ジョジョの奇妙な解説者とは (ジョジョノキミョウナカイセツシャとは) [単語記事]

ジョジョの奇妙な解説者とは、ジョジョの奇妙な冒険のキャラポジションの一つである。

概要

ジョジョのストーリーでは石仮面しかりスタンドしかりと我々常人の間にはないパワーが話の中心となっている。
当然ながら、我々常人では何もなしに受け入れてしまうのには抵抗が出てしまう。

あるシーンを見て「これ、どういうことだ?」と思った読者も少なくないだろう。

そんな時に我々の解釈を助けてくれるのが解説者である。ジョジョのストーリーの登場人物でもあるので、ある程度は知識もあり、そしてスタンドも知らない我々がジョジョを受け入れるサポートをしてくれているのだ。この解説者の仕事び就くことはジョジョにおいて名誉なことでもある。

いかに「解説に長けたキャラクター」の一覧を示す。一時的に解説を行ったキャラクターは数あれど、真に解説に仕事を貫いたのはごく少数のエリートであるということを留意してもらいたい。

ロバート・E・O・スピードワゴン
初代ジョジョ解説者。もとはロンドンにある食屍鬼街（オウガ-ストリート）のチンピラであったがその潜在した解説能力によりジョナサン vsD IOの対決も見守った。ここから50年後には副業で「スピードワゴン財団」の長も務めるが解説力は衰えていない。
第二部終了から少し経過した1952年に死去しているが、その解説力の高さから「他の部でも解説してほしい」という読者が後を絶たない。
ルドル・フォン・シュトロハイム
彼の場合は、物語の同じ時を過ごしたスピードワゴンと区別を図るために「実況者」と呼ばれやすい。
ドイツ軍のSS大差を務める傍ら、究極生物「柱の男」とも地球への脅威のために戦い、実況を行った。
少々焦る癖があるが、焦っても細かい数値をしっかりと逃すことなく説明してくれる。
川尻早人
元々は何の変哲もない小学生だったのだが、父親が殺人鬼の吉良吉影に殺されることで人生が大きく変わった。
他の解説者と大きく異なる点はその幼さゆえか「スタンド」の存在自体を知らずに解説を行ったことである(スピードワゴンもシュトロハイムも恐らくスタンドのことは知らなかったが、彼らの時はスタンドに関する知識は必要なかった)。そうでなくても、家の中でどこにだれがいるか正確に判断したり、猫草の突破口もとっさに思いつき、しまいには自分の父親を殺した殺人鬼を追い詰めるための重要人物にもなっている。
小学生とは思えないほどの勇ましい行動と俊敏さのある行動力はおそらく成長すればさらに光ることだろう。
ディアボロ(キング・クリムゾン)
ギャング組織「パッショーネ」のボスを務める。
自分自身のスタンド「キング・クリムゾン」の能力を反逆の矛を向けた部下に対して数ページにわたってじっくりと解説してくれたり、恐らく読者全員が混乱していたであろう「シルバー・チャリオッツ・レクイエム」の能力も誰よりも早く見抜き、そのことに関しても貴重な数ページを費やしてまで読者のために解説してくれる。