スリードラゴン・アンティ 単語

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スリードラゴンアンティ

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スリードラゴン・アンティとは、Wizard of the Coastより発売されている米国製のカードゲームである。
同社から発売されているTRPGダンジョンズ&ドラゴンズ」の世界で、場などで遊ばれているカードゲームと設定されている。ちなみに、世界観やD&Dとの関わりなどの舞台背景の描写は同梱のルールブックにも記載がある。

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「劇中に存在する特有の物品」が垂の物である記事主にとってはかなり美味しいカードゲームであるが、それは駄な情報である。

商品概要

この商品はスリードラゴン・アンティの全日化版であり、貨として使われるチップも付いてくる。ただし、シートから切り抜くタイプ製のショボイチップなので、本格的にやるつもりなら別途チップを用意した方がいいだろう。また、装丁は開封済みのデッキチップ携帯するには向かないので、TOG用のデッキケース(ついでにスリーブも)を一緒に購入すると幸せになれる。

セット内容には、以下が含まれる。

一応ルール概要とかカードリストとかは記載するけど、既にだいたい把握した人の為の再確認用程度なので、下の紹介動画を見た方が手っ取りいと思うよ。この記事の記述内容も下の動画からだし。

紹介動画

ルール概要

注意:このルールは全て第一作「スリードラゴン・アンティ」のものであり、続編である「Three-Dragon Ante: Emporer's Gambit: A D&D Game (4th Edition D&D)exit_nicoichiba」では多くのルールが変更されています。本項では全て第一作準拠で記載しています。

ゲームの開始

プレイヤーは、50ゴールド分のチップを受け取り、カードを6枚引く。

ガンビットを始める

プレイヤーは、手札から1枚のアンティ(賭け札)となるカードを選ぶ。
最も強度の高いアンティを出したプレイヤーが第1ラウンドのリーダーとなる。最も高い強度のカードが複数ある時は無視して、次に高い強度のカードを出したプレイヤーが第1ラウンドのリーダーとなる。全て同じ強度の場合や、次に高い強度のカードも複数あった場合等、第1ラウンドのリーダーが決められないときはアンティを捨札にし、全員カードを1枚引いた上で再度アンティを出す。
プレイヤーは最も高いアンティの強度分のゴールドを掛けに支払う。

ラウンドを進める

最初はリーダーターンリーダーは手札からカードを1枚出し、そのを誘発する。
その後は、時計回りの順番に各プレイヤーターンを進行する。
リーダー以外のプレイヤーの出すカードは、直前のプレイヤーに出されたカードの強度以下だった場合のみが誘発する。
プレイヤー全員に1回ずつターンが回ると、ラウンドは終了する。
このラウンドで最も強度が高いカードを出したプレイヤーが、次のラウンドのリーダーになる。最も高い強度のカードが複数ある時は前のラウンドのリーダーが再度リーダーになる。

ガンビットの終了

3回のラウンド終了後、最強の編隊(場に出したカードの強度の合計値が最も高いことをす)を持つプレイヤーが1人の場合、ガンビットは終了し、そのプレイヤーガンビット中に賭に支払われたゴールドを総取りする。また、賭が全て盗まれた結果0になった場合、勝者なしで即座にガンビットは終了する。(シーフで賭が0になる場合、コストによる捨て札で手札が0になってもカードを購入する事は出来ない)
その後、全ての編隊、アンティカードを捨て札にし、各プレイヤーカードを2枚ずつ引く(手札の上限は10枚)

ゲームの終了

いずれかのプレイヤーが、ガンビット終了時に持ちゴールドがなくなると、ゲームは終了する。ゲーム終了時に、最も多くのゴールドを勝ち得たプレイヤー勝利する。

ルール補足

負債について

持ちゴールドガンビット中に足りなくなった場合、不足分は負債としてガンビット終了まで続行する。
この負債は、ガンビット中に収入があった場合に、古い負債から順に返済する義務がある。
ただし、負債のあるプレイヤーガンビット勝利した場合は、負債を踏み倒す事が出来る。
また、負債を残したままガンビットが終了しゲーム終了となった場合、負債は不渡りとなり順位決定時の持ちに含める事は出来ない。
ただし、ルールブックには「(略)住人は借用明書をめるでしょう」とある。
これを額面どおり解釈して適用するならば、「ゲーム中に残った負債は次回ゲーム開始時の所持(50ゴールド)から返済する」とすることもできる。

もちろん、リアルマネーゲームであれば順位決定には関係なくても、清算時には負債分も請できるということを意味する。

カード購入について

自分のターン開始時に手札が1枚であるか、もしくはいずれかのターン中に手札がなくなった場合、カードを購入しなければならない。
カード購入時は、まずカードを1枚めくり、そのカードの強度が価格となる(このカードは捨て札になる)
カード価格分のゴールドを賭に追加し、その後手札が4枚になるまでドローする。

なお、通常は盗賊コストカードを捨てて手札を使い切った場合もカード購入を行うが、
盗賊を誘発した結果賭が0になった場合は直ちにガンビットが終了するためカード購入が行えない
(このときはガンビット終了時の2枚ドローが優先されるため、そしてドローした結果購入条件を満たさなくなるため)
手札2枚でガンビットを開始する一のケースでもあり、注意が必要である。

相殺

本作における矛盾解決の概念が「相殺」である。ある条件に該当する者が複数居た場合はそれらは互いに打ち消し合う。すなわち、

など。

ローカルルール

ゲームをより面くするためのローカルルール紹介します。
この中の一部は、ルールブックにも「選択ルール」などとして記載されています。

カードリスト

レッドドラゴン 強度:12・10・8・5・3・2
最強の編隊を持つ対戦相手は1ゴールドをあなたに払う。そのプレイヤーの手札から作為にカードを1枚もらう。』
(このときにもらうカードは非開)
ゴールドドラゴン 強度:13・11・9・6・4・2
『あなたの編隊にある善のドラゴン1枚につき1枚のカードを引く』
(善のドラゴンには、プリンセスアークメイジでコピーしたを誘発するのでない限りこのカード自身も含まれる。以下同様)
ブルードラゴン 強度:11・9・7・4・2・1
『次のうち1つを選ぶ:
「あなたの編隊にある悪のドラゴン1体につき1ゴールドを賭から盗む」;
「各対戦相手はあなたの編隊にある悪のドラゴン1体につき1ゴールドを賭へ払う」』
(悪のドラゴンには、アークメイジでコピーしたを誘発するのでない限りこのカード自身も含まれる。以下同様)
シルヴァードラゴン 強度:12・10・8・6・3・2
『自分の編隊に善のドラゴンが1体以上いるプレイヤーはそれぞれ、1枚のカードを引く』
グリーンドラゴン 強度:10・8・6・4・2・1
『あなたの左隣の対戦相手はこれより、手札からこのカードより強度の低い悪のドラゴン1枚をあなたに与えるか、または、あなたへ5ゴールドを払うかをする。』
カードを渡す際、そのカードは全プレイヤー開する。)
ロンドラゴン 強度:11・9・7・6・3・1
アンティカードのうち、最も強度の低いもの2枚をあなたの手札へ加える。』
(同強度のカードがある場合、上記ルールに反しない範囲で任意に選ぶことが出来る)
ブラックドラゴン 強度:9・7・5・3・2・1
『2ゴールドを賭から盗む。』
カッパドラゴン 強度:10・8・7・5・3・1
『このカードを捨て札に置き、山札の一番上のカードと置き換える。そのカードは、強度に関係なく誘発する。』
ホワイトドラゴン 強度:8・6・4・3・2・1
『いずれかの編隊に定命の存在がいる場合、3ゴールドを賭から盗む。』
ブラスドラゴン 強度:9・7・5・4・2・1
最強の編隊を持つ対戦相手は、自分の手札からこのカードより強度の高い善のドラゴン1枚をあなたへ与える、または、5ゴールドをあなたへ払う。』
カードを渡す際、そのカードは全プレイヤー開する。また、あなたの手札が10枚である時に対戦相手がカードで支払う事を選択した場合は、与えるべきカード開して元に戻す事でカードで支払った事になる。)
ドラコリッチ 悪 アンデッドドラゴン 強度:10
『場の編隊のいずれかの悪のドラゴンコピーする。』
(強度は変化しない。また、い字で表示されたドラゴン格はコピーされない)
ティアマト 悪 ドラゴン 強度:13
ドラゴン格-ティアマトは、ブラックブルーグリーンレッドホワイトドラゴンとして数える。
あなたは、自分の編隊にティアマトと善のドラゴンが入っているかぎり、現在ガンビット勝利できない。

(現時点ではエラッタは発行されていないので、エンペラーズガンビットの悪のドラゴンとしては数えられないことに注意)
バハムート 善 ドラゴン 強度:13
『善と悪両方のドラゴンが自分の編隊にあるほかのプレイヤーはそれぞれ、あなたへ10ゴールドを払う。
ドラゴン格-あなたは、自分の編隊にバハムートと悪のドラゴンが入っているかぎり、現在ガンビット勝利できない。
アークメイ 定命の存在 強度:9

『1ゴールドを賭へ払う。アンティカード1枚のコピーする。』
(強度は変化しない。また、い字で表示されたドラゴン格はコピーされない。新カードの「アンティでの効果」もコピーされない。)

ドラゴンスレイヤー 定命の存在 強度:8
『1ゴールドを賭へ払う。いずれかの編隊から、このカードより強度が低いドラゴンを1体を捨て札に置く。』
ドラゴンと名は付いていてもドラゴンタートルは捨て札に出来ないことに注意)
シーフ(盗賊) 定命の存在 強度:7
『7ゴールドを賭から盗む。あなたの手札からカードを1枚捨てる。』
(この効果で手札がくなったと同時にガンビットが終わる場合、ガンビット終了時の手札補充の方が手札購入より先に来ることに注意)
ドルイド 定命の存在 強度:6
『1ゴールドを賭へ払う。このガンビットは、最強の編隊を持つプレイヤーの代わりに、最弱の編隊を持つプレイヤー勝利する。』
プリースト(祭) 定命の存在 強度:5
『1ゴールドを賭へ払う。あなたは、他のプレイヤーの代わりに、このガンビットの次のラウンドのリーダーになる。』
ロングデッキ使用時など、同じガンビットで複数回誘発した場合は後から誘発した方が優先される)
プリンセス(王女) 定命の存在 強度:4
『1ゴールドを賭へ払う。あなたの編隊にある善のドラゴンは、それぞれ誘発する。』
(誘発すべきドラゴンが居なくても1ゴールドの支払いは発生する)
フール(愚者) 定命の存在 強度:3
『1ゴールドを賭へ払う。あなたの編隊よりも強い編隊を持つプレイヤー1人につき1枚のカードを引く。』
カードを引けないときでも1ゴールドの支払いは発生する)

注意:一つの編隊で役を成立させることが出来るのはそれぞれの役について1回だけである。
同時に2組の同一強度編隊を完成した場合、完成したプレイヤーが有利な方を選択して成立とすることとなる。

単色編隊
3枚の同じ色のドラゴンによる編隊を完成させた場合、その編隊の2番に大きいドラゴンの強度と同じだけの貨を各対戦相手から勝敗に関係なく受け取る。
同一強度編隊

3枚の同じ強度のドラゴンによる編隊を完成させた場合、勝敗に関係なくドラゴン1体の強度と同じ貨を賭から盗み、アンティから好きな枚数を手札に加える。

事実アンティ総取りではあるがテキスト上は「好きな枚数」であるため、実質的には「加えても良い」と解釈していい。例えば、ガンビット終了直前に手札が多くなりすぎ、あまり欲しくないカードアンティにあってこれを取ると2枚ドローが行えなくなるという場合などは、あえて取らないという選択もできる(ブロンドラゴン誘発では「取れない」という状況はあるが「取れるのに取らない」という選択は行えない)。総取りしない場合でも、好きなカードを選んで取ってよい。

技能

プレイヤーは2つの『技』を選択して、使用できる。(<ワイルドカード>を選択する場合は、1つのみ)
プレイヤーが選択した『技』は情報である(この選択ルールを採用する場合、『技』を示すトークンカードを作っておくとよい。このとき、<ワイルドカード>は2枚で一つになるように作るのが望ましい)。
プレイヤーの『技』は、1ゲームを通して変化しない。

はったり
他のプレイヤー貨を2枚以上支払う場合、『技』の持ちは、1枚少なく支払うことが出来る。
(1枚の支払いや、賭への支払いは少なくする事が出来ない)
集中
アンティを決める際、『技』の持ちよりも、所持が多いプレイヤーがいる場合、賭に出す貨を1枚少なくすることが出来る。
交渉
『技』の持ちが、ラウンド開始時にリーダーだった場合、他のプレイヤー名して、リーダーを交代してもらうことが出来る。
(ラウンド開始時にリーダーでない限り、<交渉>は使用できない=他のプレイヤーの<交渉>で回ってきたリーダーを更に<交渉>で交代してもらうことはできない)
威圧
『技』の持ちは、最強の編隊を持つプレイヤー定するに対して、同強度のプレイヤーがいる限り、対から外される。
(同点のプレイヤー全員が<威圧>持ちだった場合、通常通りに扱う=いわゆる「相殺」になる)
 (訳注:プロディーラーと言った意味かと思われます)
『技』の持ちカード購入で代を決める為に、山札の1番上のカードを捨て札にする為にめくった際、山札の上から2番カードと入れ替えても良い。
(購入するカードを見てから・・・つまり、上から2番カードを見てから選ぶ事は出来ない)
意看破
いずれかのプレイヤーが、1,2ターンに同じ色のドラゴンを編隊に出した場合、『技』の持ちは、2枚ドラゴンが誘発する前に、そのプレイヤーの手札を見ることが出来る。
ティアマトと何れかの悪のドラゴンを含む場合も、同じ色と見做す)
カッパドラゴンを2枚並べて2枚カッパドラゴンが誘発する場合も、誘発前に手札を見ることが出来る)
現在エラッタは発行されていないので、ワームプリーストを含む2枚の「定命の存在」を並べた場合は同じ色とは見なされるがドラゴンではないので『技』は発動しない。ただし、新セット準拠のルールではこの削除されているが・・・)
手先の
『技』の持ちは、カードや『同一強度編隊』で、賭から貨を抜く時、さらに追加で1枚の貨を抜くことが出来る。
但し、追加の貨を抜くと賭が0になる場合は、使用できない。
ワイルドカード
『技』の持ちは、1ゲームに1回だけ、このを使用できる。
『単色編隊』の3枚として、『定命の存在』を任意の色を持つドラゴンとして、扱うことが出来る。

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