外見

ペンギン系フレンズ共通のペンギンカラーのジャージに、白いミニスカートを履いている。足元はオレンジ色あるいは黄色のブーツで、これは元になったジェンツーペンギンの足の色と同じ。手はジャージと一体化した手袋でペンギンの翼を再現。

髪は黒の腰付近まであるロングヘアー（恐らく尾羽が長い事の再現）。ジェンツー（英：Gentoo。ポルトガル語で「異教徒」を意味する"Gent io"から）の由来となった頭部の白い帯模様（前述の「異教徒」はこれをターバンに見立てたから、らしい）は、ペンギン系フレンズ共通のイヤホンの色で再現。前髪の一部が黄色いのは嘴を表現している。

尚、ジェンツーペンギンはペンギンの現存種の中では三番目に大きい（一番は貫録のコウテイペンギンで二番はキングペンギン。ただし、1位と2位・3位の間はかなり差がある）種類であるが、それを反映してか、体のある一部が大きい（メンバー中2位）。

ゲームでの扱い

「ジェンツーペンギンのジェーンです。みんなの絵本になりますよ！　あ、手本です手本！」

アイドルユニット『ＰＩＰ』のジェンツーペンギンです。ペンギンの中では一番早く泳げる自信がありますよ！　でも泳ぎだけじゃだめですよね。歌も踊りもまだまだ勉強中ですが、女優にも挑戦したいです。

アプリ版プロフィールより

パッション（赤）属性のレアリティレベル5（ゲーム中最高レア！）のフレンズとして登場。コストは400の遠距離攻撃タイプで、サイズはM。水棲哺乳類・鳥類が属するグループ「ウォーターガールズ」に加盟しているフレンズの1人。固有スキル「スーパーチャームボイス」は30秒間味方全体の攻撃速度を30%上昇させるバフスキル。

ペンギンアイドルユニット「PIP(ピップ、Penguin Idol Project)」のメンバー。泳ぐスピードに自信を持っており、歌や踊り以外にも女優に挑戦したいと語っている、やる気十分の新進気鋭な娘。PIP リーダーであるコウテイと主人公を慕っており、演技の練習もするなど真面目な性格。しかしたまに言い間違いをするなど意外とドジな面も。

「ウォーターガールズ」のグループクエストでは、ミライの発案したグループ結成の為に、他のPIP メンバーと手分けしてパーク中を巡っていく。ジェーンはカワウソトリオの願いを聞いてあげたり、フォルカ（カリフォルニアアシカ）にペンギンの生態に由来するメリットを伝えるなど、巧みな交渉術でメンバーを集めていく。

『ビーチの最速マーメイド！』でコウテイとチームを組み、イワビー・フルルチームを相手にビーチバレーに興じていたり、『激闘！　密着24時！　ジャパリ警察：犯罪撲滅作戦！』では、ヒョウモンガメ達のプロデュースの許、ジャパ警一日署長になるなど、マルチなアイドルとして活躍を見せる。

メインストーリーでは第9章に登場。水上レストランエリアにて、大型セルリアンによって起こされていた急流を他のPIP メンバーと共に正面突破しようとするも、あまりの水勢に苦戦していた。
セルリアンを無事撃退した後は、フルルの提案した「お掃除ライブ」に乗り、PIPにタマちゃんを加えた5人で荒れ果てた水上レストランエリアに華を咲かせていく。

アニメでの活躍

「ジェンツーペンギンのジェーンです、はい」

ペンギン目ペンギン科アデリーペンギン属
ジェンツーペンギン
Gentoo penguin

第8話「ぺぱぷらいぶ」にて本編に初登場。ペンギンアイドルユニット「PPP(PENGUINS Performance Project. ペンギンズパフォーマンスプロジェクト　略してペパプ)」の3代目チームのメンバー。

立ち上げのお披露目会の時にプリンセスから「ジェーンの番よ」とこっそり教えて貰うまで自分の自己紹介の番だと気付かなかったり、その後の練習シーンでダンス中にコケたりと少々ドジな面が描かれた。

トレーニング中に見学に訪れたサーバル・かばんちゃん・マーゲイらと出会う。ドルオタマーゲイには「正統派アイドル感、溢れ出るチームの良識、『頑張ります』感が堪りません！」と絶賛された。また、先代のジェーンにも興味があったようで「わたしって、ちゃんとジェーンできてますかね？」と尋ねていたが、前二代にはロイヤルペンギンがいなかった事を気にしているプリンセスはこの一件からライブ直前に逃亡してしまう。

その後、マーゲイ、サーバルらのアシストもあって、プリンセスが帰ってくるまでの間トークで場を繋ぎ、帰還したプリンセスと共に無事ライブを成功させた。

また、本編後の予告パート「ペパプ予告」では1話「さばんなちほー」から登場しているが、その際には一番右のポジションにいる。

第9話「ゆきやまちほー」ではかばんちゃんを追ってやってきたアライグマ、フェネックと遭遇。サンドスターが動物や遺物に触れるとフレンズ化するなどの重要な情報を他のペパプメンバーと一緒に語り、ジャイアントペンギンが絶滅種のフレンズである事に驚いていた。

最終話「ゆうえんち」では、ジャパリパークの危機及びかばんちゃん救出のため、コノハ博士＆ミミちゃん助手に率いられる形でペパプメンバーや他多数のフレンズたちと共に対巨大セルリアン戦に参加。ペパプメンバーと共に「友達を守るのも、アイドルの仕事！」と巨大セルリアンの脚を囲って両手でペチペチビンタして攻撃を加えていた。

一見すると可愛らしい光景だが、海中を泳ぐ事に特化したペンギンの前肢（翼）は筋力が発達しており、本気のビンタは人が骨折する威力があるという。フレンズ化によってサーバル同様怪力化している可能性も高く、見た目以上の威力があったと思われる。

戦闘から1ヵ月後の祝賀会ではトキの歌とペパプのダンスという悪夢夢のコラボを行い、他ちほーに旅立つかばんちゃんを皆と見送った。

第2期では第8話「しんきょくらいぶ」において登場。新曲お披露目ライブを目前に控えて気合が入っているようで、振り付けの練習に取り組んでいた。演劇練習の際にはプリンセス共々勇者役なのに腰が低い演技をしていた。

アニメの余談

Gentoo Linuxの名前の由来となった動物の擬人化キャラクターであるためか、Gentoo Linuxユーザーがアニメ放映時に盛りあがった、らしい。

ぱびりおんにて

「可愛いヘアバンドを集めています、ジェーンです。泳ぎは得意ですが、歌や踊りはもっともっと磨かないとっ。がんばりますので、『ＰＰＰ』の応援、よろしくネっ！」

けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用

「ＰＰＰのライブは楽しいですよ。」

リリース時の初期メンバー。けもトークアイコンの背景色は緑。一人称は「わたし」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは「～さん」と呼ぶ。

アニメと同じくＰＰＰのメンバーとして活動しており、「ジェーン」という愛称で呼ばれている。実は「イワビーさんやフルルさんのように笑いがとれるようになりたい」と思っていたようだが、コウテイからは正統派で真面目なところを生かすべきだとアドバイスされている。

ＬＢⅢ型の解説によると「元になっているジェンツーペンギンが集団行動がやや苦手で行進中に別方向にいってしまうことがある」ということで少し方向音痴だという設定の他に、時々押しが強いような様子も見られ、ヒゲペンギンからも「意外と強引なとこある」と思われている。ちなみに、あまり遠出はしないと言いつつもコウテイの無茶旅に数回ついて行くなど意外と「けもの付き合い」はかなり良い様子も見られる。

実は「石コレクター」であり、きれいな石を拾って集めていたり「この絶妙な色と重さのバランスが美しさのポイントなんです。」と石の良さを語っていたりする。また「でんせつのおたから」の話題では「きっとキレイな石がいっぱい入ってるんですよ！」と推察している。

元々ぱびりおんではトキ達の歌は一部フレンズを除き、どちらかといえば好評価な傾向にあるが、ジェーンは「本当に情景を歌にのせるのは、お上手ですよね。」と評価している。ちなみにトキのあーかいぶではＰＰＰ５人で共演しているものがあるが、このようにＰＰＰ５人が勢揃いするけもトークは合計１０つ存在し、他にもあーかいぶトークでも多数存在する。ちなみにオオウミガラスを含むペンギンフレンズ達は全員この６人けもトークが存在する。