セバスチャン(ドキドキ!プリキュア)とは (セバスチャンとは) [単語記事]

セバスチャンとは、アニメ『ドキドキ！プリキュア』に登場するキャラクターである。
担当声優は及川いぞう。

概要

キュアロゼッタこと四葉ありすに仕える執事。
立派なカイゼル髭を蓄えた老紳士で、一見、執事のテンプレを地でいくような外見とネーミングをしている。
やけにキラキラと澄んだ瞳が特徴で、老齢ながら非常にガタイがよく、長身なので画面から顔が時々見切れてしまうこともある。

ありすが幼い頃から影のように付き従い、かつて病弱で独りぼっちだったありすにマナと六花という友達ができた時は、海外に療養に行かせようとしたありすの父・星児の考えに反対し、たとえ主人の命に逆らってでも三人の絆を守り通すなど、ありすの幸せを第一に考えている。
現在も、四葉財閥の令嬢として会社の経営など重大な仕事を担うありすを支え続けており、仕事以外でもありすを温かく見守り続けている。その立場上家族と一緒にいる場面がほとんどないありすにとっては、セバスチャンは親代わりのような存在でもある。
もちろん、ありすからの信頼も非常に厚く、主従関係の絆の強さでは真琴とダビィ（DB）にも劣らない。

このような立ち位置のキャラクターでは、「プリキュア5」に登場する水無月かれん（キュアアクア）の世話役である坂本（通称“じいや”）が既にいたが、セバスチャンの場合はこれだけでは終わらないところがポイントである。
セバスチャンはありすがキュアロゼッタに変身する前から、ありす共々プリキュアの存在を既に知っていた。彼女の参戦後はマナや六花など他のプリキュアのサポートも全面的に行うようになるが、その活躍ぶりはめざましく、

プリキュアの秘密がバレないように~~クシャポイ~~手配する（4話）
ジコチューから一般人を避難誘導させる（15話、23話）
ロイヤルクリスタルの場所をサーチし、ヘリコプターを操縦して追跡する（20話）
プリキュア達が留守の間に、アイちゃんのお守りをする（21話）
四葉財閥の技術力を結集して人工コミューンを開発する（25話）
ヘリコプターがドラゴンに襲われた時、緊急着水で被害を最小限に抑える（30話）
ジコチュー植物の種で眠らされるも、その間際に危機をプリキュアに伝える（31話）
ありすを守るために執事拳法三式燕尾舞という格闘術で、四葉家の支配人に応戦（33話）
マシューの飛行船に向かう際に、車で階段を下るなどのドライビングを見せる（劇場版）

など、妖精たちやジョー岡田と比べても遜色ない働きを見せており、その貢献度は計り知れない。また、四葉財閥のハイテク技術をたった一人でサポートしていることから、工科学の技術力も相当高いと思われる。そして、25話で遂に自分もプリキュアになってしまった（詳細はキュアセバスチャンの記事を参照）。
その超人のような活躍から、六花に「一体何者？」と言われる場面もある。敵との直接戦闘ではさすがに歯が立たないが、サポート面の万能ぶりを見ると充分すぎるほどである。本職である執事としてのスキルも超一流であり、自ら腕を振るって料理をすることも24話で判明した。他のプリキュアを指導するキュアエースこと円亜久里も、彼の作った桃のロールケーキを絶賛し、執事の鏡と褒め称えている。

そもそも、プリキュアシリーズにおいてプリキュアの素性を知っている一般人のキャラクターはかなり少なく、花咲薰子や調辺音吉のように実は元から深い繋がりがあったという場合も多いため、全くゼロの状態から関わったキャラクターになるとさらに限られてくる（フレッシュプリキュア！のミユキさんや、プリキュア5の増子美香など）。
中盤以降になると、キュアハートたちの話し合いにも、当たり前のように参加しており、もはやドキプリのサブキャラというよりは、プリキュアの仲間もしくは助っ人と言うべきポジションとなっている。