当項目では2について記述する。
1983年にアメリカのマイクロ・グラフィック・イメージ社、翌年権利が移ってブローダーバンド社よりほぼ同じ内容が発売されたゲーム。初めて発売された機種はアタリの「Atari 400/800」というハード。その後はいろんな機種に移植される。
タイトルの「スペランカー」とは「無謀な洞窟探検者」を意味する。なお、十分な知識や装備を持った上で洞窟探検を行う者は「ケイバー(英:caver)」と呼ばれ、特に海外ではスペランカーとは厳密に区別される。
日本では、後述するファミリーコンピュータ版のスペランカーの印象が強いため、「スペランカー=虚弱体質」というイメージが定着しているが、主人公がすぐ死ぬのはファミリーコンピュータ版だけである。
元気なおっちゃんがガンガン洞窟を冒険する横スクロール型アクションゲーム。
その後、日本では1985年にアイレムよりFC版が発売された。日本でスペランカーと言えばこのゲームを指すことが多い。当時アイレムのカセットには何故か赤い発光ダイオードがついており、スペランカーもその例外ではなかった。
FC版では、主人公()が少しの段差(キャラクターの身長16ドットに対し、15ドット以上の落差。リアル世界に換算すると、およそ150cm程度)を飛び降りるだけで死ぬという近年のゲームでは見られない、やや理不尽な難易度に変更されている。
それはFC版は、主人公の耐久力を意図的に低く設定し、それを軸にしてステージを構築した作品であるからである。つまり主人公が弱いのは仕様である。そのため難易度は高めとなっているが、作りが雑なゲームではない。
ゲーム自体の難易度の高さや何もない空中で落下死するシュールさも相まって「スペランカー=すぐに死ぬ」という図式が広まり、そのネタ性がスペランカーの知名度を広げた面もある。
それによりクソゲーの代表格として扱われることもあるがゲームとしては面白いと言う意見も多く、名作ではあってもクソゲーでは無いという意見も多い。
近年のアクションゲームでは主人公がちょっとの段差から落ちただけで死ぬのは稀であるが、アクションゲームの大先輩であるマリオも過去作ではスペランカー程ではないが、ちょっとの高さから落ちても死んでしまうように難易度調節されていたこともある(ドンキーコング等)。
しかしながらスペランカーほどの虚弱体質をネタにされる作品はそうそうなく、しばしば比喩表現としても使われるため非常に特徴的な作品と言える。
スポーツなどでよくケガをする選手に対して「スペランカー」とあだ名が付けられるのもこの理由である。
→多村仁
なお、ネット上ではよく「膝くらいの高さから落ちても死ぬ」などと書かれていることが散見されるが、いくら何でもそれは大きな誤りである。スペランカーはそこまで弱くない。例えば、駅のプラットフォームから線路めがけて飛び降りるくらいの高さなら死なないのである。…しかし、乗用車の屋根の上から飛び降りると、車種によっては致命傷になるかもしれない。それくらいの耐久力である、と覚えておけばわかりやすいであろう。
実はこのゲーム、映画『グーニーズ』の版権を獲得してグーニーズとして売るつもりだったのである。それがコナミに先を越されて成約しなかったので、グーニーズの公開時期に「便乗して売ろう」ということで大急ぎで完成させた作品だった(コナミの『グーニーズ』より2ヶ月先行した)。
コナミのグーニーズほどの売上は上げられなかったものの、結果的にスペランカーという財産が残って良かったと、当時アイレムに在籍していたスコット津村氏は語っている。
1986年にはアーケード版の第2作「スペランカーII 23の鍵」が、1987年にはFC版の続編「スペランカー2 勇者への挑戦」が発売された(津村氏個人としては、2をスペランカーとは認めていない)。ちなみにこの「勇者への挑戦」、カセットに赤い発光ダイオードがついていたソフトとしては最後のものである。
2007年8月にはWiiのバーチャルコンソールでFC版が配信された。後にニンテンドー3DS、Wii Uでも配信されている。
2009年3月にはPLAYSTATION3のダウンロード専用ソフト「みんなでスペランカー」としてFC版がリメイクされた。2010年1月には、「みんなで」に新要素を加え難易度を上げた続編「みんなでスぺランカー ブラック」も製作されている。
2012年にはアイレムの事業縮小に伴い、スペランカーシリーズのソフトが配信停止になる可能性があったが、FC版開発者のひとりであるスコット津村氏が設立した会社「Tozai Games」に権利・発売元を変更して配信が継続されており、以降はここからスペランカーシリーズが配信されている。
2013年にはPS3/PSVitaのダウンロード専用ソフト「スペランカーコレクション」が配信された。オリジナル版(ブローダーバンド社版)に加え、アーケードやファミリーコンピュータなどで発売された4本の「スペランカー」が1本にまとめて収録されている。
2015年にはPS4/PSVitaで「みんなでスペランカーZ」が配信された。配信元はスクウェア・エニックス。PS4とPSVitaでクロスプレイ、クロスセーブが可能である。
2017年、「みんなでワイワイ! スペランカー」がNintendo Switch用タイトルとして発売された。
アイレムのサイトにはそのひ弱さをネタにした「スペランカー先生」という4コマ漫画が連載されている。
ステージBGMが元千葉ロッテマリーンズ・諸積兼司の応援歌(安打時)として使われていた。
なお、2009年3月16日から5月18日までの約2ヶ月間、JOYSOUNDで公式歌詞を募集していた。
スペランカー メインBGM | ![]() |
---|---|
スペランカー やられBGM | ![]() |
掲示板
309ななしのよっしん
2023/01/03(火) 21:49:45 ID: A3oMgVjRMj
>>302
魔界村叩いてる人こそネットの悪質な罵倒ミームに乗ってるだけじゃない。しかも彼らは魔界村と名の付く動画や実況にいちいち現れて叩き始めるから本当に迷惑だし。
「○○こそ真のクソゲー」とかいう対立煽りのだしにして荒らされるよりスペランカーがクソゲーの帝王でいてくれたほうがいい。
310ななしのよっしん
2023/01/03(火) 22:19:34 ID: A3oMgVjRMj
97年にはスペランカーを愛すべきクソゲーとして紹介してるサイトがあって、少なくとも2chができるより古くからそう言われてたんだよね。
その後に悪質対立まとめによってクソゲーコンテンツがゲハの寄生先になってしまったという経緯があって、クソゲーという言葉から愛すべきというニュアンスが消えてしまった。
対立まとめによって過激化する以前のクソゲーサイトなんて今読むとごく普通のゲームレビューでしかなかったし、絶対否定のための言葉ではなかったんだよね。
「〇〇こそ真のクソゲー」の人たちは絶対否定の意味でつかってるでしょ。
311ななしのよっしん
2023/02/04(土) 12:07:28 ID: pTtA8QXYmX
>>291
"スーパーマリオみたいな本物のメジャーに比べるとやっぱり「変」なゲームではあるわけよ。"
"トーシローが洞窟にホイホイ潜って死にまくるという設定からしてバカだし、演出的にも割と尖ってるわけだから。"
バカゲーがどうとかいってるけど、じゃあ同ファミコン時代にリリースされてた「謎のナスが徘徊してる建物を業者がハンマーと爆弾使って解体するゲーム」とか
「風船二つ体にくくりつけて飛びながらひたすら進んでいく目的不明のゲーム」
とか
「鎧を着た頼もしそうな主人公なのに敵の攻撃にあたっただけでパンツ一丁になるゲーム」
とか独特な設定が盛り込まれているゲームは他にも沢山あったと思うけどこれらは別に「バカゲー」とは言われてねーじゃん。
ゲームの「変な」「現実離れしている」要素は別にクソゲーバカゲーかどうかを判断する要素に直結しないってそんなんサルでもわかるわ。
つーか本当に「バカ」なのは浅い知識しかないくせに的外れ
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
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最終更新:2023/04/01(土) 07:00
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