スーパードンキーコング3とは、英国レア社が開発し、任天堂から発売されたアクションゲームである。
スーパードンキーコングシリーズの3作目にあたる。
スーパーファミコン版(SFC)が有名であるが、若干仕様の異なるゲームボーイ版(GB)、スーパーファミコン版の移植に当たるゲームボーイアドバンス版(GBA)も存在する。
スーパードンキーコングシリーズ | |
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スーパードンキーコング3 DONKEY KONG COUNTRY 3 |
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基本情報 | |
ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | スーパーファミコン ゲームボーイアドバンス |
開発元 | レア |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | SFC:1996年11月23日 GBA:2005年12月1日 |
人数 | 1-2人 |
バーチャルコンソール | |
対応機種 | Wii Wii U Newニンテンドー3DS |
発売日 | Wii:2008年10月21日 Wii U:2014年11月26日 New3DS:2016年5月9日 |
ゲームソフトテンプレート |
前作に引き続き、姿を消したドンキーコングとディディーコングを探すため、ディクシーコングがクレミス島へ乗り込み、ディンキーコングと共に助けに行くというストーリーである。
スーパードンキーコング→スーパードンキーコング2の変化に比べると前作2の仕様を引き継いだ部分が多いが各所がパワーアップしており、相棒を乗せて投げる「チームアップ」はディクシーとディンキーの体格差からどちらがどちらを投げるかで性能が変化するようになった。
やり込み要素であるクレムコインはボンバーコインボーナスコインとして引き継がれ・DKコインは隠されているのではなく特殊な敵が守るようになった。今回はどちらも完全クリアに必須となっている。
ステージの構成は1本道を走り抜けていた1や2と比べ純粋な横スクロール面は非常に少なく、小屋、工場、ダクトなどはステージ自体は一本道ながらクリアまでに上下左右さまざまな方向に進むことになる。また、滝、木の中、断崖など横スクロール面と同じぐらいの数の縦スクロールの面があるのも特徴。それに合わせて仕掛けも多くなり、BGMも静かで重いものが多くなっている。
今回はステージを攻略する他にクレミス島の全体マップを比較的自由に移動でき、各地に隠されたほら穴や島に住んでいる熊たちとのイベントアイテム交換などによってバナナバードを助けるというアドベンチャー的な要素もある。解放したバナナバードはリンクリーの元に預けられ物語の最後に重要な役割を果たすことになる。
ゲームボーイアドバンス版でリメイクされたが、BGMが全て変更されていたり、「パシフィカのたきつぼ」というスーパーファミコン版にはないステージが追加されている。
要素 | 1 | 2 | 3 | R | T |
---|---|---|---|---|---|
隠し穴 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 |
トークンボーナス | 〇 | × | × | × | × |
アニマルバレル | × | 〇 | 〇 | × | × |
チームアップ | × | 〇 | 〇 | × | × |
ボーナスステージ内のアイテム | 〇 | × | × | 〇 | 〇 |
ボーナスステージクリア報酬 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ボーナスバレル | × | 〇 | 〇 | × | × |
ワールドの自由行き来 (ファンキー未使用時) |
× | × | 〇 | 〇 | - |
ファンキー使用の有料 | × | 〇 | × | - | - |
セーブの有料 | × | 〇 | × | - | - |
ショートカット(ワープ) | 〇 | 〇 | 〇 | × | ◎ |
△:2;ゴールターゲッターとして応用。3;(ディンキーのチームアップで開く)割れ目として応用
*:ファンキーは一度そのワールドでバナナコインを払えばその後は無料で乗れる。逆にセーブは最初は無料だがその後はバナナコインが取られる。
クレミス島に住んでいるのは主にクマたちである。コングファミリーに友好的だが、色々な奴がいる。
家の構造は皆似たような感じだが、背景にクマ毎に様々な物が飾ってある。コングに比べて体がかなりデカイ。
クレミス島は海(内海?)を持つメインマップがあり、海は自由に、地上は従来同様道なりに移動することができる。そこから乗り物に乗って各エリアへ入れるほか、メインマップにも住んでいるクマがいたりほら穴が隠されていたりする。
ファンキーに会ってモーターボートを入手すれば行くことができる最初のエリア。湖のほとりには小屋が建っている。大きくて美しい湖で、今回の1ステージ目は桟橋である(湖の桟橋なので、2と異なりいい眺め)。難易度は低いが半水中面など1面に必要な物が揃っている他、2ステージ目にして早くも仕掛けが登場し、さらに最初なのに雪山ステージや癖が強いアニマルバレルによる変身ステージもある。
ボスは『きょだいタル ベルチャ』。攻略法が解ればスパドンの1ボスで最弱だが、かなりわからん殺しである。
オランガタンガ(Orangatanga)の名前はオランウータン(Orangutan)に由来するものと思われる。
オランガタンガ湖の隣にある丁度竹のように中が空洞の樹が鬱蒼と生い茂る森。とは言うものの、エリアマップ上は割と木が少なく開けている感じである。この木の中を上っていくステージの他、森の中の地上と水中を走り抜けるリバーサイドレース等のステージがある。そしてエリーはおりこうでも使いづらい。
ボスは『きょうふのどくぐも アーリック』。図体は大きいがバウンドする小さい毒弾で攻撃する特殊攻撃が主力。倒すとあやしいパッチを落とす。
ホバークラフトで岩を乗り越えた先の海域の、西側の滝のあたりにある入り江。「入り江」とはあるが、崖の上を大きな滝が3本も流れ落ちており、主にそちらを冒険することになる。初の本格的な水中ステージが登場でエンガードが活躍し、普段敵であるニブラが味方になってくれるステージもある。タル大砲の使いこなしとジャンプが重要な滝ステージは曲の美しさに定評がある。
ボスは『げきりゅうのまもの スクワーター』。カネゴンがタコのように口を伸ばした感じのが滝から目と口を出している。エリーに変身して対決する。口から吐く水の攻撃に殺傷力はないが、吹き飛ばして滝の下に落そうとする。倒すと薄くて先が曲がった板を一本落とす。
コットントップ(Cotton-top)の名前はワタボウシタマリン(Cotton-top tamarin)というサルに由来するものと思われる。
島全体が巨大な工業地帯になっている島。コットントップの入り江と同時に攻略できる。機械が静かに唸る工場では敵の攻撃を避けつつ溶鉱炉の上をロープやタルを足場にして渡っていくことになる。通気用のダクト内はコースター面と、ジャンプがふわふわになる気体が詰まったふわふわダクトがある。こんな島でもまだ森があり、森ステージで巨大のこぎりが『下から』『縦に』迫ってくる様はツッコミどころ満載。
ボスは『メカノスのきょうい カオス』。ロビタ(火の鳥)のような姿の飛行ロボット。戦闘前後に台詞がある。相手が出した刃の上に乗って頭を踏みつけてやろう。仮面の下の濃すぎる表情は必見。逃げていく時に薄くて先が曲がった板を一本落とす。
スキーを用意すると来れるようになるキツイ、キレイ、キケンの三拍子そろった雪山。雪山だが雪ステージはソリと通常面の2つしかなく、断崖や滝の他なんと工場などがある。ここで断崖ステージが初登場。背景と音楽の雄大さが美しい縦スクロール面で、ロープのアクションが主となる。工場では敵に画面手前から狙われる羽目になるが、ボーナスステージでは自分で操作できる。照準は誰が操作しているのかは不明だが、64にも登場する。
ボスは『K3のかいじん ブリーク』。シルクハットをかぶった、西洋風だが東洋のように太い雪だるま。
通常と異なり雪合戦で勝負する(操作はポイポイゲームに近い)。
K3の名前は世界で2番目に高い山「K2」に由来するものと思われる。
ゆきやまK3の反対側にあるカミソリのように鋭い渓谷をリフトが通っている。断崖を登るステージや洞窟が2つづつあるほか、なぜかやたら暗い水中面もある。このステージにはアニマルフレンド全員が活躍するステージが用意されている。
ボスはスーパーファミコン版では『湖のばんにん バーボス』。リラーチをそのまんま巨大化したウニである。エンガードで戦う。3段階まで戦法を変えて挑んでくるかなりしぶとい難敵。
ゲームボーイアドバンス版ではボスが変更されており、『みずべのかいぶつ クロクタプス』。触手を伸ばして攻撃してくる。
ゲームボーイアドバンス版のみのエリア。
ほとんどのステージが水中で構成されたマップだが、水が無いステージもある。
詳細はパシフィカのたきつぼを参照
カオスが待つ巨大な城がある最終エリア。ステージは洞窟、ジャングル、森、パイプラインと幅広く、その全てに特殊な仕掛けが施されている。最終エリアだけあって、どのステージも難易度が高い。
特に、雷が先読みで殺しにかかってくる「カミナリに気をつけろ」、着地位置とタイミングが少しでも狂えば崖下に押し出されて即死となる「コインドーザーのもり」、十字キーの左右操作が逆になる液体で満たされた「さかさまパイプライン」は多くのプレイヤーを泣かせてきた。
ボスはカオス、そして今回の首謀者バロンクルール。カオスは前座だが頭がパワーアップしている。
バロンクルールは科学者であるため、クルール自身より周りの装置が攻撃してくる。
今回のロスト・ワールド。海底に沈んでいた火山島。中盤から攻略可能だがステージを開くには1ステージごとに一定枚数のボーナスコインが必要となる。個性豊かな5つのステージが存在しており、どのステージもプレイするのに特別な条件が課せられるという、まさにボーナスエリアである。
エリーが大暴走する「ぼうそうエリー」、下から発射されるタルをTNTバレルと鋼鉄タンクを切り替えながらがけを登っていく「タル100れんぱつ」・どっちかというとクモが最強な洞窟「さいきょうのふたご」、キツツキのスイーピーが縦横無尽に突っ込んでくる「スイーピーのもり」、そして左右操作が逆な上に一つのミスで即死となるポンコツなロケットでゴールを目指す「ポンコツロケットでゴー」。ただ、難易度は高いが異常に難しいというわけでもない。
ボスは『いかりのかがくしゃ バロンクルール』。前回より装置が増え、攻撃も多彩になっている。
鋼鉄タンクは電気を吸収できることを覚えておこう。
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最終更新:2024/03/28(木) 23:00
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