セテスとは (セテスとは) [単語記事]

セテスとは、ゲーム『ファイアーエムブレム風花雪月』の登場人物である。
CVは子安武人。もはやおなじみとなった今回の子安である。

概要

情報

年齢：不明
身長：182 cm
誕生日：12月27日
 趣味：フレンを見守ること、寓話の創作
好きなもの：フレン、セイロス教、勤勉な者、釣り
嫌いなもの：フレンに害をなす者、セイロス教の敵対者

人物

セイロス聖教会大司教レアの補佐を務める男性。
厳格で職務に忠実だが、妹のフレンを溺愛しており、過保護に接している。

レアによる突然の抜擢で教師となった謎多き主人公に対して当初は警戒心を抱くが、その秘められた真実が明らかになり、自分たちにとって必要な人物であったことがわかるにつれて、また誘拐されたフレンを救ってくれたことで徐々に態度を軟化させる。
事前情報ではいかにもNPCな立ち位置の子安ということで怪しまれることも多かったが、実際のところは怪しい人物揃いの修道院の中において意外と見た目通りの人物である。

大司教であるレアとは本来なら上下関係があるはずだが、公の場以外では対等に接している。曰く、本来の関係は「同志」であるとのこと。

年齢不詳で、外見も適度に若々しくも貫禄があって年齢の判別を難しくしているが、長きにわたって教団に勤めている。なお、既婚者だが、妻とは死別している。
歴史上誰一人として保有者のいなかったとされるキッホルの大紋章を持ち、ハンネマンには大いに興味を持たれているが、研究対象になることは16年間断り続けている。

支援関係は、フレンをはじめ、主人公・マヌエラ・ハンネマン・カトリーヌ・ツィリルの教会関係組や、黒鷲のベルナデッタ、青獅子のフェリクス・イングリット、金鹿のヒルダ・レオニーと発生。
女性陣とはペアエンドがあるが、イングリットだけは青獅子ルートのみと特殊な関係となっている。

ネタバレにつき折り畳み

フレンとセテスが主役となる外伝をクリアすると明らかになるが、フレンとの関係は兄妹ではなく親子であり、フレンの素性を誤魔化すために偽っている。明らかにした際本人は「若く見られるので兄妹と言っても不自然ではない」と主張しているが、受け取り方は個人次第。

そして、より深い真実として、その正体は1000年以上前に聖者セイロスと共に戦った歴史上の人物、聖キッホルである。本人なのだから、名を冠した紋章を持っているのも当然である。さりげない大ヒントとして、「聖キッホルの日」と同じ日が誕生日だったりする。

ユニット性能

個人スキル：過保護（隣接する女性の味方が与えるダメージ+3）
紋章：キッホルの紋章（戦技使用時、たまに相手は反撃不可）
得意技能：剣術・槍術・斧術・指揮・飛行
苦手技能：馬術
才能開花：なし
初期兵種：ドラゴンナイト

打ち解けた後もスカウトすることはできないが、第1部の最終盤においていつの間にか加入している。本作ではだいぶ遅い部類の加入となる。第1部中にフレンとセテスの外伝が解禁されるため、正式加入前にまずそこでお目にかかることが多い。なお、教団と敵対する「紅花の章」に進む場合はもちろん敵対するので加入してくれない。
本人はレベルアップ時に何かと高齢を匂わせてくるが、実際にはちゃんと人並みに成長するため、お助けキャラに留まらない能力の持ち主。ドラゴンナイトとして必要になる技能は全て得意としており、指揮が高いのも嬉しい。ドラゴンナイトという兵種も非の打ち所がなく、弱点があるとすれば支援レベル上げが出遅れることくらいである。
初期装備が槍なので槍を使わせがちだが、ドラゴンナイト・ドラゴンマスターには「斧の達人」しかついていないため兵種的には斧の方が向いている。しかし強力無比な槍の戦技「連撃」を習得でき、神聖武器「アッサルの槍」を紋章一致で利用できるなど本人の適性は斧よりも槍寄り。達人が乗る斧・連撃が使える槍のどちらを使うか、あるいは両方持って使い分けるかは悩みどころとなる。

ちなみに、馬術が苦手で初期技能レベルもEなのになぜかソシアルナイトの資格だけ持っている。おそらく、槍が得意な男性中級職が他にないという都合からだろうが。もっともパラディンになれれば今作の騎馬職のデメリットである速さ低下を「槍の達人」が乗った連撃でカバーできるためリターンは大きい。

ファイアーエムブレム無双風花雪月

無双でもセイロス聖教会の一員として行動し、ファーガス神聖王国が主な舞台となる青燐の章のみプレイヤーキャラとして、他ルートではセイロス聖教会の将として対峙することがある。
本編の先生と同様に素性が胡乱なシェズに対しても警戒心を持って接してくるが、警戒せざるを得ない立場である旨を伝えてもくれるので真っ当な対応である。

青燐の章プレイ中に発生するセテス・フレンの外伝マップでは、賊に捕まってしまったセテスを助けに行くという意表を突いた展開に。

支援会話が発生するのはシェズ・フレン（Bまで）・ユーリスのみ。手抜きじゃね？

ユニットとしての性能は、青燐ルート限定キャラというだけでなく、斧クラスのドラゴンマスタールートが得意という設定と習得スキルの仕様が嚙み合わず有用スキルが潰されていたりで、戦えない訳ではないもののかなり不遇キャラと言える。
本編と違い苦手武器という概念が無いので騎兵ルートを進むのに支障がなく、神聖武器で紋章一致の「アッサルの槍」を振るうのが簡単に済むのは利点。
ドラゴンナイト・ドラゴンマスターで竜に騎乗した状態で無双奥義を使うと、斬撃を繰り出し紋章が発動、さらに衝撃波を地面に叩き込むといった専用演出になる。