ジャスタウェイとは、
ジャスタウェイはジャスタウェイ以外の
何者でもない。
それ以上でもそれ以下でもない。
とのことである。
しかしながら、現在、以下に示す全く概念の異なる2種類のジャスタウェイが存在する。
双方ともジャスタウェイ以外の何ものでもないため、本項では2つとも説明する。
空知英秋の漫画『銀魂』、およびそれを原作とするアニメシリーズなどに登場する謎のアイテム(?)。原作ではコミックス7巻の第51訓「人生はベルトコンベアのように流れる」で登場。(アニメ版では2006年11月23日放送の第32話。)
円筒状の体に、棒の腕と、死んだような目が付けられたシンプルすぎるフォルムの人形。とある工場で大量生産されており、生産工場に作業員に扮して潜入捜査していた山崎退曰く、「ただのガラクタじゃないかァ!!労働意欲失せるんだよ!なんかコレ見てると!!」とのこと。
しかしその正体は、
である。
原作では上記のエピソードでしか登場しなかったアイテムであるが、その特徴的なフォルムが注目を集め、公式キャラクターグッズが多数展開されるようになった。アニメ版ではその後も料理の材料や看板、目覚まし時計など様々な場面で出てくる。また、色違いも存在するので暇だったら探してみよう。元々はただのアイテムなので表情は変わるわけがないのだが、何故かアニメだと近藤勲に同調して悲しそうな表情になったり、爆発する瞬間ににやりと笑ったりと微妙に表情豊かになっている。ニンテンドーDS用ソフト『銀魂 でぃ~えす 万事屋大騒動!』では、ジャスタウェイを組み立てるミニゲームもある。
また、人気投票ではアイテム(?)にしてはなかなかの高順位を上げている。
名前の由来は「Just away(ジャスト・アウェイ=すぐ逃げて)」らしい。
JRAに所属していた競走馬、現在は種牡馬。同厩の同期に、GI6勝馬・ゴールドシップがいる。
名前の由来は公式には「その道(Just a Way)」と無駄にカッコいい感じに登録されているが、実際の由来は上記の銀魂に登場するアイテムである。馬主の大和屋暁がアニメ版「銀魂」の脚本家だったことから、この名前が付けられた。チョイスの理由は「洒落が効いていない感じになるので主要キャラ以外で、一見カッコ良さげで、ちょっとアホくさいキャラクター」。大和屋氏が所有の馬は他に「パンデモニウム」「オツウ」がおり、これらも銀魂が由来である。(たまに「ジャストアウェイ」と由来重視の発音をされることがあったりした)
2010年のセレクトセール(日本競走馬協会主催の日本最大の競り市)で、1200万円(税抜)で落札された。当時のセールの結果を見ていただければ分かるかと思うが、お値段は安めの方に分類される。実際、このセレクトセールにハーツクライの子は12頭競りに出されたのだが、ジャスタウェイは下から3番目タイの安値であった(ちなみに最安値の馬も大和屋氏が落札しており、こちらがオツウである)。
ハーツクライ産駒はまだ初年度の馬がデビューしたばかりで種牡馬として未知数だったことと、母親のシビルも競走馬としては5戦0勝、3位に1回なったのが最高でパッとせず、ジャスタウェイより前に産んだ子も1600万下クラス(当時)が1頭いるくらいで目立った実績は無かったことも値段が伸びなかった理由として挙げられるが、何よりハーツ譲りで脚が外向だったことがマイナスポイントだったのだろう。
そんなんだったので競合者もなく大和屋氏にあっさりお買い上げされた。大和屋氏はこのセールの時深く考えずハーツ産駒に片っ端から手を上げており、落札したシビルの2009(後のジャスタウェイ)について「ハーツクライの一口さんだったんですね。それならこの外向も問題ないですね」と言われ「勿論です」と返したという。
ただ、シビルの父親(ジャスタウェイから見ればおじいちゃん)のWild Againはアメリカの、ひいては世界のダート中距離No.1決定戦であるブリーダーズカップ・クラシックの初代覇者であり、種牡馬としても優秀だったようで、その血があるのがほんのり期待されていたかもしれない。
また、シビルの母親(ジャスタウェイのおばあちゃん)のシャロンは出走した3歳GI4レースでかのラフィアンの再来Go for Wand以外の先着を許さず、彼女の出走しなかったCCAオークスを制している強豪馬の1頭であり、その弟(ジャスタウェイの大叔父)にはシリウスSや中京記念を制したトーヨーレインボーもいるという、牝系自体もなかなか優秀であることがうかがえる。ただ「化石血統」と言われるほど古い血統なため、種牡馬となったジャスタウェイの交配は試行錯誤を要している様子だが…。
新潟競馬場で行われた新馬戦では、他を圧倒する末脚を見せて快勝しており、その後も勝てないにしろ重賞で掲示板を確保するなど、地味に奮闘していた。(ちなみに出走したすべてのレースで上がり3Fは上位クラスの数字をたたき出している)
そして2012年2月25日のアーリントンカップ(GIII)に出走し、第5戦目にして重賞制覇した。ただしこのレース、最後方から大外ぶん回し⇒直線で末脚炸裂⇒他馬ごぼう抜きで1着という妙に派手な勝ち方であったことを付け加えておく。このアーリントンカップの表彰式では大和屋氏と福永祐一騎手が優勝杯にジャスタウェイを乗せて満面の笑みで記念撮影している(参考リンク)。
(ちなみに、2009年4月30日放送のアニメ『銀魂』155話「裏の裏の裏は裏」に同名の馬が登場している。この回はマダオと銀時が競馬で生々しくビッグチャンスを掴もうとする回。この2人がギャンブルをするというだけで展開はお察しなのだが、馬番13・最後方から直線で追い込み・ゴール手前で1着とまるでアーリントンカップの予言のようなレースになっている)
今後の活躍次第ではネタ馬の域を超えるかもしれない…なんてそんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
その後はNHKマイルカップに出走したり、ゴールドシップと共に日本ダービーの舞台も経験。しかしダービーで11着と大敗したことから、長距離には向かないと判断した陣営は菊花賞を回避し、古馬相手と対戦する中距離路線へと向かうこととなった。その後毎日王冠で2着して微妙に賞金稼いで天皇賞に滑り込んだり、とそこそこ重賞戦線で活躍していた。
だがしかし、菊花賞、有馬記念、宝塚記念と、時々挫折もしながらタイトルを重ねるゴールドシップに比べて、こちらは年明けの中山金杯で1番人気に支持されて3着を皮切りに、重賞に挑戦すれども微妙な着順に終わるわ蹄を痛めるわ、ちぐはぐな結果が続く。そしていったん立て直したと思ったら今度は重賞3連続2着をキメる始末で、そのシルバーコレクターっぷりは後に競馬マンガでもネタにされたほど。気づけばすっかり勝ち味から遠くなっていた。
第148回天皇賞(秋)は昨年と同じく登録するもやっぱり賞金微妙な存在で、上位に回避馬が出てやっと出走にこぎつける。現役最強牝馬や昨年度覇者、夏の上がり馬や重賞馬が揃う中、所詮主な勝ち鞍:アーリントンカップ(GIII)の馬が主役を張れるわけがなく、ただ近走成績は安定しているため5番人気というポジションで本番を迎える。
そして始まった秋天。ハイペース気味のレースを中段やや後方のポジショニングで進み、府中の長い直線を迎えた瞬間。全馬が猛スパートをかける中、ジャスタウェイはいきなり1頭だけ次元の違う末脚を炸裂させる。そしてあっという間に現役最強牝馬・ジェンティルドンナを4馬身ぶっちぎって勝利。ジャスタウェイ(=爆弾)の名に恥じぬとんでもない破壊力の勝ち方を見せ、ハーツクライ産駒初GI制覇という肩書きまで付いた。この時点で「ネタ馬」として取り上げられていた時代は過去となり、2012年クラシック世代を代表する「名馬」の1頭として名乗りを上げてしまったのである。
その後は疲れもあって全休し、翌年のドバイ遠征を発表。その前哨戦として、中山記念(GII)に出走した(ちなみに2011年ドバイワールドカップを勝ったヴィクトワールピサも前哨戦として使っている)。
ところが主戦の福永祐一が騎乗停止になってしまったため、関東のベテラン騎手横山典弘が代打騎乗。レースでは今までにない好スタートを決めてそのまま先行し、インで待機。4コーナーを回ったところで最内一頭分をこじ開けると、あとは後続を3馬身半ちぎって圧勝した。しかもこれはジャスタウェイ自身にとって初の連勝である。来たるドバイ遠征へ大きな期待を抱かせる勝利となり、天皇賞での圧勝劇が決してフロックではないことを証明した。そして天皇賞、中山記念での勝利が評価されて、2014年3月のレーティングで世界3位にランクインする。
その肩書を引っ提げて1番人気で乗り込んだドバイデューティーフリー(GI)(現・ドバイターフ)では、スタートがやや遅れ後方2~3番手のポジションに(福永曰く「前に進んでいかなかった」らしい)。しかし序盤のポジショニングもなんのその、最終コーナーで仕掛けるとグングン加速、残り300メートルで先頭に立つとそこからあっという間に後続を引き離し、ゴール時には6馬身1/4にまで広げる圧勝劇。おまけにコースレコードを2秒更新する強さを見せた。このタイムは2022年現在も破られていない。
なお、2着だったヴェルキンゲトリクス(南アフリカ)は6戦負けなしの南アフリカ最強クラスの馬で、この馬のタイムもこれまでのレコードは更新していた。さらに他に破った馬の中にはアイリッシュチャンピオンステークス(凱旋門賞の前哨戦扱いにして、芝中距離のヨーロッパ最強決定戦的な位置づけ)の前年覇者・ザフューグ(イギリス)がいたりと、世界のトップクラスを圧倒したことが分かる。父親のハーツクライも同じドバイ遠征で勝利(シーマクラシック)を飾っており、親子2代でのドバイ制覇となった。
大和屋氏はジャスタウェイの勝利を黄金のジャスタウェイを掲げて喜び、その後優勝カップのお礼にプレゼンターに黄金のジャスタウェイを渡していた。そりゃ渡された方は困惑するわ
ちなみにもう一体のジャスタウェイ(通常カラー)はドバイの馬主席で紛失したとのこと。
この圧倒的な勝利が決め手となり、4/1に発表されたドバイWCデー出走馬のレーティング及び4/11に発表されたロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)で130ポンドという数値を叩き出した。
これはドバイWCデー出走馬の中でトップであり、更には歴代の日本調教馬(内国産馬)の中でもオルフェーヴル(129)を抜いて1位の数値である。
そもそもレート130は世界トップクラスの競走馬しか持ちえない数字であり、このレーティングがされた時点で130以上のレートを持つのはジャスタウェイのみであるため、誇張抜きで世界トップの競走馬という評価をされていることになる。日本調教馬が単独でランキング1位になったのは初のこと。結局この数値が年内に抜かれることはなく、2014年度LWBRR第1位に輝いた。
ドバイDF勝利時点での戦績は18戦5勝[5-5-1-7]。勝ちの内訳はデビュー戦、GIII×1、GII×1、GI×2。
数字だけ見れば同期のGI馬であり華々しい戦績を持つゴールドシップやジェンティルドンナに比べ控えめに見えるが、才能が開花するまでに時間を要したためである。何より勝ったレースと勝った相手と何より勝ち方がとんでもなかった結果がこれである。中距離走に関しては歴代No.1クラスのスペシャリストと言っても過言ではないであろう。
最早「ネタ馬」と呼ぶのもおこがましいほどであり、「歴史的名馬」「世界的名馬」と呼ぶべき存在となった。
凱旋帰国緒戦となった安田記念では主戦の福永が騎乗停止になったこともあり柴田善臣が騎乗。泥田のような不良馬場になった本番では中段からの競馬から直線入り口から激しくもまれる展開。これはピンチかと思われたところで鋭い末脚をくりだし、先に抜け出したグランプリボスをハナ差捕らえて勝利。着差こそわずかだったが明らかに力の違いを見せ付ける勝利だった。
次に選んだのは世界最高峰の凱旋門賞。しかし距離経験に乏しく安田記念以来のぶっつけと不安要素が多く、それが響いたか中団で伸びきれず8着に終わる。しかし陣営は引退後の種牡馬としての価値を考えてのことか、かつて大敗を喫し長距離走を断念するきっかけとなったダービーと同等のクラシックディスタンス級の競走へ再び向かうことを選択したのである。
ジャパンカップではまずまずのスタートから中団に待機、最後の直線で外に出して必死に追うも先に抜け出したエピファネイアに引き離され、4馬身差の2着に終わった。ちなみに勝ったエピファネイアは大和屋氏の友人である競馬仲間が一口馬主であり、本人も長い間応援していた馬であったという。
そして2014年最後のレース、有馬記念での引退を発表。当日は展開が向かず、最後の末脚もあったが4着でラストレースを終えた。適性距離よりもやや長く、脚質に合わないと思われていたレースで連続入着を果たしたことで、どうにか箔が付いたと言えなくもないであろう。何よりも同日はジェンティルドンナもラストランを迎えていたのでそちらに話題が持ってかれたのがやや痛い。翌年の1月、スポニチ賞金杯のレース後に引退式を執り行う。2014年度JRA賞最優秀4歳以上牡馬部門を獲得。
こうしてジャスタウェイは競走馬としてのキャリアを終えた。しかし、今後産まれて来るであろう彼の子達にその影響は引き継がれていくはずである。
引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となった。(その後、2020年11月にブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動。)
2018年より初年度産駒がデビュー。複数の産駒が重賞を獲得したほか、重賞こそ逃したもののクラシック三冠を皆勤し全レース馬券内で収め、(2023年現在)産駒一の稼ぎ頭となったヴェロックスを輩出。
2022年現在、テオレーマがJBCレディスクラシックを勝ち、ダノンザキッドがホープフルステークスを制すなど芝・ダート双方でGI馬を輩出。順調に後継を送り出している。2021年6月に父ハーツクライが種牡馬引退したため、後継種牡馬として期待がより高まっている。
生涯成績22戦6勝、GI3勝と同年デビューのライバルや同厩舎の友人と比べて大人しめ…だが、
から記憶にも残る名馬である。故に中距離歴代最強馬談義には確実に挙がる程。あと、GI2着6回というシルバーコレクターでもあるためか、馬券ファンからしても割と美味しい存在感があった。
気性は真面目で温厚な優等生。馬房のお隣さんで一緒に凱旋門賞にも行ったゴールドシップはジャスタウェイとは正反対の問題児エピソードに事欠かない癖馬だったのだが、ジャスタウェイとは仲良しで並走すると共に闘争心剥き出しというまるでジャンプ漫画の親友のような関係だった。吠えられても華麗にスルーしたジャスがゴルシに気に入られたという説もある。元々ゴルシがジャスの真面目さに影響を受けることを期待してのお隣さんだったが、普通に仲良くなってしまってゴルシのアレさが良化したりはしなかったのはご愛敬。
疲れが溜まりやすく、熱発・蕁麻疹もしばしば、体調不良での出走回避も多く、右前脚に悪い意味での爆弾持ちで、胃も弱く味の濃い食事は胃もたれしてしまうのであっさりめが好み…と、なかなかの虚弱体質である。よくドバイや凱旋門を無事に走れたな…。同厩舎のゴールドシップがクラシック期からガンガン活躍していたのでジャスタウェイは焦らず育成できたということもあり、ゴルシあってのジャス、ジャスあってのゴルシであった。その割にちょくちょくキツいローテだったけども。松国ローテと英雄ローテを完走したのはコイツぐらいである。
ジャスタウェイと言う名前は前述の通り日本の漫画に出て来るトンチキアイテムの名前だが、国外では「Just a Way(“その道”は俺の道だ)」と「Just Away(“早く逃げろ”、逃げられるものなら)」のダブルミーニングと認識され、ドバイでのパフォーマンスも相まってとても格好いい名前として扱われているとか。そして海外で「Just~」「~Way」みたいな馬名が増えたとか増えないとか。
引退後、社台SSで過ごしていた頃はゴールドシップと同じ芦毛の種牡馬と仲良くしていたらしい。ゴルシを思い出すのか、ただ単に芦毛好きなだけなのか…。引っ越ししてきたばかりで心細い時にクロフネが気にかけてくれたので懐いたとか、隣の放牧地のディープブリランテに威嚇されて反対のクロフネ側に寄ってたので打ち解けたとか諸説ある。
ジャスタウェイは2014年に、JRAのポスター「JRAヒーロー列伝」シリーズに採用された。(「No.77 ジャスタウェイ」)そのポスターの文字や写真のレイアウトは、2006年に制作された父・ハーツクライのものとほぼ同じようにされている。(「No.62 ハーツクライ」)
⇒ JRAヒーロー列伝コレクションのページ参照
また、2018年にはJRAの別のポスター「名馬の肖像」シリーズにも採用された。そこに記載されているコラムは、馬名の由来となった元ネタをイメージしたフレーズが採用されていたり、父親の名前をイメージしたフレーズ「魂の咆哮(=HEART’S CRY)」が使用されていたりと趣向を凝らしたものになっている。
⇒名馬の肖像 - ジャスタウェイ
大和屋暁氏は個人馬主になる以前、ハーツクライの一口馬主(馬の所有権を多人で数共有し、賞金を口数に応じて分配する方式)をやっていたという何気に華々しい経歴を持っていたりする(この事は漫画『焼きたて!!ジャぱん』でもネタにされている(同氏がアニメ版の脚本を務めたため))。
しかもハーツクライは国内で唯一ディープインパクトに勝利した馬であり、海外GIも制したことのある馬である。
一口馬主でGIクラスのいい馬に巡り会えるわ、その息子の馬を最初に所有して重賞制覇どころかGI制覇までするわ、さらには父子2代でのドバイ制覇を成し遂げるわ、世界最高峰と賞賛されるわ、競馬サイトでコラム特集されるわで今のところやたら強運に恵まれた馬主の筆頭格じゃなかろうか。
…だが上記の通り、その強運の象徴であるジャスタウェイの世界的名声により、ハーツクライ産駒の価値が上がってしまった故に推しであるハーツクライ縁の馬に手が届かなくなったと嘆く一面も。競馬の世界では血統が代を重ねて結果出したので当然なのだが、何とも複雑な馬主人生と云える。
現在はオツウ産駒を走らせたりジャスタウェイの嫁を買ってその仔を走らせたり競馬コラムを連載したりと馬主業を満喫しているようである。なんやかんやで所有馬が割と勝ち上がっていたりするあたり相変わらず運が良い。所有馬の命名はジャスタウェイ同様自身が脚本に関わった作品から取っているものが多い…が、イイナヅケとかその仔のジャスコ・エルデストサン(意味:長男)とかそのまんますぎるのもいる。
勝てる位置じゃないよねコレ | アーリントンカップはアニメで予言されていた!? |
とうとうGI勝っちゃったぜ | そして伝説へ… |
世界一の意地 | まとめ |
ハーツクライ ![]() 2001 鹿毛 |
*サンデーサイレンス ![]() 1986 青鹿毛 |
Halo ![]() |
Hail to Reason ![]() |
Turn-to |
Nothirdchance | ||||
Cosmah | Cosmic Bomb | |||
Almahmoud | ||||
Wishing Well ![]() |
Understanding | Promised Land | ||
Almahmoud | ||||
Mountain Flower | Montparnasse | |||
Edelweiss | ||||
アイリッシュダンス 1990 鹿毛 |
*トニービン ![]() |
*カンパラ | Kalamoun | |
State Pension | ||||
Severn Bridge | Hornbeam | |||
Priddy Fair | ||||
*ビューパーダンス | Lyphard ![]() |
Northern Dancer ![]() |
||
Goofed | ||||
My Bupers | Bupers | |||
Princess Revoked | ||||
シビル 1999 鹿毛 FNo.2-n |
Wild Again 1980 黒鹿毛 |
Icecapade ![]() |
Nearctic ![]() |
Nearco ![]() |
Lady Angela | ||||
Shenanigans | Native Dancer ![]() |
|||
Bold Irish | ||||
Bushel-n-Peck | Khaled | Hyperion ![]() |
||
Eclair | ||||
Dama | Dante | |||
Clovelly | ||||
*シャロン 1987 栗毛 |
Mo Exception | Hard Work | Golden Ruler | |
Adds Up | ||||
With Exception | Pan Dancer | |||
Sandy's Toughie | ||||
Double Wiggle | Sir Wiggle | Sadair | ||
Wiggle | ||||
Blue Double | Nodouble | |||
Blue Burst |
父ハーツクライは説明不要の大種牡馬サンデーサイレンスを父に持つ種牡馬である。まぁそれはともかく、ジャスタウェイの血統において重要なのは母シビルの血統であった。
上記血統表の母方右端(5代前)にNearcoとかHyperionが見えると思うが、彼らはサンデーサイレンスの5代血統表の右端にいる馬である。つまり父サンデー種牡馬の産駒が走っている時代に新馬の5代血統表でお目にかかれるのはレアケースも良いところで、それがジャスタウェイだった。同期の5代前がおおよそ1950~60年代生まれか、古くても1940年代生まれの中、Nearco(1935)やHyperion(1930)が混ざっているのはあまりにも古すぎる。「血統の古文書」「化石血統」「いつの時代の馬だ」と言われる所以である。
そして、ジャスタウェイは先述の通り5代までアウトブリードなのだが、母シビルがNearcoの4*5、Native Dancerの4×5、Hyperionの5*4を持っている。また、シビルの父父Icecapadeは父Nearctic×母父Native DancerでNorthern Dancerと同じ配合のため、ジャスタウェイはNorthern Dancer≒Icecapadeの5×3を持つということになる。加えてジャスタウェイの父母父母父Hornbeamと母父母Bushel-n-Peckは父or父父Hyperionで母父父にNearcoを持つため、Hornbeam≒Bushel-n-Peckの5×3となる。
更に9代前まで遡るとHyperionが8.98%、Nearcoが7.42%と5×5(6.25%)以上になっている。アウトブリードに見えて実はクロスが重く、2009年生まれでHyperionがこの血量というのはもう訳が分からない。5代血統表では見えないものもあるのである。
ところで何でこんなことになっているのかというと、シビルが父Wild Againの19歳の時の仔、そのWild Againが母Bushel-n-Peckの22歳の時の仔という高齢時の産駒だからである。ラストクロップでGI馬が生まれた結果がこれだよ!
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最終更新:2023/12/06(水) 23:00
最終更新:2023/12/06(水) 23:00
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