セブンアームズ・デーモンとは、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」に登場するカードである。
通常モンスター
※アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」第13話による
星1/闇属性/悪魔族/ATK 666/DEF 666
7つの腕を持つ悪魔。その能力は謎である。
獏良曰く、「(考古学者の父が)エジプトに行った時、千年リングと1枚のカードをお土産として買ってきてくれたんだ。父さんにリングとカードを売った男が闇の世界の住人だったんだ」とのこと。
オカルトグッズの千年アイテムとともに手に入れたのだからこのカードにもきっと何か秘密があるのだろう……と思ったらこの後一度も登場することはなかった。単に闇の世界の住人が商売上手だったのだろう。
何でエジプトの土産が日本語表記のカードなのかは非常に気になるところだが、そのあたりは日本人観光客向けなのだとでも思うしかない(ただし、アニメでは海外のデュエリストも基本的に日本語表記のカードで統一されているため、実際のところはこのカードもそのようにされただけと考えられる)。
そんな具合に、本編では完全に忘れ去られていたが、どういうわけか海外制作の「カプセルモンスターズ」編で再登場。ほとんど使い捨て同然だった元々の状況から想像できないほどボスキャラをしていた。レベル1で攻撃力1000以下とはとても思えないほどに遊戯を苦しめている。
冒頭の遊戯の夢の中で、闇遊戯(ファラオ)が戦っていたのが最初の出番。
その後しばらく影も形もなかったが、最終決戦で満を持して(いたかは定かでないが)登場。
アレクサンダーが家臣4人を生け贄に捧げて召喚させた。
7つの腕にはそれぞれ特殊能力があるらしく、第1の能力「アーム・オブ・ザ・スカル」によって「スカル・ナイト」を多数召喚。「スカル・ナイト」1体1体はそれほど強くもない(OCGでは攻撃力1000)ためか簡単に倒されてしまうが、7つの腕の第2の能力「アーム・オブ・リジェネレーション」によって「スカル・ナイト」を復活させることで、双六やその他のメンバーを圧倒した。
さらに第3の能力「アーム・オブ・エントラップメント」によって、地面から突如手を出現させ、空を飛びまわっていた杏子の「ホーリー・ナイト・ドラゴン」を地上に引きずり落とした。それ以外にも相手の足をつかんで動きを止めるなど、いろいろと便利な能力である。
第4の能力は「ディフェンス・アーム」。闇のバリアのようなものを出現させて、「カオス・ソルジャー」と合体した遊戯の攻撃を跳ね飛ばした。
第5の能力は「アーム・オブ・デストラクション」。光球のようなものを出現させてそれを敵にぶつける攻撃のようで、双六へ攻撃したが、すんでのところでモンスターたちが双六を守ったため、攻撃は当たらなかった。
第6の能力は「アーム・オブ・クレアヴォヤンス」。相手の心を読み取る能力を持ち、それにより攻撃を予知、「ディフェンス・アーム」と合わせて攻撃を防いだ。
しかし、この能力で闇遊戯の心を覗こうとした際、アレクサンダーが千年パズルの中に迷い込んでしまったためこの能力が使えなくなり、遊戯とモンスターたちの攻撃を読み切ることができず、破壊されてしまった。
これにより「アーム・オブ・ザ・スカル」の能力で出現していた「スカル・ナイト」は消滅、生け贄の家臣も復活したが、アレクサンダーにはまだ「大邪神 レシェフ」が残されていた……。
アレクサンダーはかつて千年リングを所持していたらしいので、このモンスターをアレクサンダーに使わせたのは千年リングと一緒に登場した縁なのかもしれない。
能力と腕の対応は以下のようになる。7つといいつつ6つしか能力を発揮していないような気がするが、左の上の腕は相手をはたき落としたり、手刀攻撃のために使われているので、物理攻撃担当なのかもしれない。
また、「アーム・オブ・デストラクション」は明らかに右の中央の腕で行っているが、特に能力名のない光球攻撃を右の上の腕で行っている場面もあるため、どの腕にも多少の攻撃能力は備わっているのだろう。
| 能力 | 腕の位置 |
| アーム・オブ・リジェネレーション (regeneration=復活) |
右の上 |
| アーム・オブ・デストラクション (destruction=破壊) |
右の中央 |
| アーム・オブ・ザ・スカル (skull=髑髏) |
右の下 |
| アーム・オブ・クレアヴォヤンス (clairvoyance=千里眼) |
顔 |
| (能力名不明) | 左の上 |
| アーム・オブ・エントラップメント (entrapment=罠にかけること) |
左の中央 |
| ディフェンス・アーム (defense=防御) |
左の下 |
作中では商人(闇の世界の住人)が獏良の父にこのカードを手渡している場面で一度登場したきりであり、カード名は「セブ…デーモン」としか読みとれないが、アニメ海外サイトで日本語名が「セブンアームズ・デーモン」であると明かされている。
また、海外版では攻撃力・守備力ともに1000とされている。
日本版の攻撃力・守備力はともに666と、恐ろしく中途半端な値になっている。「ブラック・マジシャン」でこのカードを攻撃すると、1834ポイントの戦闘ダメージを与えられる。固定数値(カード記載の攻撃力・守備力)が中途半端な例は、漫画版「SNo.39 希望皇ホープONE」(攻撃力2501。OCGでは2510)などがある。
666の数値はいわゆる獣の数字からか。海外で攻守が1000に修正されたのは、これが宗教(キリスト教)に関連する数字であるためだろう。
左右3つずつの腕がある。7つ目の腕はどこかと思えば、顔から指が生えており、これが7つ目の腕らしい。
同じ7には、「7つの武器を持つハンター」、「セブン・ソード・ウォリアー」があるが、どちらも腕自体は2本しかなく、「サキュバス・ナイト」(カプセルモンスター編でアレクサンダーの家臣が使用)も腕は6本。腕の本数では勝った。
しかし、「センジュ・ゴッド」、「マンジュ・ゴッド」には遠く及ばない(「センジュ・ゴッド」のモチーフである千手観音は、腕を42本で表されることが多い。ただし、実際に1000本の腕を持つ像も存在する。「マンジュ・ゴッド」についてはよくわからないが、402本ないし10000本の腕を持つのだろう)。
「デーモン」と名のついたモンスター。OCG化した場合、レベル2の「デーモン・ビーバー」や「悪魔の鏡」よりさらに低い、「万魔殿-悪魔の巣窟-」でサーチ可能な最低レベルのモンスターとなる。
募集中。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/08(月) 03:00
最終更新:2025/12/08(月) 02:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。