スピンギア・STEP2 単語


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ステップツー

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STEP2(ステップ・ツー)とは、スピンギアが販売するヨーヨーの名である。

概要

2018年発売。
スピンギアの「My First Yo」シリーズ第3弾。

スピンギア・Step1」がルーピング寄り初心者向けなのに対し、本機はストリング寄り。

グラビティ・プル」が容易にできるほど戻りがよく、巻き取りにもさほど苦労しない。
一方、初心者向けとしては重めの重量のおかげで「スリーパー」も安定して行うことができる。絶妙に調整されたレスポンスにより、手を引くとゴム紐のようにクイックに戻る。
STEP2」「STEP3」は、共通で「気持ちよく戻る」テーマとしており、本機は底して初心者を向けたことによってそれを体現しているといえる。

構造

形状はHプロファイルのラウンド形状。直径は若干小さめであり、持ちやすさが重視されている。

材質は厚のポリカーボネートで、重量は66gと重めになっている。

軸留めにナイロンナットを採用しており、ごくわずかギャップ幅を調整できるようになっている。

本機の金属スペーサーは、レスポンスパッドの下に入り込むような構造になっており、空中分解したときのスペーサー紛失を防いでいる。

サイドキャップは、往年のヨーヨージャムを想起させる化ビニールの箔押し。
初期版では箔押しがオモテ面に施されていたため、ハゲやすかったが、後期バージョンでは裏面になったため、その心配はなくなった。

機種

現在のところ2機種存在し、に軸周りが異なる。

  • スピンギア・STEP2(2018)
  • スピンギア・STEP2(2023)

2018年版

ではなく通常のサイズCベアリングを搭載し、スペーサーの座繰りを深くすることでギャップ幅を狭めているモデル。通常の方法ではバインド仕様にすることができず、ベアリングシムを入れる必要がある。

パッドも分厚いゴム製であることからギャップ幅が極端に狭く、「ブレインツイスター」などのマウントを伴う技は非常にやりにくい、全に初心者向けチューンである。

その代わり、手をちょっと引くだけでゴム紐のように気持ちよく戻り、重量のあるボディも相まって「投げて、スリープして、引き戻す」が気持ちよくできるヨーヨーだった。

初心者向けモデルとしての役割は「スピンギア・スピンガジェット」に譲ったため、一旦生産終了。2023年版に切り替わった。新発売後も、初心者に貸す用や「リーチ・フォー・ザ・ムーン」の練習用に使いがあるし、(今後別売りされるであろう)スペーサーだけ交換して2023年仕様にすることもできる。

2023年版

滑りが皆無に等しかった2018年版から軸周りを改良し、滑りと戻りを両立させた仕様に変更された。

スペーサーを変更し、サイズDベアリングを搭載した。パッドを通常のYYF大径サイズにしたことで、よく戻るしよく滑る、引き戻しヨーヨーとして理想的なレスポンスを得た。これは「スピンギアメタルピンガジェット」と同様の仕組みである。第1期ハイパーヨーヨーの「ハイパーレベル」にあたるストリングトリックならば難なくこなせるだろう。

プラスチックを採用している都合上、近年のモデルとしてはブレが大きいので、リジェネレーションを多用するトリックにおいては丁寧なプレイが必要である。

バインド仕様への変更はすこし変わっており、ショップからはサイズD凹型ベアリングに変更するようにアナウンスされている。

開発秘話

本機は「スピンギアSTEP3」よりも後に発売された。

STEP2」の開発2016年からスタートしており、本来はこちらを先に発売する予定だったが、プラスチック機種は金発注する都合上開発に時間とコストがかかる。さらに2017年スピンギアを取り巻く諸事情により、発売が2018年までずれ込んでしまった。

まず、一般的なプラスチックヨーヨーの構造は、プラスチック製品のセオリーに反することが多い。
本機は一般的なプラスチック機種同様、ボディ厚にすることで重量を稼いでいる。しかしこの構造は、冷却に時間がかかる上にヒケという収縮の度合いが大きいため、安定した製造が難しい。
また、重量バランスのために、インジェクションゲートをボディ内側の中心部に取っている。そのため、フチ部分にゲートを取った場合にべて金1つあたりの製造数が少なくなり、生産効率が悪い。
このような製品を快く引き受ける工場がなかなかなかった事が原因の一つ。

また、これに前後して「Step1」の工場を移ったが、「STEP2」の製造は「Step1」でノウハウを得てからにしたいと工場側から提案され、プロジェクトを休眠させることになった。

そして最大のイレギュラーが、2017年ハンドスピナーブームである。
(株)そろはむ史上最大規模でありながら、短期間で終わると予想されたそのブームに対応するため、ヨーヨーなど他のスキルトイ開発ストップしてしまい、再開が2017年後半までずれ込んだ。

しかし、2018年東京おもちゃショーには間に合うようにスケジュールが組まれており、結果、2018年大会に前後する時期に発売が可となった。

関連機種

My First YO シリーズ

初心者向け引き戻し機種

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ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

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