ジターリングとは、ニュージーランド・アイランドエッジ社より発売されたスキルトイである。
なお、「ジターリング」は登録商標で、「ジャイロリング」「スピードリング」「ラセン」など、様々な商品名がある。
一般名称は「チャッターリング」である。
ステンレス製のリングに、5個(製品によっては6個)の真鍮製ビーズを通したもの。
このビーズを手で弾いて回すと、リングに沿ってフラフープのように回転しながら落ちていく。
この間にリングを上方向に向かって回してやると、ビーズは落ちきらず、いつまでも回り続ける。
この原理を軸に、リングやビーズを様々な方法で回し続け、多彩な技を行うものである。
消耗品がないため、他のスキルトイに比べランニングコストに優れる。
しかし、真鍮粉で手が真っ黒になったり、リングに付着して回転が悪くなるため、手とリングは定期的に洗う必要がある。
また、安定したプレイのためには、十分使い込んだりサンドペーパーで磨いたりといったメンテナンスが必要。
90年代、ハワイのスポーツカイト販売会社・HPK(ハイ・パフォーマンス・カイト)が取り扱ったことから、傘下のヨーヨーチーム・THP(チーム・ハイ・パフォーマンス)のメンバー内で遊ばれるようになった。
97年に、第1期ハイパーヨーヨーの展開が日本で始まると、ほどなくしてジターリングもバンダイからOEM販売される。
その後発売された各種スキルトイと共に「ハイパーゲームス」と銘打たれ、ヨーヨーと同じように、認定トリック制度やフリースタイルコンテストなどが開かれた。
独特の動きは、おもちゃ屋さんなどの展示品で当時の子供たちの興味を一瞬は引くものの、習得に時間がかかる割にはいかんせん動きが地味であることから、ヨーヨーほどのブームにはならなかった。
また、ヨーヨーと違って最大2個あれば必要十分で、カラーバリエーションも金と銀の2つしかなかった。そのため、何個も買われなかったことも売上不振に影響していた。
20年以上経った現在でも、個人の玩具店やサーフィン・スケートボード用品店の片隅に在庫があるという有様で、ネットショップでも投げ売られている。
しかし、他のスキルトイにはない動きと、使い込むほど味が出る特性から、今でも細々と遊ばれ続けている。
上記の経緯から、ヨーヨー・ディアボロプレイヤーと兼任のプレイヤーも多い。
代表例では、元THPのスカイ・キヤブや、ヨーヨーショップネストオーナーの後藤健介など。
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最終更新:2024/04/20(土) 12:00
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