ジム・スナイパーカスタム(RGM-79SC)とは、ガンダムシリーズのメカニックデザイン企画『MSV』に登場するモビルスーツ。ジム重装型スナイパーカスタムとも言う。後にアニメ『機動戦士Ζガンダム』にも登場した。
GM SNIPER CUSTOM ジム・スナイパーカスタム (フランシス・バックマイヤー機) |
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型番 | RGM-79SC |
頭頂高 | 18.0m |
重量 | 44.2t / 75.3t |
出力 | 1,390kw |
推力 | 68,000kg |
装甲 | チタン合金 |
搭乗者 (SC型) |
フランシス・バックマイヤー カイン・ラグナード テネス・A・ユング ハジメ・シモダ 他 |
兵装 | BOWA BR-M-79L-3 「R-4タイプ ビームライフル」 |
右腕ハンド・ビーム・ショット | |
ボックスタイプ・ビーム・サーベ ル・ユニット |
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ビーム・スプレーガン | |
2連装ビーム・ガン | |
バルザック式380mmロケット バズーカ |
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BOWA BR-S-85-L3 「スナイパービームライフル」 |
RX-78 ガンダムに匹敵する性能を持ち、スナイパーの名を冠しているが実際には総合性能向上型にあたり、練度の高いパイロットの要求に合わせて開発されたエース専用MSである。そのため、狙撃を主用途として使うことの方が少なかった様子。
書籍『MS図鑑ジム』の小田雅弘の発言によると由来はコンバットコマンダーカスタムとアメフトのフォーメーション(そんなものない)。なるほど、分からん。
ソロモン攻略戦後、RGM-79の性能を問題視したエースパイロット達はRGM系の改善案を提出。ルナツーおよび陥落直後のソロモンでパイロットの意向に沿った改造作業が行われる。
元々ジムの操縦構造自体が戦闘機に近く、これまで主力機だった戦闘機のパイロット達は新型機への適応が早かった。
改良自体はかなり早くから想定されており、ジャブローでの第一次生産時には既に基本的な設計は固まっていたが、稼働体制の変更に伴う生産効率の悪化を懸念し、先送りにしていた。
間に合わせのために改善案を軽視していた節もあり、実際に上申があるまで本格的な開発に移行しなかった。
SC型の後継機とされるRGM-79SP ジム・スナイパーⅡの方が投入が早かったのも、恐らくこうした事情が絡んでいると思われる。
生産機数は約50機。カスタムメイドに近いため仕様にもバラツキがあった。ジム・ガードカスタム、ジム・インターセプトカスタムも戦時中には同一機とされていた。
なおRGM-79[G] ジム・スナイパーとは開発系列上の繋がりはない。SC型の後継機はRGM-79SP ジム・スナイパーⅡとRGM-79SR ジム・スナイパーⅢである。
強化点は大まかには火力、運動性能、装甲、ジェネレーターの4点。
近接戦闘用に頭部に補助バイザーを装備し、前部アーマーを強化、大推力スラスターを追加したバックパックに換装、脚部にサブスラスターを増設したものがSC型の共通項である。
ボウワ社製のR-4タイプビームライフル、またはL-3タイプスナイパーライフルを携行したものが、知名度の高いSC型の仕様となる。R-4ビームライフルは狙撃用の高出力ロングレンジビームライフルで、MSが持つ兵装としては高射程と高威力を誇る。このために熱核反応炉の増設が行われ、腰部に冷却装置をマウントしている。
ビーム兵器はこれに加えて右腕部のハンドボックスタイプのビームサーベルユニット、左脚部のハンドビームショットとなる。実体兵器は腰部ラッチに380mmバズーカなどのマウントも可能。
MSVで紹介されたのはSC型の代表的な搭乗者フランシス・バックマイヤー中尉機の仕様だが、これがスナイパーの正式な仕様と誤認される事も多かったのはひとえに彼の戦果からだろう。あと本人イケメンで華もあるし。
『MSV-R』に登場。アジア系の連邦軍人を隊長とするシモダ小隊機で、ランドセルに中距離射程用の肩部ミサイル・ランチャーをマウントし、バックパックにスラスターを増設、バルザック式ロケットバズーカを装備したもの。FCSを含むアビオニクスの変更まではなかったらしく、近接戦用にモニター画面での直接照準で使用したと言われている。
腰部リアアーマーにはkick your Ass!という文字が書き込まれている。
シモダ小隊機はア・バオア・クー戦のほか、終戦後にも確認されたらしい。ガンダムエース付録のMSV-Rハンドブックによると隊長の名前はハジメ・シモダとのこと。
書籍『戦略戦術大図鑑』に登場。
連邦軍の誇るトップエース、テネス・A・ユングの専用機。彼は他にジムGS型にも搭乗した。
連邦軍1位の戦績を誇り、撃墜数149機、戦艦3隻を撃破したと言われている。
『ブレイジングシャドウ』に登場。元地球連邦軍特殊部隊シャドウズ5のカイン・ラグナード大尉の機体。
カインが宇宙海賊シュテンドウジで保護されて間もない頃に使用したグレーと浅紫色のSC型であり、後にジオン残党ファラクとの決戦時にシャドウズカラー(黒)に塗りなおした。これまでのカインの乗機はジム・スナイパーⅡのシャドウズ仕様であったため、SC型はかなり近い特性の機体だった。
掲示板
29 ななしのよっしん
2021/12/02(木) 21:14:17 ID: l9cwOfyEnU
30 ななしのよっしん
2024/08/30(金) 17:00:04 ID: uqoid8G85f
「アメフトのスナイパー」は見つかったみたいですね。
Wikipediaにはリンク貼ってあって、曰く「本場では1960年代からあるディフェンス戦術で云々」との事。
旧キットの取説(護衛部隊はガード又はインターセプター、高機動部隊はスナイパー)と比べると合ってる様にも合ってない様にも見えるので、小田氏の言うそのものなのかどうかは本人のみぞ知る、という感じですが。
31 ななしのよっしん
2024/10/12(土) 23:16:48 ID: jQBxcONzhy
まぁラグビーブーム前のラグビーとアメフトって混同されやすい球技の代表格だったし...
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最終更新:2025/03/29(土) 06:00
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