ジャワ沖海戦 単語

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ジャワオキカイセン

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ジャワ沖海戦とは、大東亜戦争中の1942年2月4日に生起した日本海軍第11航空艦隊vs連合軍艦隊の戦闘で、日本側が勝利した。アメリカ軍側の呼称はマカサル戦。

概要

開戦と同時に開始された南方作戦により、海軍は破の快進撃を見せていた。マレー沖海戦イギリスの二大戦艦を撃沈されて以降、連合軍の水上は小艦による散発的な反撃しか出来ていなかった。そうしている間にも日本電撃的侵攻は進み、セレベスマカサル攻略するための輸送団がバリクパパンより出撃した。マカサルはセレベスの要港であり、ここを占領されればオランダ軍の本拠地ジャワ周辺の制権喪失を意味していた。連合軍艦隊を束ねるカレルドールマン少将は輸送団攻撃を決意し、残っていた戦を全て投入した。

1942年2月1日、旗艦デ・ロイテルはスラバヤを出港。連合軍艦艇にマドゥラバンダ泊地への集結を呼びかけ、翌2日に軽巡トロンプ、重巡ヒューストン軽巡マーブルヘッド駆逐艦7隻、ペゴスが集まった。ところが2月3日ジャワ島を攻撃しケンダリーへの帰路についていた第1航空隊の九六式陸攻がバンダ泊地に停泊中の連合軍艦隊を発見。通報を受けた塚原二四三中将は攻撃を命じた。

2月4日午前1時30分、連合軍の哨戒機から「マカサル峡付近にて日本団を発見」との連絡を受け、計11隻の艦艇が団を撃滅せんと勇んで出撃した。旗艦デ・ロイテル、ヒューストン、マーブルヘッドトロンプの巡洋艦群が単縦を組み、7隻の駆逐艦が両側を固めた。午前4時10分、ケンダリーから飛来した飛行艇連合軍艦隊を発見し、午前5時36分にも捕捉された。これを受けて午前8時、第11航空艦隊所属の一式陸攻36機と九六式陸攻24機が迎撃に向かった。航空隊が攻撃に向かっているとは知らずに進撃を続ける連合軍艦隊。ところが艦隊の背後にも日本の輸送団が出現し、護衛の艦艇に挟撃される事を恐れたドールマン少将は航路変更し、ルートを取った。

午前9時49分、第一波の一式陸攻隊が到着。急降下爆撃が出来ないので緩降下爆撃250kg爆弾を投下、マーブルヘッドに2発の命中弾と4発の至近弾を与えた。続いて第二波の九六式陸攻隊が到着。ヒューストンに命中弾1発、デ・ロイテルに1発の至近弾を与えた。60機による攻撃にしては戦果が乏しかったが、ドールマン少将の戦意を挫く事には成功。団攻撃を諦め、スラバヤへと引き返した。団が壊滅したバリクパパ戦の二の舞だけは避けられた。

その後、日本軍2月8日マカサルへ上陸。2日後にはバンジェルマシンに上陸し、連合軍にとって更に厳しい戦況となっていく。

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