ジロ・デ・イタリア 単語

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ジロデイタリア

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ジロ・デ・イタリアとは、自転車ロードレース界三大レースであるグランツールの開幕戦である。本来はジロ・ディターリアの方が発音的には近いらしいが日本人にディの発音が難しいのと、イタリアがどこかへと消えてしまうのでジロ・デ・イタリアの表記が多い。略称はジロ。

ちなみにジロを身も蓋もなく和訳すると「一周」という意味にしかならない。実際にイタリアロンバルディア地方を周回するワンデーレースにジロ・デ・ロンバルディアという物があったりする。でもジロと言ったらジロ・デ・イタリアをすのが基本。

世界最高のレース?

とか言われ、ツール同様に21ステージ、約3500kmを走破する体、精ともに消耗がしいレース日本人にはツールしか有名ではないが、イタリア人にとってはツールの栄より重要視されるのがこのジロ。実際ウィナーを見るとほとんどがイタリア人で埋まっている。
こんな事になっている理由の一つは「ジロに出るとツールフランスまでに回復できない」からである。ランス・アームストロングが負担の多いジロを出走回避し、ツールへ全勢を集中させるというスタイルを生み出すと、多くのトップライダーがそれに追随し、ジロを最重要視するイタリア人ばかり出るみたいな感じになってしまったからである。そのためか、ジロとツールダブルツールを達成した選手は1998年マルコパンターニ以来途切れている。
もう一つの理由はコース設定の異常さ。

というこれは酷いと言うしかないステージが存在する。ちなみに13度の坂、普通人間は押す。

他にも交じりの中を走る、道路が冠、団体戦だけどずっと上り、スプリンステージだけどゴール前に急カーブ多発、ゴール近辺だけ若干上りでスプリンターが本来のを発揮できない。などなどとにかくコースいじめとしか思えない。

世界最大であるツールに対抗して世界最高と言われるが、たぶんこの最高はコースドS度、選手のドM度最高って事だろう。同じようにグランツール3戦ブエルタ・ア・エスパーニャも24%坂があったりするけど、コース全長が短い事もあってジロほどドSという訳ではない。

そんなわけでジロを走る→世界で一番注を浴びるツールで惨敗→ブーイングという図式が出来つつあるので余計イタリア人以外は走りたくくなるのである。09ジロを制したデニス・メンショフは同年のツールで初日にファビアン・カンチェラーラにぶち抜かれる→チームタイムトライアルで落して心も体もタイムボロボロ→その後一日二度落する→全く活躍できないままゴール。という酷い仕打ちを受けている。

ちなみにグランツール日本人最上位(3位)を新城幸也が2010年の第5ステージ記録している。

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