ジョン・ボウカー

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ファンを裏切ったままでは帰れない。チームに残れるなら、お金は関係ない。

ジョン・ボウカー（John Bowker、1983年7月8日-）とは、アメリカ合衆国出身のプロ野球選手（外野手・一塁手）である。

概要欲しい？ん？

無所属
ジョン・ボウカー John Bowker
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州
生年月日	1983年7月8日
身長 体重	188cm 86kg
選手情報
投球･打撃	左投左打
守備位置	外野手、一塁手
プロ入り	2004年
経歴
ロングビーチ州立大学 サンフランシスコ・ジャイアンツ(2008年-2010年) ピッツバーグ・パイレーツ(2010年-2011年) フィラデルフィア・フィリーズ(2011年) 読売ジャイアンツ(2012年-2013年) 東北楽天ゴールデンイーグルス(2014年) 福島ホープス(2016年-2018年)
プロ野球選手テンプレート

MLB時代

2004年MLBドラフト3巡目でサンフランシスコ・ジャイアンツに指名され入団。

2008年にメジャーデビュー。デビュー戦でホームランを打ち、さらに翌日の試合でもホームランを叩きだし「バリー・ボンズの後継者」と呼ばれた。111試合に出場したが、2009年からはメジャーで結果を残せなかったため、メジャーとマイナーを行き来するようになる。

2010年にはピッツバーグ・パイレーツ、2011年にはフィラデルフィア・フィリーズに移籍したが、メジャーで結果を残せなかった。
一方で3Aでは3年連続で打率3割を記録している。2011年には千葉ロッテマリーンズが獲得を狙っていたが、契約がまとまらなかった。

巨人時代

2012年1月に読売ジャイアンツに入団。背番号36。入団前はバウカーとも言われていた。

キャンプやオープン戦での首脳陣や評論家の評価は非常に高く、2番に抜擢され、2chでは巨人ファンと思われる人物が「ボウちゃん欲しい？ん？あーげないｗｗｗ」という発言を残すほどであった。が、いざ開幕するとスランプに陥り、序盤のチーム低迷の原因となってしまい、「いーらないｗｗｗｗｗｗ」と返すのがお約束になってしまった。

5月には来日初本塁打や月間打率.273を記録するなど復調の兆しも見えたが、再び不調に転じ、二軍に降格。その後は一軍と二軍を行ったり来たりし、シーズンでは69試合で打率.196、3本塁打、10打点という巨人の自前助っ人らしい不本意な成績に終わった。

ところが、二軍で左方向へ打つことを意識する指導を受けたことで、選球眼が向上したことにより、シーズン終盤に好調だったことからクライマックスシリーズのバックアップメンバーに入ると、第3戦からはスタメン出場し、10打数5安打と結果を残す。

そして日本シリーズ第1戦でパ・リーグ最優秀防御率の吉川光夫（北海道日本ハムファイターズ）から3ランを放つなど、計5打点を叩き出す大仕事を果たす。さらに第5戦でも吉川から流れを引き寄せる先制2ランホームランを放ち、結果、シリーズ7打点を挙げ優秀選手賞を受賞と大暴れした。
日本シリーズ前に「結果を残さなければ残留は無い」と通告されていたが、見事に見返し残留を決めた。

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2013年はエドガー・ゴンザレスが付けていた背番号42を継承。

キャンプとオープン戦で好調ぶりをアピールして開幕一軍入りを果たし、3月31日の広島東洋カープ戦で8番・ライトで初スタメン出場。4月4日の横浜DeNAベイスターズ戦から3試合連続ホームランを放つなど、新加入のホセ・ロペスとともに恐怖の下位打線「BL砲」を形成し、巨人の開幕ダッシュに大きく貢献した。

ところが、4月25日の横浜DeNAベイスターズ戦で三塁走者で帰塁した際に右手小指を骨折し、無念の戦線離脱となる。しかし6月5日の日本ハム戦にて復帰、相手投手が吉川光夫という事もあり、相性を買われて即スタメン起用された。8月17日の中日ドラゴンズ戦で4番打者として出場。巨人の第78代4番打者となり、安打こそ出なかったものの2つの四球を選んだ。

シーズン105試合に出場し、打率.262、14本塁打、46打点。昨年から大いに飛躍を遂げた1年となり、リーグ連覇に貢献した。ところがシーズンオフに自由契約となった。

楽天時代

2014年5月に東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。背番号は巨人時代に付けていた42。しかし目立った活躍がないまま、オフに自由契約となった。

その後

2015年はサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだ後、6月11日よりトレードでピッツバーグ・パイレーツ傘下のマイナーリーグチーム、インディアナポリス・インディアンズに所属。8月には1週間故障者リストに入ったそうだが、復帰後も活躍を見せていたようである。

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2016年、ベースボール・チャレンジ・リーグの福島ホープスに入団となった。背番号は2。

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2018年は69試合に出場し、9本塁打、49打点だったが、オフに退団した。

プレースタイル

• 鋭い打球を飛ばすプルヒッターであり、長打力が魅力。敵チームから引っ張りを警戒されることも多い。
• 走塁では果敢に次の塁を狙う姿が多くみられる。BOW走もある。
• 守備では左翼と右翼、一塁を守る。2012年シーズンは中盤から一塁を守る機会が多かった。一塁守備は非常に上手く、捕球の安定感はチーム随一。2012年のCSや日本シリーズでの起用はその守備を買われた面もある。2013年はホセ・ロペスの加入もあり外野を守るのがほとんどになっている。

人物

• 性格は非常に真面目であり、2012年シーズンの不調に苦悩していたと言われる。それでも仲の良いスコット・マシソンと休日返上で練習に取り組んだり、途中加入のエドガーとはシーズン後半の二軍生活を共にし、再起を誓い合っていた。また、英語が堪能である長野久義や阿部慎之助の存在も大きく、周囲の存在が彼を大舞台での活躍に導いたのだろう。
• ほうれん草のソテーが好物。日本食ではお蕎麦が大好きで、寿司や焼肉なども好物である。
• ペットボトル入りの緑茶が好きらしい。
• 筋トレが趣味で、ペンチプレスは150キロを挙げる。しかし、澤村拓一には敵わないとのこと。
• 本人のTwitterには遠征先で撮った写真や、マシソンとの交流がツイートされている。マシソンもTwitterのアカウントを持っており、マシソンを｢（元力士の）把瑠都にそっくり｣といじっていたりと親しげにやりとりしている様子が見られる。
• 2013年から加入した、同い年のホセ・ロペスとも仲良しで、ロペスとのコンビはBL砲などと呼ばれる。

エピソード

• 2012年シーズン中、二軍に降格したため、1週間ぶりに京王線でジャイアンツ球場へ向かっていたところ、地下化切替え工事によって地上駅から地下駅となった調布駅を初めて通過し、日本の技術力の高さに驚いた。
• 2012年シーズン終了後は他チームからのオファーを多数受けていたが、「「ファンを裏切ったままでは帰れない。チームに残れるなら、お金は関係ない」と述べ、一軍入りの確約もなく、年俸も50％近いダウンの3000万円という条件ながらも巨人残留を決意した。
• 2013年シーズン当初に父・ブライトさんが来日。その日に4号・5号と2発の本塁打を放つも父は時差ボケで寝ていた。それでも6号本塁打は観戦に来ていた父の前で打つことができ、喜んだ。

ネット上では

• 同僚に｢慎ちゃん｣がいる事もあり、愛称は「ボウちゃん」だが、某競艇のマスコットと被ることもあってか、ネット上では専ら「BOW」とか「BOW!」などと呼ばれている。間を取って｢BOWちゃん｣とも。
  しかし、ボウカー自身には伝わっていないようで、スポーツ報知のロペスとの対談で、本人の要望で愛称が募集された。300通以上の応募の中から「ポパイ」が本人によって選ばれた。
• ボウカーが活躍すると、なんJは大盛り上がりになり、「ボウちゃん欲しい？ん？」「くーださいｗｗｗｗ」「あーげないｗｗｗｗ」という流れになるのが通例である。
  本人は至って真面目な性格であり、変わった行動をとったわけでもないのに（しいて言えば名前が少し面白いぐらい）、何故かネタキャラに仕立て上げられてしまっているが、ファンから色んな意味で愛されている存在なのは確かなところである。

応援歌

球団	レス	No	プレイヤー
巨人	応援歌のピコカキコ一覧#155	8757
楽天	応援歌のピコカキコ一覧#352	9514

成績

• （2022年終了時点）

年度別打撃成績

年 度 Year	球 団 Team	試 合 G	打 席 PA	打 数 AB	得 点 R	安 打 H	二 塁 打 2B	三 塁 打 3B	本 塁 打 HR	打 点 RBI	盗 塁 SB	犠 打 SH	犠 飛 SF	四 球 BB	死 球 HB	三 振 SO	併 殺 打 GDP	打 率 AVG	出 塁 率 OBP
2008年	SF	111	350	326	31	83	14	3	10	43	1	0	2	19	3	74	7	.255	.300
2009年		31	73	67	7	13	2	2	2	7	1	0	1	4	1	18	0	.194	.247
2010年		41	90	82	9	17	3	0	3	8	0	0	2	6	0	23	1	.207	.256
	PIT	26	77	69	7	16	5	0	2	13	0	0	0	8	0	10	3	.232	.312
10年計		67	167	151	16	33	8	0	5	21	0	0	2	14	0	33	4	.219	.281
2011年		19	19	17	4	1	0	0	0	2	0	0	0	2	0	4	0	.235	.316
	PHI	12	13	13	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	7	0	.000	.000
11年計		31	32	30	4	1	0	0	0	2	0	0	0	2	0	11	0	.133	.188
2012年	巨人	69	204	184	12	36	10	1	3	10	2	2	0	16	2	54	3	.196	.267
2013年		105	295	271	27	71	17	3	14	46	0	0	2	19	3	79	8	.262	.315
2014年	楽天	65	230	214	18	53	12	1	7	22	3	0	2	11	3	55	9	.248	.291
MLB：4年		240	622	574	54	133	25	5	17	73	2	0	5	39	4	136	11	.232	.283
NPB：3年		239	729	669	57	160	39	5	24	78	5	2	4	46	8	188	20	.239	.294

独立リーグでの年度別打撃成績

年度	球団	試合	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
2016年	福島	71	270	41	87	12	0	11	50	2	0	1	31	1	36	4	.322	.393
2017年		66	237	49	91	15	1	24	70	1	0	3	50	0	39	3	.384	.486
2018年		69	262	48	94	11	0	9	49	1	0	3	42	1	32	11	.359	.445
BCL：3年		206	769	138	272	38	1	44	169	4	0	7	123	2	107	18	.354	.441

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関連項目BOW!BOW!BOW!

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• MLB（メジャーリーグベースボール）
  • サンフランシスコ・ジャイアンツ　/　ピッツバーグ・パイレーツ　/　フィラデルフィア・フィリーズ
• NPB（日本プロ野球）
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  • 福島ホープス
• BL砲

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