スポア・スポーンとは、スーパーファミコンソフト、「スーパーメトロイド」に登場する中ボスである。
通称スポスポ。
惑星ゼーベスの地下、ブリンスタ植物密生エリアの奥に潜む巨大な植物型のモンスター。
スペーツパイレーツの遺伝子操作によって誕生した生体兵器である。
部屋の中央から伸びる体を∞の形に動かし、それによる接触と撒き散らす胞子によって攻撃する。
外殻は非常に硬く、ときたま覗かせる体内部にミサイルを撃ち込むことでしかダメージを与えられない。
一見すると逃げ場が無いように見えるが安全地帯があり、胞子は撃ち落せばミサイルを補給できるので落ち着いて対処すれば苦労しない。
普通にプレイしていればプレイヤーが始めて相対することになる巨大ボスで、序盤ゆえサムスの装備も貧弱なので操作に慣れていないと苦戦してしまう、典型的な初心者キラーの特性を持っている。
倒して先に進めば強力な武器「スーパーミサイル」が手に入り、各地の緑ゲートを解放できるようになる。
それは通常プレイの話で、スーパーメトロイドの醍醐味であるタイムアタックだと状況は違ってくる。
前述の通りスーパーミサイルが無ければ新たなゲートを開くことができないのだが、特殊なテクニックを使うことで他の場所にあるスーパーミサイルが入手できてしまう(所謂シーケンスブレイク)。
そのためわざわざ時間のかかるスポア・スポーンに挑む必要がなくなってしまい、ことごとく無視される。
しかも件のテクニックの一つ「丸まりダッシュ」は比較的操作が簡単で、少し練習するだけでマスターできてしまう。
スポア・スポーン戦回避はスパメトTA初心者でもすぐ可能な基本のシーケンスブレイクである。
アイテムをすべて回収する100%プレイならば奥のスーパーミサイルも無視できまい・・・と思うかもしれないが、出口のほうから進入されてしまうので、結局放置されて惑星と一緒に爆破される運命である。合掌。
100%マッピングにおいては全ての部屋を制覇しなければならない為スポア・スポーンと戦うのは必然である。
が、全てのビームを装備したサムスには一撃で倒される。
そんな本編での扱いの鬱憤を晴らすかのごとく、改造メトロイド(ハックロム)では強制的に戦闘になるようマップ設定されている場合が多い。
鳥人像
必須アイテム「ボム」を入手すると部屋に閉じ込めて襲い掛かってくる鳥人族の防衛機構。
しかし最速で部屋を出れば閉じ込められることなく戦闘を回避することができてしまう。
長らく日本版ロムではできないとされていたが最近になって可能なことが証明された。あーもう!
旧記録のTASやRTAならば出番はある。初ボス且つその登場シーンからトラウマになった人多数。
クロコマイアー
ノルフェアの中ボス。一見するとグロい外見だが動きがなんとなくカワイイと評判である。
連続でダメージを与えて後退させ、酸の海に落とせば勝利。しかしその後・・・
any%、low%プレイならスルーされるが100%プレイでは無視することができない。スポスポとは違うのだよ。
ちなみに、攻略サイト等では「クロコマイヤー」と誤表記されている事が多い。
当記事も10年以上も間違ったまま放置されていた。不憫・・・
ボツーン
マリーディアの奥に生息する中ボス。見た目、名前ともにウツボを連想させる。
ドレイゴンの部屋に行くためには必ずボツーンを突破しなければならないので、
中ボス勢の中では群を抜いて出番に恵まれている。瞬殺だけど・・・。BGMはスポスポと同じもの。
鳥人像のパワーアップバージョン。突如上から降ってきてまたもやプレイヤーをびびらせる。
強敵だが倒せば最強クラスの武器「スクリューアタック」を入手できる。
登場する部屋自体にもアイテムがあるので100%プレイではもちろんスルー不可。
また、最近になって「GTcode」なる裏技が発見され、俄然注目度が上がった。
エテコーン&ダチョラ
通称師匠。プレイヤーにキッククライムとシャインスパークのヒントを教えてくれる、貴重な仲間キャラ。
最後の脱出の際に助力することで爆発するゼーベスから無事逃げてくれる。
スピードランではもちろん放置され、スポスポとともに爆殺される・・・
が、後のストーリーであるフュージョンに登場するため生還するのが正史のもよう。スポスポ、孤独なり。
メトロイドゼロミッションにて登場する、ノルフェア深部「RIDLEY」の中ボス。
スポスポと同じく倒すとスーパーミサイルを獲得でき、シーケンスブレイクでスルー可能なのも同じ。
しかし、スポスポと異なりボス部屋内にスーパーミサイルタンクがあるため、100%プレイではスルー出来ない。やはりスポスポは孤独であった。
ドロギーガ
メトロイドドレッドにて登場する、海洋エリア「バルエニア」のボス。
同じ植物型のモンスターであること、ゆらゆらと落下する物体を落として攻撃、外殻の中に弱点が存在すること、倒した後は硬質化すること、その後に手に入る直近のパワーアップアイテムがスーパーミサイルであることなど、スポア・スポーンを彷彿とさせるような共通点を多数持ち合わせていたが、ここまでであればなんとなく似てるなぁくらいのものであった。
しかしこのボスをスルー可能なシーケンスブレイクが発見されてしまい、スポア・スポーンと同様に戦わずしてクリア可能であることが判明し一躍話題に。
そのためドレッドのスポスポ枠、スポスポの後輩などと言われるようになったとかならなかったとか。
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最終更新:2024/04/23(火) 21:00
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