スーパーダーリンとは、容姿・性格・行動など全ての点が整っている男性を指す言葉である。
過去に流行した、いわゆる「3K(高身長・高学歴・高収入)」にも近いところがあるが、単純に「非常に素晴らしい男性」という意味で使われることも多い。性格は「包容力がある」「相手の気持ちを察する」などの点が強調されることが多く、家事の能力も高いことが多い。
もともとはボーイズラブのファンの間で使われていた。創作でのスーパーダーリンは、「10~20代なのに財閥総帥」「勉強もスポーツも全国トップ」「芸能人でもないのに数十人規模のファンクラブが存在」などの非現実的な要素を含むことがある。
特に2014~2016年ごろから「スパダリ」という略称を伴ってよく見られるようになった言葉である。Googleトレンドでの「スパダリ」は2015年ごろから増え始め、2016年ごろから急上昇している(参考)。
この言葉の初出は不詳。Twitterでは黎明期の2009年ごろから見られる(参考)ため、それ以前から「スーパーダーリン」という言葉があった可能性も高い。初期からBL(ボーイズラブ)のファンの間で使われていた。ただしこのころは知名度が低く、「スパダリって何・・・?」というツイートも稀に見られる。
2012年には硝音あやの少女漫画『スーパーダーリン!』が雑誌『なかよし』で連載されているが、「スーパーダーリン」の語の用法に影響したかどうかは不明。
2014年ごろにはすでに1日に10ツイート以上がされており(参考)、この辺りから広まっていったと思われる。
2020年現在まで、Twitter上ではBL界隈での使用例が多い。一方で、2020年10月26日のテレビ番組『スッキリ!』のように、BLに触れられずに、単なる男女の交際の文脈で使う若者言葉として紹介されることもある。実際、男性アイドルなど、他のジャンルでも使用例が見られつつある(参考)。
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最終更新:2024/04/19(金) 13:00
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