ズ・メビオ・ダ

ズ・メビオ・ダとは、仮面ライダークウガに登場する怪人である。身長203センチ、体重172キロ。人間体の俳優は白鳥智香子だが、怪人体の声は声優の西篠久美子が演じている。

概要

episode3「東京」、episode4「疾走」に登場したヒョウ種のグロンギ。クウガ初の女性型怪人でもある。
目にも留まらぬ速度での移動が可能で、爪や足技を使って攻撃するなど肉弾戦を得意としている。警察からは未確認生命体第5号と呼称されている。

劇中の活躍

長野県の九郎ヶ岳で現代に甦った後、ラ・バルバ・デからゲゲルの開始を告げるバラの花びらを受け取って東京に向かう。この時、山梨県警のHシステムが高速で移動する物体を捉えている。

文京区内にあるアジトでズ・ガルメ・レ、ズ・バヅー・バ、ズ・ザイン・ダ、ズ・ゴオマ・グと合流。そこへ辺り一帯を縄張りとしている不良の二人組みがバイクに乗って現れ、その片割れがメビオのタトゥに気安く触った。これに激昂したメビオはその不良を蹴り飛ばして殺害。残った一人は恐怖におののいて、バイクで逃走するもメビオの快足には敵わずあっという間に追い詰められる。しかし後一歩のところで五代雄介が介入、クウガとの戦闘になる。更に通報を受けた警官隊が続々と駆けつけ、周辺を包囲。クウガともども銃撃を受ける。警官隊を振り切ったメビオであったが、右目に銃弾を受けて失明。苦しみに喘ぎながら銃弾を取り除き、排水溝の水で洗浄。たまたま通りがかった警官を殺害し、自身を苦しめたリントへの復讐を開始する。一度はバヅーに止められたが、それを振り切って闇の中へと消えていった。このため一連の殺人はゲゲルに則ったものではない。

警察側もメビオを捕捉するため、白バイ隊員を各所に配置。一時は追跡を受けるが、白バイ隊員を事故に遭わせる形で振り切った。その後、警官隊に再度包囲されるも返り討ちに。分かっているだけでも警察官23名、警察車両11台、白バイ8台に被害を出している。包囲していた警官隊を全滅させた直後、杉田らパトカー2台と白バイ1台が新たに増援として駆けつける。だがメビオは警官4人を瞬く間に殺害し、一人残った杉田を拘束。両目を抉り出そうとしたがここで再びトライチェイサーを駆るクウガの妨害を受け、逃走。

廃屋にてクウガと対峙し、激闘を演じる。一進一退の攻防の中、マイティキックを腹部に受け爆発。力及ばず死亡した。

仮面ライダーディケイドでは

『アギトの世界』で登場。

メ・ギノガ・デとともにG3-Xを待ち伏せて襲い掛かった。しかしG3-Xの中身は海東大樹であり、早々にディエンドに変身されて苦戦。相方のギノガを倒され逃げようとしたが、アンノウン(アントロード)の襲撃を受けてリンチされる。そしてそのまま倒されてしまうという可哀想な最期を遂げた。

関連項目

• 仮面ライダークウガ
• グロンギ