ストローとは、
当記事では(1)の管について記述する。
本来のストロー(straw)の意味は麦わらのことであるが、日本では飲料用の道具一択として、英語圏でも現在はdrinking strawの略称として使われている 。
ストローで液体が吸い上げられる原理は、管を吸うことで管内の気圧が下がり、液体水面にかかる大気圧との差によって管内の水面が押し上げられることにより吸い上げられる。そのため大気圧の無い場所では吸い上がらないし、吸い上げられる高さに限界がある(水の場合、1気圧では10.3mほど)。もちろん普通にストローで吸い上げているだけではこのような状況にはならないが。
多くがポリプロピレン等のプラスチックで作られていて長さや太さは様々。飲みやすいように一方が蛇腹となっていて曲げられるものや、パック売りの飲料付属として伸長するギミックを備えたタイプのもの等がある。
使い捨て製品として大量生産されているため、100円ショップで売られている定番アイテムの1つとなっている。
ストロー1本ごとに個包装されているものも多い。
プラスチック製品が普及してからは、飲食業界では大量生産された使い捨てのプラスチック製ストロー(プラストロー)が一般的となっている。
しかし近年は、地球環境を汚染するゴミとしてプラスチック製品のゴミ「プラごみ」が挙げられ、飲食店のストローがその代表として注目されるようになった。 [1]
そのため2010年代以降は、植物原料を増やしたバイオマスプラスチックや紙ストローを始めとする代替材料でのストローなど、プラスチックに頼らないストロー製品を模索する動きが広がっており、企業がプラストローを廃止したり、プラスチック製品を禁止品目に指定する国も出てきている。 [2] [3] [4]
実はプラスチック以外にもストローは存在する。
種類 | 説明 |
---|---|
紙ストロー ![]() |
紙を材料としたストロー。個別の記事があるためそちらを参照。 地球環境に良いとされて現在普及が進められている。 |
草ストロー | 麦わらやレピロニア [5] など、中空になっている植物の茎を用いた天然のストロー。プラストローの廃止や紙ストローの欠点を受けて再注目されており、ある意味では原点回帰(Straw)とも言える。 [6] [7] |
金属ストロー | 金属などで作ったストロー。そのままの形もあれば伸縮式などもある。これまでのような使い捨てではなく付属ブラシで洗うことでの再使用を想定しているという。 [8] [9] |
シリコンストロー | シリコンで作ったストロー。金属と同じく洗うことでの再使用を想定しており、開いて洗うことや丸めて収納することもできるという。 [10] |
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最終更新:2025/04/22(火) 06:00
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