ジャパニズムとは、
本記事では2.について記載する。
2011年4月から2020年2月まで、偶数月ごとに発刊されていた隔月誌。定価は1000円。
若い世代をターゲットに、主に保守的な視点で、政治・経済・外交から文化、サブカルチャーまで幅広く取り上げている。 スローガンは「再生、日本の、底力」。
多数の評論家・ジャーナリスト・政治家などが寄稿し、初期は西部邁や西尾幹二といった右派論壇の重鎮や右派国会議員を招聘、三代目編集長の古谷経衡は「書き手の世代一新」「硬派なマッチョ保守からの脱却」という方針を打ち出していた。
なおジャパニズムは「ヘイト本」の一つとして一部の団体から目の敵にされている。(関連項目、関連動画なども参照)
2011年4月26日、「激論ムック」シリーズなどで知られる右派ジャーナリストの西村幸祐を編集長に迎えて創刊された。美少女のイラストを表紙に掲げる斬新さでまずは順調な滑り出しを見せた。
同年の「ガロ」復活の試みが失敗に終わり、唯一の定期刊行物だったアダルト雑誌「ぷるるんMAX」も休刊と青林堂自体が不振に喘いでいたこと、同種のコンセプトで勝負した晋遊舎の月刊誌「スレッド」(2007年)が3号で廃刊に追い込まれていたことなどから先行きを危ぶむ声もあったが、無事3号の山を越えることに成功する。
だが04号の発刊を前に西村は突如として編集長を辞任。後任として大手の右派論壇誌「SAPIO」(小学館)で編集長を務めていた遠藤邦正が招聘された。この時期から寄稿していた代表的な執筆陣は以下の通り。
このほかに「マンガ嫌韓流」で一世を風靡した「嫌韓の父」の一人である山野車輪、「新しい歴史教科書をつくる会」(つくる会)の創設者として知られる政治思想家の西尾幹二などが起用されていた。
新編集長の遠藤は「無思想・無理念」を掲げ、メジャー化路線を推し進めていった。石破茂・稲田朋美・城内実などの有力な保守政治家が誌面に登場する機会が増える一方、最大の特徴であった美少女イラストは隔号ペースで政治家の顔写真に差し替えられ、裏表紙に回されるようになった。また税込980円(消費税増税前)だった定価が05号から1200円(同)に値上げされた。
結局一周年記念となる07号を最後に遠藤は退任。創刊号から編集者として誌面作りに携わっていた古谷経衡(1982年生)が編集長に抜擢された。この時期に寄稿していた代表的な執筆陣は以下の通り。
このほかにリフレ派として知られる産経新聞編集委員の田村秀男、元産経新聞中国総局記者の福島香織、経済ジャーナリストでテレビ討論番組などに出演している須田慎一郎らが起用されていた。
古谷体制下で初めて製作された08号では「サブカルチュア・コンサバティブ・マガジン」という副題が追加され、冒頭に以下のような宣言文が掲載された。
(前略)…JAPANISMは新生ジャパニズムとして、今号より再スタートを切る。
本誌は、日本を主語とした保守言論雑誌であると同時に、次代を担うべき若手の保守系言論人の思想的砦にならんとして、書き手の世代を一新する。また、硬派なマッチョイズムが支配的だった旧来の保守言論雑誌とは明確なる差別化を図る。
正論路線は確かに「正論」だがそれ故に「正論」過ぎてちょっとついていけない貴方。かといってアナーキー過ぎる前衛路線や世俗迎合にも眉をしかめてしまう貴方。新生ジャパニズムはそんな硬派にも軟派にもなり切れない、保守系高等遊民[1]に贈る、新しいサブカルチュア・コンサバティブ雑誌の路線を開拓する。
宣言文のとおり、西村・遠藤時代に連載を持っていた重鎮論客は軒並みお払い箱となり、代わって古谷と近い世代の人間や、右派論壇でさほど知名度を得ていない評論家などが積極的に登用されるようになった。また表紙の美少女イラストが固定化され、定価も以前の税込980円(消費税増税前)に戻された。
10号から「最新ネトウヨニュース『NETOUYO NEWS』」と題した新コーナーを設けるなど、古谷時代は「ネット右翼をターゲットとする雑誌」という古谷の考えるコンセプトを進めた時期といえる。ただこの時点では売り上げ増に繋がったかどうかは微妙なところであり、ニコニコ市場での購入者数はついに平均1桁まで落ち込んだ。
古谷は12号限りで編集長を退き、誌面からも姿を消した。この時期の代表的な執筆陣は以下の通り。
このほかに編集協力も務めたサブカルライターの但馬オサム、タカ派の軍事評論家として知られる元空将(空軍中将相当)の佐藤守、佐藤が自費出版していたSFミステリーのコミカライズを担当する漫画家の「あびゅうきょ」などが連載陣に加わった(なお、「あびゅうきょ」の担当するこの漫画「stranger」は上記の通りSFミステリーものであり、思想主義とは全然関係無い内容である)。また初代編集長の西村幸祐が約1年ぶりに誌面に復活している。
古谷の後任はしばらく空席となり、古谷時代に編集者を務めていた乃美康子がそのまま編集に携わった。この時期には西村が編集協力としてサポートに入っている。15号から渡辺レイ子を編集長とする新体制が発足した。
古谷の退任に伴い「サブカルチュア・コンサバティブ・マガジン」の副題は外されたが、この頃からネット上での情報発信や動画配信で人気を集める右派評論家・活動家の起用が進められるようになった。
Amazonレビューやニコニコ市場の反応にはやや改善傾向が見られており、特に京本和也・倉山満・桜井誠らが起用された14号からは購入者数・掲載動画数ともに西村編集長時代の水準を回復しつつある。18号では看板の一つだったゆきうさぎの美少女イラストが姿を消し、また消費税増税に合わせて定価が税込1000円に変更された。この時期から執筆陣に加わった主なメンバーは以下の通り。
京本和也(KAZUYA CHANNEL)、倉山満、桜井誠このほかに「じゃあのwww」こと「カミカゼ」と井上太郎、「おもしろ反日チャンネル」と題した政治動画の配信で京本と並ぶ政治カテゴリのトップランカーとなっている「すんばらし~の人」、在特会元事務局長で「なでしこアクション」代表の「桜ゆみこ」こと山本優美子などが執筆陣に加わっている。
末期は編集部と作家の対立し連載を終了、また掲載していた『余命三年時事漫画』の漫画版はオリジナルのブログが大量懲戒請求を引き起こし総崩れとなった。
掲示板
50 ななしのよっしん
2020/11/24(火) 14:05:13 ID: fco080vB6e
売れないくせにイメージ最悪の雑誌だから
廃刊も当然
少なくとも俺はこんな雑誌おいてある書店では
本買わない
51 ななしのよっしん
2020/11/24(火) 14:11:32 ID: h1Ftd3BqQU
俺は買うかな
そういえばアホな本屋は特定の思想の本は置かないとかほざいてたな
52 ななしのよっしん
2020/11/24(火) 14:13:34 ID: h1Ftd3BqQU
左翼の機関誌も右翼の機関誌も平等に置くべき
それを選別するのは購入者であって本屋ごときではない
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最終更新:2024/04/26(金) 00:00
最終更新:2024/04/26(金) 00:00
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