急斜面を滑り下りて、ジャンプ台から飛び、その飛距離と飛型(空中から着地姿勢)の美しさを競う。もともとは冬の競技だが、近年では滑りやすい滑走路を使ったサマージャンプ競技も行われる。
日本のスキー競技の中でも最も高い成績を残しているため、競技の難しさとは裏腹に人気の高いウィンタースポーツの一つとなっている。特に北海道では地元テレビ局主催の競技大会も行われるなどテレビ放送も多く(全国放送だがほとんどが深夜に放送)、ワールドカップも毎年開催されることもあり、人気も知名度も抜群に高い。
1840年にノルウェーのテレマーク地方で、自然に遊びの中から生まれたのが発祥とされている。独特の着地姿勢もこの地方から生まれたものである。
1877年から、本格的なジャンプ競技が行われるようになった。
俗に言われる、ノルウェーでの処刑方法として高い地点からスキーで落下させる中で、実際に着地に成功したことで競技になった、というのは嘘である。
スタートしてから助走路(アプローチ)までは、前にしゃがみ込む姿勢で空気抵抗を減らすようにしてスピードを上げる。
そしてカンテと呼ばれる踏切地点で一気に立ち上がるようにジャンプをして空中に飛び出す。
空中ではなるべく静止した状態で飛び続けるのが理想とされる。飛型は時代によって変化しているが、1990年代からはスキーをVの字に開いて、スキー板で浮力を得る、空気抵抗による落下速度の減少を抑えるのが一般的となっている。この飛型によって、それまでは追い風が有利だったものが、向かい風が有利に変わっている。
着地の際には、テレマーク姿勢といわれる、両手を水平に広げ、しゃがんだ状態で膝から下を前後に開いた体制をとるのが理想とされる。
公式の競技では、ノーマルヒル(ヒルサイズ:85~109m)、ラージヒル(110m以上)、フライングヒル(185m以上)の3種類の競技場で行われる。ジュニア競技では、それよりも小さいスモールヒル(20~49m)、ミディアムヒル(50~84m)でも行われる。
冬季オリンピックでは、ノーマルヒルとラージヒルで行われ、ワールドカップでは、男子はラージヒルと、フライングヒル、女子はノーマルヒル、ラージヒルで行われる。
ほとんどの大会では、最大2本の試技の結果によって順位を決める(参加者が多い場合は1本目で下位の選手がノックアウトされ、さらに多い場合は予選が行われる)。
採点は、飛距離点と飛型点の合計で争われる。国際スキー連盟(FIS)が主催するワールドカップ、コンチネンタルカップでは、風向きによる飛距離のハンデを緩和するために、ウィンドファクター、ゲートファクターと呼ばれる点数も加えられる。
K点(建築基準点)を中心に、そこからの距離を1mごとに点数が加減される。K点に着地した場合は60点が与えられ、そこから先だと1m単位の得点がプラス、手前だとマイナスとなる。
K点の距離によって加算される点数配分が異なり、K点が80~99mの場合は2点、100~169mで1.8点、170m以上で1.2点となる。
たとえばK点が120mにあるラージヒルの場合、130mまで飛ぶと60+1.8×10=78点、110mまで飛ぶと、60-1.8×10=42点となる。
飛距離は50cm単位ではかられ、その場合は加減算される点も半分となる。
ジャンプ台横にある建物より、5人の審判員が飛型と着地の姿勢を見て最高20点満点で点数を出す。
飛行中の姿勢が悪い場合は最大5点、テレマーク姿勢が取れなかった場合は最大4点、転倒した場合は最大10点の減点がされる。
公正を期するため、5人中最高得点と最低得点を出した審判員の得点は加算されず(最高、最低が2人以上同点の場合はいずれか一人)、残り3人の得点のみが加算される。最大は60点となる。
ウィンドファクターは、風向き不利に働く追い風でプラスの加点がされる。
それまでは公正を期するために風向きが変わった時に飛びなおす場合があったが、ウィンドファクターを導入することで競技時間の短縮につながった。
ゲートファクターはヒルサイズを超えて危険なジャンプを緩和するために、ゲートを下げたときに加点される。
競技の成績などを見てジュリーといわれる審判の判断で下げられるが、選手のコーチ側でゲートを下げることができる。ただしコーチリクエストの場合、ヒルサイズの95%の飛距離が出ないと加点されない。
ドイツ語で「シャンツェ」、ノルウェー語で「バッケン」といわれる。
一般的には山の斜面を削って作られるが、最近では人工のの建築物として全体を作ることもある。
競技場は全体的に、助走路(アプローチ)、踏切地点(カンテ)、着地地点(ランディングバーン)、減速地点(ブレーキングゾーン)に分かれる。
着地地点にはそれぞれの距離にラインが引かれ、P点(基準点)、K点(建築基準点)、HS(ヒルサイズ)の3点が存在する。
以前はK点を超えると危険といわれていたが、ジャンプ技術の進歩によってK点越えが容易に行えるようになったため、着地の衝撃が強くなって負傷する恐れのある点として、斜度が31~32度になる地点をヒルサイズとして設けるようになった。
そのほか、最長飛距離(最長不倒距離)のことを、バッケンレコードとも呼ぶ。
上記にあるように、K点までの距離に応じて、スモールヒル、ミディアムヒル、ノーマルヒル、ラージヒル、フライングヒルまであるが、日本では建築における規制などがあるためにフライングヒルはない。
フライングヒルは世界でも5か所のみで、
に存在する。風に乗ると、飛び降りるよりも浮き上がって滑空する状態にもなる。
日本では北海道、東北地方、中部地方にジャンプ競技場があるが、国際スキー連盟の公認を受けているのは下記の3か所である(いずれもオリンピック開催地、競技の行われた施設)。
国際的な大会としては、主にヨーロッパと日本を転戦して行われるワールドカップとその格下となるコンチネンタルカップが男女ともに毎年開催されている。
これらは各大会での順位に応じてポイントが加点され、その合計点によって年間王者を決める。
また、一部の大会では国別の団体戦も行われ、こちらも年間王者を争う。
このほかに2年に一度、世界選手権が開催され、それと交互するかたちで2年に一度、フライング世界選手権が開催される(男子のみ)。
さらに4年に一度の冬季五輪にもスキージャンプは含まれている。
このほか、男子のワールドカップにも組み込まれている大会として、フォー・ヒルズ・トーナメント(ジャンプ週間)、ビリンゲン・ファイブ、ロウ・エアー、プラニツァ・セブンがあり、それぞれの総合勝者に商品、賞金が与えられる。
特にフォー・ヒルズ・トーナメントはドイツ、オーストリアを中心とした最大のイベントで、年末年始の1週間にわたり、オーベストドルフ、ガルミッシュ=パルテンキルヘン(以上、ドイツ)、インスブルック、ビショスフホーフェン(以上、オーストリア)を転戦し、各2本、合計8本の点数の合計を競う。
それぞれの1本目は、ノックアウト方式となり、前日の予選の上位50位より、26位 VS 25位、27位 VS 24位...50位 VS 1位の形で対戦が行われる。
勝者25人のほか、敗者のうちスコアの高い5人までがラッキールーザーとして2本目に進出できる。
日本国内での大会は、札幌市にある大倉山と宮の森を中心に、北海道名寄市のピヤシリ、山形県の蔵王、長野県の白馬などで行われる。
特に大倉山と宮の森は、コンチネンタルカップ、ワールドカップのラウンドに含まれている。
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最終更新:2025/03/29(土) 09:00
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