ジャンヌ・ダルク(Fate/Apocrypha)単語

ジャンヌダルク

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―――よ、この身を委ねます―――

 

 

 

ネタバレ注意 この項は、ネタバレ成分を多く含んでいます。
ここから下は自己責任で突っ走ってください。

ジャンヌ・ダルクとは、小説Fate/Apocrypha』に登場するサーヴァントである。

CV坂本真綾

イラスト武内崇 / 設定制作奈須きのこ

なお、記事ではこれ以降ジャンヌと表記する。サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照。

概要

百年戦争でオルレアンを解放したフランス英雄カトリック聖人
聖杯戦争そのものに召喚された英霊として、聖杯戦争を正しく運営する役割を持つ。
そのため、他のサーヴァントとは違い、繰り返されるゲーム聖杯戦争)の記憶を継承している。
サーヴァントとして振る舞う時は無口クール。一方、素のジャンヌは素おとなし16歳少女である。
を第一とし、ルールを守るためにを振るうが、基本的に"聖杯戦争に参加している人間英霊はみんな大切"と考えている。


ジャンヌゥゥゥゥゥゥゥ! 旦那ちょっと黙ってて。

フランスにおける救英雄として、現代においても名高い少女。「オルレアンの乙女」とも呼ばれる。
Fate/Apocryphaでは特殊クラスルーラー」に該当する英霊として、聖杯戦争を正しく運営する役割を担う。

金髪を後ろで三編みにしており、紫色の瞳が印的。濃装に銀色飾りが映える。

イラスト担当の武内崇く、基本デザインセイバー関係だが、色味はあえて似せたとのこと。それについても、ジャンヌの場合は青年マンガ的なシックな配色を意識しているとっている。セイバーとの大きな違いは"色気"。こちらは足をチラ見せし、女性的な雰囲気を匂わせる。あと胸の豊かさも。胸部に巻きついている鎖が、キャラクターイメージでもあるようだ。奈須きのこく「禁断の鎖拘束金髪美女……!」

そんなジャンヌ武内氏お気に入りだけあって、その入れ込みようは凄かった模様。
Apocrypha小説版の打ち合わせ初期には「ジャンヌ女子高生ってよくない?」とか言い出して、「何を言っているんだこいつは」と正気を疑ったとは奈須きのこの弁。その時はスタッフ達に「気持ちは分かるけれど落ち着け」と抑えられることとなったが、その反動Fate/Zero書き下ろしイラストで"女子高生"セイバーたる「マスターアルトリア」が誕生した。つまりスタッフからダメだしされた念から生まれたイラストである。

そんなこんなで、「ジャンヌ女子高生にする」という彼の野望は潰えるかに思えた。
しかし小説版を担当した東出氏のファインプレーによって、彼の願いはようやくう―――。

ステータス

保有スキル

魔力:EX セイバーの対魔力に加え、揺るぎなき信仰心によって高い抗魔力を発揮する。ただし、魔術を逸らして(かわして)いるだけなので、広範囲魔術攻撃の場合、助かるのはジャンヌだけである。教会の秘には適用しない。
啓示:A "直感"と同等のスキル。直感は戦闘における第六感だが、"啓示"は標の達成に関する事すべて(例えば旅の途中で最適のを選ぶ)に適応する。根拠がない(と本人には思える)ため、他者にうまく説明できない。
カリスマ:C 軍団揮する性の才戦場で旗を掲げ突撃に参加するジャンヌの姿は、兵士の士気を極限に高め、軍を一体のものとする。彼女カリスマのおかげで根拠のない"啓示"の内容を他者に信じさせることができる。
聖人:B 聖人として認定された者であることを表す。聖人サーヴァントとして召喚された時に、"秘の効果上昇"、"HP自動回復"、"カリスマを1ランクアップ"、"骸布の作成が可"から、ひとつ選択される。

聖杯戦争運営役として、戦いに秩序を持たせられるだけのを与えられているからか、パラメータは全体的に高い。
武装は旗だが、この他にを装備している。

スキルの「対魔力EX」は、魔術に対してほぼ無敵の防御を誇る。
仕組み的には魔術を逸らしているにすぎないため、広範囲魔術攻撃が来たらマスター被害が及ぶ危険性がある。
ただしルーラーとして聖杯自体に召喚されている場合は、マスターが存在しないためデメリットが少ない。
論、周囲への被害運営役であるルーラーにとっても問題なので一概にいいとは言えないが。

またジャンヌは、「啓示」による第六感を「カリスマ」によって他者に信じさせることができる。
これにより、聖杯戦争のような一対一の戦いでは生かしにくかった「カリスマ」を較的有効活用しやすい。

聖人」はサーヴァントとして召喚された時に、いくつかある効果からひとつを選択するというしいスキル

宝具

はここにありて』(リュミノジテ・エテルネッル)
ランク:A / 種別:結界宝具 / レンジ:1~10 / 最大捕捉:???
生前、ジャンヌが振っていた旗が宝具となったもの。
この旗を中心とする10レンジ内部を天使祝福によって守護するもの。
規格外(EX)とされるジャンヌの対魔力を、そのまま物理的な防御として行使することが可
ただし、旗を構えている間ジャンヌは一切の攻撃が不可能になる。
また旗そのものにはダメージが蓄積していくため、濫用すると使い物にならなくなる。
なお、読み仮名はフランス語で「Luminosite eternelle」と表記し、直訳すると「永遠のき」という意味になる。
聖女』(ラ・ピュセル
ランク:C(発現前)EX(発現後)
種別:特攻宝具 / レンジ:??? / 最大捕捉:???
"よ、この身を委ねます―――"という辞世の句を発動の呪文とし、炎を発現させる聖剣
ジャンヌの火りを攻撃的に解釈した概念結晶武装。
固有結界亜種であり、心風景として結晶化したもの。
この英霊ジャンヌ・ダルクそのものであり、宝具を発現させると戦闘後、ジャンヌは消滅する。

な防御宝具特攻宝具を持つジャンヌ
初期設定から存在していた宝具は『聖女』のみで、もう一つの宝具はここにありて』は小説版で追加されたものである。上記のランク等は全て初期設定からあったものではなく、小説版で判明したもの。

Fate/Apocrypha小説版

聖杯戦争を取り仕切るため、大聖杯が召喚した統治の英霊
クラスルーラー。聖杯自体に召喚されたためマスターは存在しない。

その召喚方法は、「フランス女子学生憑依する」というイレギュラーにも程がある形でのものとなった。憑依となった者の名はレティシア。極めて高い感受性と篤い信仰心を持つ、フランス人の少女である。この状態でのジャンヌは、英霊としての記憶に加えレティシア記憶の大部分も併せ持つ、一時的な二つの人格統合をされている。このような尋常でない手段を取ったものの、レティシア自身が自分の内側に宿った乙女ラ・ピュセル)を認め、全に受け入れていたためになんとか問題なく現界することができた。

他者の体に憑依しているためか、サーヴァントとしての霊体化は不可能。また餓死するわけではないが、体への負担になるので定期的食事を摂る必要がある。

その代わりに、ジャンヌルーラーとしての特権を多数有している。
自身を中心とした半径十キロ圏内の強な索敵アサシンの『気配遮断』すら効化する)に、聖水を用いたサーヴァント探索聖杯からのバックアップがあるためか、サーヴァント情報真名含めてすべて看破しており、反対にルーラーに関する情報聖杯によって厳密に秘匿されている。

信仰深い敬虔な少女であり、生かつ善良な性格をしている。
運営役としての彼女中立性・さを重んじ、たとえ自身が危機的状況にあったとしても、それによってどちらかを贔屓するなどということは、ルーラーとしての誇りにかけて行わないという気高き精を持つ。

生前は農家の一子女であったジャンヌは教養を受ける場がなかったこともあり、署名程度しか読み書きはできない。聖杯によって現界した今でも、聖杯から与えられる知識と憑依である少女の知識がジャンヌの知識限界である。そのため数学教科書という強敵に、悪戦苦闘しつつも取り組むことになる。(聖杯大戦中も、学生であるレティシアのための勉強を疎かにしないのは生彼女ゆえか)

また農家出身ゆえか、かなりの健啖食欲旺盛)。ハラペコ属性備している。

Fate/Zero

ここからはFate/Zeroにおけるジャンヌ・ダルクについて説明する。おまたせ旦那

第四次聖杯戦争に登場したキャスターは、生前ジャンヌと関係が深い人物であった。そのため、作中でもジャンヌについての描写がいくつか見られる。

またアニメFate/Zero」第15話のキャスターが消滅する間際、彼の回想シーンにてジャンヌが生前の姿で登場する。
その時のキャラクターデザインFate/Apocryphaのものが使用されている。アニメでのジャンヌ登場には、キャスター論、テレビの前の多くの旦那お前ら)が歓喜のを上げることとなった。

さぁ皆さんご一緒に、ジャンヌゥゥゥゥゥゥゥ!!!

Fate/EXTELLA

アルテ営側のサーヴァントとして登場。
裁定者であるのだが、とある事情でアルテ営に寄った立場で裁定を見定める立場にある。

防御が攻撃を上回るタンクキャラクター。旗をのように振り回す。
攻撃面はやや偏りがあり扱いづらい。だが耐久力は高め。
そして宝具は「聖女ラ・ピュセル)」であり、使用後に即死するという性再現されている。
なので蘇生アイテム令呪による蘇生ければGAMEOVERというなかなかピーキーな使い勝手。
だがそれが前提であるならば死にかけたら宝具発動して特攻したあと蘇生するというどこぞのバーサーカーみたいなパワープレイをさせたプレイヤーも多かろう。
ただし、高評価プレイす場合、ダメージ評価に判定される関係から乱発できず、結果的に使いづらさが先行するキャラクターという評価になっている。

路地裏さつき

2013年TYPE-MOONエイプリルフール企画路地裏さつき ヒロイン二宮』において、ゴールドヒロインの一として登場したジャンヌる宮は「」であり、第十一宮犬耳会」にてさつち達の前に立ちふさがった。ちなみに、この回のシナリオ担当(東出一郎)&イラスト担当(近衛嗣)は、小説版『Fate/Apocrypha』担当者タッグである。

色々ツッコみたい所がある名称・格好・言動をしているが、まぁ端的に言えば「あざとい」。
コンセプトは「キュアでピース黄色」とあり、全大きいお友達層を狙っている。容姿だけ見ても露出強な衣装+犬耳+語尾……と計算され尽くされたあざとさである。あざといなさすが黄色あざとい。……もっともどこかのピンク人気と活躍によってヒロインの座がガチで危ぶまれているので、手段を選んでなどいられないとのこと。新人さんも中々大変なようです。それと登場時に「魔法少女ジャンヌ」と名乗りっているが、どう見ても神風怪盗ジャンヌパロディです本当にありがとうございました。

なお作中において、セイバースレイヤーと化したヒロインXから不意打ちの「約束された勝利の剣」を喰らわされたのだが、ジャンヌは自身が持つ旗の宝具■■■■■■■■■■」でその攻撃をいでいた。 ネタバレにつき宝具名は伏せ字となっているが、小説版第二巻にてこの宝具が『はここにありて』というジャンヌ宝具であることが判明した。こんなエイプリルフール企画が初出でいいんですかね。あとセイバーさん、ジャンヌは一応ルーラーであってセイバーじゃないですから。色気で負けてるからってまないでください。
小説版第一巻で、カルナ宝具解放に対して武装である旗を取り出す場面があり、この宝具によって攻撃を防ごうとしたとも推測できる。少なくともランクA++という最高威を誇る聖剣っ向から防ぐ性を持っているので、防御宝具として非常に優れているようだ。これについては、小説版第二巻でこの宝具の防御性の高さが描かれている。

Fate/Grand Order

初期実装シナリオである「オルレアン」にて登場。弱体化した状態で召喚され主人公と出会う。

下ネタバレにつき反転さらに敵としてオルタ化したジャンヌが登場。にまつわる英霊バーサーカー特性を付与して召喚旦那もいるよ!フランスへの復讐を開始する。詳細はこちら → ジャンヌ・ダルク[オルタ]

ゲーム内性能

初期実装の恒常ルーラー。
Fate/Apocryphaでの記憶を保持しているようで、共演キャラがいるとマイルームで特殊台詞が発生する。

ルーラーは「バーサーカー以外の基本6クラス+ムーンキャンサーに対して防御有利、アヴェンジャーに不利」という特殊なクラス相性を持つ。この特殊相性に加えてHP寄りステータスで物凄くタフ

宝具は「はここにありて」。かつては「自身に2ターンのスタン」というデメリット効果があったため扱い辛いという評価が立ったが、後に実装された強化クエストでスタン効果が削除された上に「味方全体の弱体解除」というメリット効果が追加され、より隙のない防御手段となった。

ユニットとしては耐久に特化したサポーター。特に玉の宝具どの攻撃を遮断してくれる上、スキルと違ってNPさえ溜まれば再使用可なためArtsパ採用時の安定感は随一。本人がとんでもなく硬いのでサポート抱え落ちする心配もないのが嬉しい。
加えて一人生き残った場合の単騎性も高く、宝具を乱打しながらの攻勢で大抵の相手をゴリ押しで撃破してくれる。
無敵の壁りながら自分はもりもり回復し、かざした旗でそのまま敵を殴り倒す様はまさに脳筋聖女

攻撃面のサポートには乏しいため雑魚相手の周回では使われないものの,強ボスが登場する高難易度クエストでは「負けなければ勝てる」という真理を体現した戦いぶりを見せてくれる。
敵の攻撃に耐えきれない、ボスが強すぎて進めないといった時はぜひ頼ってみよう。

イベントけ! グレイルライブ!! ~アイドル恩返し~」にて霊衣「Prove」が実装

「不可逆棄孔 イド」にてモーション変更。近接クイックのモーションは敵がジル・ド・レェ(術and)だとつぶしに変わる。

水着Ver

Fate/Grand Order 2018年水着イベントサーヴァント・サマー・フェスティバル!」にて実装
マリーと組んで「St.オルレアン」名義でサバフェスに参加しているが、描いている漫画は「爆破シーン多め」「甘酸っぱいというより飽和した砂糖」「大砲に大量のスマホを詰め込み撃つ」というよくわからない恋愛物。

普段の聖女彼女とは違って、に浮かれきっておりオルタリリィから姉を名乗る不審者と呼ばれてしまっている。その二人を拳で説得(ファミパン聖女)したり、戦闘開始時のセリフで「エンジョイ&エキサイティング」と言いかけたりと暴力は全てを解決するというような性格になってしまっている。…あれ?言うほど元と変わっていない気も…?

その強引さとインパクトたるや絶大なものがあり、主人公ジャンヌ・オルタは見事に家族にされ、半年以上後の全く別のイベントでもジャンヌを「」扱いする会話(選択肢)が自然に登場したほどで、相当根強い洗脳だった模様。

2019年水着イベントでは水着剣豪として任命され、劇場シルク・ドゥ・ルカン」のオーナーをやっている。リースXP()を連れ歩き、マスタービームなるもので洗脳しにかかった。みょんみょんみょーん!

ゲーム内性能

限定アーチャー
極めてレアな多段HIT全体Arts宝具を持ち、NPチャージに宝具アップが付随するなど、全体Arts宝具の連発をコンセプトとしたアーチャー
宝具クジラさんを呼んでいるとかなりも出るので、イルカさんとともに射出してクリティカルを狙おう。
属性への味方に二重バフをかけるスキルもあるが、全体宝具・善属性アーチャーは期間限定ばかりで、恒常だとかなりレアと言う落とし穴がある。(ナポレオン子ギル俵藤太) ロビンやエウリアレ等の単体宝具の補助向け。

元よりその高性宝具連射を買われてシステム起用が考案されていたサーヴァントであったが、待望のArtsサポーター+NPチャージを兼ね備えたアルトリア・キャスター実装によりかなり容易に3連射が狙えるようになり、Arts全体アーチャーとして揺るぎない性を持つようになった。

一の欠点は、ジャンヌらしいHP特化耐久ステータスシステム運用していれば宝具火力は十分にあるのだが、素殴りは非常に貧弱。クリティカルアップが機するのが辺限定というのもいており、ボスが高HPになってくると撃ち漏らしが気になるようになる。

なお、回数制の無敵宝具での出しなど、イベントサークルを組んだマリー・アントワネットを彷彿とさせる要素がいくつか盛り込まれている。

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