ジュミドロとは、瀧宏一による漫画である。
概要
「マガジンポケット」にて2024年9月27日から2026年6月12日まで連載されていた漫画。
作者にとって初めての連載作品でもある。
元奴隷剣闘士の常識を知らない最強少女が外の世界に触れることで「普通」を知り、それを追い求める剣戟ファンタジー。
「人間らしさ」がテーマの一つで、剣闘士として生きてきた少女が初めて自由を得て、世界の善悪に向き合い成長していく様を描く。
「ジュミドロ」とは、タイトルに“最低で最高”のような良い意味と悪い意味を持たせたくて、「血みどろ」をベースに祝福の意味を持つ「寿(ジュ)」を当てはめて作った作者の造語。
絵は連載デビュー作だけあり拙いが、描きたいことが伝わる力を持つ。
あらすじ
二年前にコロッセオに引き取られて以降、最強の剣闘士として勝利を重ねてきたラムネは、奴隷として買われるが不慮の事故で鎖が外れ自由の身となる。
人を斬ってはいけない事すら知らない彼女は行く先々でトラブルに見舞われるも、様々な人と触れ合うことで成長し、「普通の事」をたくさん知りたいと願うようになる。
しかし、斬れども斬れども平穏は訪れない。
登場人物
- ラムネ
- 「不敗の剣」の異名を持つ剣闘士の頂点に君臨する奴隷の少女。鎖は外れているものの鉄の手枷を嵌めている。左目が欠損しているため敵からは「金髪単眼 」と呼ばれることが多い。二年前にコロッセオに引き取られる前は裏の闘技場で戦っていた。闘うことに関しては超一流だが教養はほぼ0で、通貨の概念はおろか友達の意味すら知らず、魚も見たことがなかった。「優しさ」と「暴力」の境目で葛藤を重ねる。猫舌。虫は苦手。
- スノウ
- 指輪騎士を憎む男。レニーに囚われていたところ、ラムネが彼を倒したため命を救われた。ラムネには世界を変える力があるとみなし、彼女と行動を共にする。コール家の血筋を引くが、指輪騎士としての血が薄いため家族から蔑ろにされ、息をひそめて生きてきた。指輪騎士を消せば世界に平穏が訪れると思っている。
- テオ=フーシャ
- ラクトアスの街でラムネが出会った心優しい少女。 祖母と二人で暮らしている。つい最近引っ越してきたためあまり知り合いがいない。ラムネにとって初めての友達。
- レニー=コール
- 傲慢な性格の領主の息子。小物っぽい指輪騎士。王都で騎士の叙勲を受けたことで調子に乗りラクトアスで指輪の練習台として人を攫わせ殺していた。ラムネを標的にし、代々伝わる白銀の剣で切り捨てようとしたところ、返り討ちに遭い右手を切り落とされ指輪も失う。 ラムネの事を「土民女」と呼び復讐を誓う。
- お婆さん
- ラムネが外の世界で最初に出会った山の中に独りで暮らす老婆。穏やかな性格で、当初は行く当てのないラムネを引き取ることも考えていたが、襲ってきた山賊を躊躇なく殺したラムネに恐怖し、彼女を追い出す。この時の拒絶はラムネの中で深いトラウマとなっている。
- ラウディ=コール
- レニーの兄。凍る白い炎を扱うラクトアス最強の指輪騎士。
- ヘルク=ムンク
- 重力を操る、「針通しのヘルク=ムンク」の異名を持つラクトアスの指輪騎士。
- ジャック=フーバー
- 「酔いどれジャック」の異名を持つ、飲んだくれの指輪騎士。かつては「誠実の騎士」と呼ばれていたようだ。周辺の物体を泥のように変化させることができ、この能力を剣に付与した初見殺しの突きが特技。 立場上敵対したこともあったが、指輪騎士の身分を捨てラムネと友達になる。
- アリン=テラー
- 「白蜜の諸侯」と呼ばれる、砂糖やハチミツを偏愛するアレンコフ港城の領主。指輪騎士でもあり、触れた物を溶かす能力を持つ。
- キャトルル=カーン
- アリンに仕える指輪騎士。死んだ人間を操り人形にすることが出来る。
- カルナ=ムンク
- ルナズウェルの大領主。ヘルクの母。
用語
関連静画
関連リンク
関連項目