ストライクウィッチーズオーロラの魔女とは (ストライクウィッチーズウィッチーズオブオーロラとは) [単語記事]

『ストライクウィッチーズオーロラの魔女』（STRIKE WITCHES WITCHES OF AURORA）とは、「ストライクウィッチーズ」シリーズのコミック作品である。全2巻。

概要

『オーロラの魔女』は、スオムス空軍のトップエースにして未来予知の持ち主、”無傷の撃墜王”ことエイラ・イルマタル・ユーティライネンが＜ストライクウィッチーズ＞に参加する以前、極北の故郷スオムスを護った戦いの日々と飛行第24戦隊の個性豊かな仲間たちを描いたスピンオフ・コミックである。

本作では、タイトルロゴのウィッチシルエットは主人公エイラが担当する。

あらすじ

1942年、北欧スオムス。
1939年の“冬戦争”勃発以来、間断なく続くネウロイの侵攻に晒されてきたこの小国を護るべく奮戦するウィッチたちの中に、スオムス空軍第24戦隊の姿があった。

クールで沈着な指揮官エイニ・アンティア・ルーッカネン少佐を筆頭に、装備も補給もけして潤沢とはいえないながらも優秀なウィッチの揃ったこの部隊が、襲い来るネウロイから故郷を護り通すことになる。

登場人物

スオムス空軍第24戦隊

スオムス空軍のウィッチ部隊のひとつ。ベルツィレ基地に駐留し、ペテルブルグ方面からのネウロイに備える。主要なメンバーの他にも訓練途上のまだ幼いウィッチを含めて多くの人員を抱えているが、小国スオムスゆえ装備は旧式のF2Aバッファローが多く、補給も十分とはいえない。

エイラ・イルマタル・ユーティライネン　Eila Ii mat ar JUUTILAINEN: スオムス空軍准尉。通称“イッル”。固有魔法“未来予知”の使い手でスオムスのトップエース。
しばしばニパをからかって遊んでいるなど悪戯好きで調子の良い性格の持ち主だが、”未来予知”を活かしきる高い戦闘技倆を持ちニパやハッセ、ラプラとともに部隊戦力の中核として活躍する。
ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン　Nik ka Edv ardine KATA JAINEN: スオムス空軍軍曹。通称“ニパ”。エイラの親友で、“ツイてないカタヤイネン”のあだ名がある不運体質。
思うように戦果を挙げられずコンプレックスを抱いていたが、戦いの中、自らを庇ってハッセが負傷したことをきっかけにして自分に足りないものに気づき、ウィッチとしての成長を遂げる。
ハンナ・ヘルッタ・ウィンド　Hanna Hertta WIND: スオムス空軍少尉、第24戦隊戦闘隊長。通称“ハッセ”。エイラの戦友でニパそっくりの外見を持つ。
ウィッチとしての技倆もさることながら、人当たりがよく指導力も高いため後輩たちから慕われる人格者。ニパの潜在能力を見抜いて高く評価しており、自身の負傷をきっかけに改めてニパと親友となる。
ラウラ・ニッシネン　Laura NISSINEN: スオムス空軍少尉。通称“ラプラ”。エイラの戦友にして冷静寡黙な第24戦隊のナンバー3。
感情をあまり表に出さない謹厳な性格で、不言実行を常とする頼れるエース・ウィッチ。
とはいえ年頃の女の子らしく甘いものには僅かに相好を崩すところも見せる。
エイニ・アンティア・ルーッカネン　Eini Ant ia LU UK KANEN: スオムス空軍少佐、第24戦隊指揮官。“常勝のルーッカネン”の異名を持ち、エイラたちを導く先達者。
無数の戦闘経験を持つ歴戦の古強者であると同時に、熟練の戦闘指揮官でもあり、戦場で鍛えられたその戦術眼はスオムスの空を護るという点において他の追随を許さない。