セカイ魔王とは、双見酔による漫画作品である。まんがタイムきららキャラットで連載されていた。
単行本は全4巻。
舞台は人間と魔物が存在する世界。過去何度と無く魔物の長、魔王と特別な力を持った人間、勇者の戦いが繰り返され、そのたびに魔王が討伐されていた。
物語は魔王が300年ぶりに目覚めたところから始まる。ただし全く過去の記憶を持たない状態で・・・。
作風はユーモラスな軽い雰囲気だが、魔物と人間、魔王と勇者、互いに相容れない存在との共存というシリアスなテーマも持っている。
外見は耳が長いこと以外は普通の人間の少女。見た目は十代半ば~後半ほど。
長い銀髪を持ち、黒い上着に白のスカート、黒のタイツに黒い靴と黒を基調にしたシックな装いをしている。
そんな可愛らしい見た目の彼女であるが、歴代魔王の中でも最強の力を持つ。
ある時300年ぶりに魔王城で目覚めるが過去について何も覚えておらず、自分が魔王であることすら忘れていた状態だった。とりあえず側にいた魔物、記録係から聞かされた勇者の存在について調べることにする。
ちなみに魔王は常に居城で分身を操っており、分身には「マオ」と名乗らせている。
「・・・なんで私魔王なんです?」
2つの白目、ポストの様な口を持った球体に黒いマントが組み合わさったシンプルな造形の魔物。頭部は着脱可。
何代か前の魔王により創りだされたらしい。
歴代の魔王や勇者、そして魔物などについての知識があり、たびたび魔王に助言を行っている。
変態の気があり、魔王にセクハラ発言をしてはその都度頭をふっとばされている。
旅の途中でマオが出会った魔物。魔物ではあるが、外見は耳を除いては魔王同様、人間と変わらず橙がかったセミロングヘアーの少女である。
とにかく食べることが好き。
初代の魔王よりも前に誕生した魔物。人間と同じ外見をしており、物腰のやわらかな20代女性と言ったなりをしている。
数百年ではきかない月日を重ねていることから、様々なことを知っているようだ。
前回の魔物と人間の戦争の生き残り。マッチョな肉体、黒パンツにネクタイのみという変態的な格好をしている。
魔王はその言動と格好から苦手意識を持っている。
ジェントルと同じく前回の戦争の生き残り。
非常にでかい図体をしており、自分で掘った地下20階の地下に住んでいる。
ある生き物に非常に似ているが、本人はモグラだと言いはっている。
見た目も中身も普通の青年男子。喫茶店の息子として育てられた。
魔王の目覚めとともに誕生すると言い伝えられている「勇者」なのだが、非常に弱い。最弱の魔物に苦戦するほどに弱い。
ある日マオと名乗る妖精(実は魔王が操る分身)に自分が勇者であることを告げられ、自分の生まれや世界を知るため彼女とともに旅に出ることを決心する。
「おかしいですよね 「勇者」がこんなに弱いわけがないのに」
アルシャの両親。喫茶店を営んでいる。
とある出来事をきっかけにアルシャが旅に出ることになった際、溜め込んでいた貯金を渡すなど、非常に子供思いの人物である。
ちなみにアルシャは実の子ではない。
アルシャが旅の途中で出会った女性。非常に剣の腕が立つ人物だが、変わり者。
アルシャのあまりの弱さに見かねて彼を鍛え直すことになる。
掲示板
17 ななしのよっしん
2014/12/08(月) 02:54:03 ID: vLwt2q5/xB
さっぱりしてて味が薄いようで口に含んでいるうちに段々旨みが染みだしてくるような不思議な作風だわ。
最終巻の盛り上がりも淡々としながら凄い熱くなったな。
18 ななしのよっしん
2014/12/16(火) 04:29:04 ID: nhuF3tfT52
4コマで全4巻の短くない長さで、毎回作風どおりの安定したギャグでほっこりさせ、終盤の展開でもそれが崩れなかったのは見事。
「女の子が殺風景なお城からほぼ一歩も動かない」という光景が何か不思議で読み始めたけど、最後まで素敵な作品でした。
19 ななしのよっしん
2016/12/30(金) 05:32:32 ID: S1NKy/P/k/
当初は『まじん☆プラナ』『GA』目当てでキャラットを購読してたのに、
引き込まれるようにこちらが購読理由になってしまった思い出がw
今は『異なる次元の管理人さん』が目当てなんだけど、
なんというか……変態分が足りないw
提供: コージー
提供: ゲスト
提供: 名無し
提供: 芋蔵スジZO
提供: .........
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最終更新:2025/03/26(水) 11:00
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