スーパーマーケットとは、食料品や日用品をセルフサービスで短時間で購入できる小売り業態である。
一般的には「スーパー」と省略されることが多い。
マーケット(市場)や小売商店の多くは、店員が対面で商品を取り出して販売するのが一般的である。しかしそれによって売り場に人を置くことの人件費がかかり、購入までの時間もより多くかかる欠点がある。
スーパーマーケットでは、商品をあらかじめ棚に陳列しておき、顧客が自分で取りだしてかごなどに入れ、レジカウンターにて精算を行うようになっている。これにより、商品の入れ替え程度で店員を売り場に常駐させることが少なくなり、小売価格にかかるコストを削減することができるのである。
アメリカではさらに低コストを追求し、コストコのように荷物として梱包されたまま陳列する倉庫型の店舗も登場している。
スーパーマーケットの業務形態が誕生したのは1930年のアメリカ、ニューヨークで誕生したキング・カレンといわれている。その後、キング・カレンの創業者の出身であったクローガーもスーパーの形態に転換、さらに大規模な駐車場を構える店舗にするなど、現在のスーパーに近いものを作り上げている。
日本では1953年に、紀ノ國屋が東京の青山に開店した店舗が最初とされている。
1980年代からは、郊外に大規模なスペースを設けて、食料品や日用品だけでなく、衣料品や家電なども手がける総合的な小売店舗、ショッピングセンターに発展している。一方で伝統的な商店街は利益を奪われ、次々と閉店、商店街そのものが消滅するケースも少なくない。
近年では少子高齢化によって、高齢者が近くでの買い物ができない買い物難民が増えてきており、社会現象にまでなっている。こうしたことから、食料品を中心にしたコンビニ相当の小さなミニスーパーや、インターネットで注文して即日配達してもらうネットスーパーが登場している。
しかし、都市圏においては小さな商圏単位で出店するコンビニエンスストアが24時間営業することもあり、スーパーマーケットの利益を奪っている。
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最終更新:2023/06/10(土) 07:00
最終更新:2023/06/10(土) 07:00
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