スターラスターとは (スターラスターとは) [単語記事]

スターラスターとは昭和60年(1985年)12月6日に発売されたファミコン用スペースコンバットシム（3D シューティングゲーム）。開発、発売はナムコ(現バンダイナムコゲームス)。ナムコのファミコン用オリジナルソフトとしては第一弾となる。

企画は岡本進一郎、プログラマーは湯原敦、^[1]メカデザインは遠山茂樹、^[2]サウンドは川田宏行^[3]がそれぞれ担当。

概要

ストーリー

ビッグバンが起ころうとしていた！！

宇宙は深刻な運命にさらされていた。次元を越えて侵略して来た「バッツーラ」と呼ばれる種族が、ビッグバン(宇宙の始まりの状態)を起こさせると言うのだ。宇宙を救いスターラスター(輝ける星)となるのはキミだ！ナムコがお送りする初の本格的3D スターアドベンチャーゲームです。

(スターラスターパッケージ裏より引用)

ストーリーはナムコ作品の共通設定であるUGSFに基づく。

西暦2407年、UGSFはギャラガ、ボスコニアンに次ぐ第三の侵攻勢力バッツーラを確認した。バッツーラの侵略によって多くの星系を失ったUGSFは、持ちうる技術を結集し、クエーサードライブとハイパードライブを搭載した最新鋭の戦闘航宙機ガイアを開発した。そして敵前衛機動惑星、コードネーム暗黒惑星を破壊すべくオペレーション・スターラスターが実行に移された。^[4]

ゲームシステム

ゲームモード

はじめにスタート画面で以下の3つのモードから1つを選択する。

TRAINING	初級。シミュレーション訓練モード。
COMMAND	中級。実戦編。TRAININGよりも敵機の数と攻撃力が増している。
ADVENTURE	上級。7つのキーワードを集めて地球に戻ると破壊目標である暗黒惑星が登場する。

移動・戦闘

ゲーム画面は主人公の乗るガイアのコクピットと、コクピット越しに見える暗黒の宇宙空間のみで、コクピットの中心部に搭載されたレーダーを見ながら宇宙空間を移動していく。ゲーム開始直後はマップモードで表示される。マップモード時のレーダーに表示されているものの意味は以下のとおり。

△	自機。
E	敵編隊の居場所。ここに移動すると敵との戦闘になる。COMMANDとADVENTUREではBボタンを押すとフォトントーピドー(光子魚雷)で敵機を一網打尽にできる。(回数制限あり)^[5]
B	補給基地。自機の受けたダメージを回復できる。敵の攻撃を受けて破壊されることがある。
*	惑星。敵の攻撃を受けて破壊されることがある。
//	アステロイド。

移動したい箇所に+を重ねてAボタンを押すとその位置にワープする。戦闘空間にワープすると自動的にコンバットモードに切り替わり、レーダー部分に三角形が表示される。三角形の頂点が自機の機首に相当し、三角形の範囲がコクピットから見た前方の視界になる。^[6]視界に入った敵機に画面上の+で照準を合わせ、プラズマビームを撃ち込んで敵を倒していく。すべての敵機を撃墜すればゲームクリアとなり、戦績が表示される。敵の攻撃を受けるとENERGYやSHIELDが減少する。ENERGYが0になるとゲームオーバー。補給基地に行くとENERGYやSHIELD、フォトントーピドー等が回復できる。

用語^[7]

特定のイベントでコクピットに英文が表示される。内容と意味は以下のとおり。

BASE LOCK ON	補給基地と自機が連結され、補給・修理が出来る。
BEAM POWER UP	プラズマビームをパワーアップ。
SHIELD POWER UP	シールドをパワーアップ。
REACTOR POWER UP	原子炉の出力がパワーアップ。機動性が向上。
SUPPLY COMPLETE	燃料補給、修理の完了。
PHOTON CHARGED	フォトントーピドーの補充完了。
DEFEND BASE	補給基地が攻撃を受けている。
DEFEND PLANET	味方惑星が攻撃を受けている。
BASE EXP LODED	基地が破壊された。
GET KEY ◯◯◯	キーワード入手。
RED ALERT	全モジュール損傷。