スクリャービン 単語

215件

スクリャービン

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

スクリャービンとは、ロシア作曲・ピアニストである。(Alexander Scriabin, 1872-1915)

生涯

モスクワの軍人貴族に生まれ、幼少期からピアノを始める。産褥熱で亡くなった母親はピアニストであった。 陸軍学校に進学するが、小柄で虚弱、楽才が顕著であることからモスクワ音楽院にも通学、後に転学する。

オクターブがやっと届く程度の小さい手であったにもかかわらず同級生と難曲制覇の競争を続け、やがて右手を故障してしまう。回復までの間、左手を特訓すると共に、作曲にもを入れるようになる。 こうして「左手コサック」と呼ばれる独特のピアノ書法を備えたロマン作曲・スクリャービンが誕生した。 在学中は同期生であったラフマニノフ双璧をなし、卒業時に首席の金メダルを分け合った。

1900年ころからニーチェ哲学智学に傾倒し、義的な作に変化していく。 調性音楽から離脱し、和音を特徴とする後期作品は、現代音楽の先駆者としての評価を彼に与えている。 中でも、彼自身の共感覚を生かして交プロメテウス」で色彩ピアノピアノを弾くと音に応じてが出る)を用い、 聴覚と視覚の統合をめざしたことは、五感すべてに訴えるマルチメディア芸術の先駆けとされる。

1910年ころからレコードピアノロール自演を録音し、これは現在でもCDで聞くことができる。 1915年、虫刺されが原因の敗血症で急逝した。

有名曲(ニコニコ的に)

練習曲 op.8-12「悲愴」:初期の傑作曲。自演巨匠の名演のほか、ニコニコピアニスト演奏も多数うpされている。

左手のための2つの小品 op.9(前奏曲と想曲):右手を痛めていたころの作品。つうかこれ、ほんとに左手だけなん?

ピアノソナタ9番「黒ミサ」op.68 :題名が厨二病。しかしぁゃしぃ雰囲気ムンムンの有名な怪曲。

交響曲第4番「法悦の」op.54 :後期の代表作寸止め感抜群のエクスタシーポエム ふぅ…

その他:曲「炎に向かって」op.72 「プロメテウス―焔の」Op.60 等

関連商品

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
武内駿輔[単語]

提供: マリモン

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/20(土) 08:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/20(土) 08:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP