セミ人間とは、『ウルトラQ』をはじめとするウルトラマンシリーズに登場する異星人である。
チルソニア遊星人とも。
その名の通り蝉のような頭を持った人型の生物。
バルタン星人の原型と言っていい怪人。
ガラモンを地球に送り込んできたチルソニア遊星からの侵略者。変身能力を持っておりチェロ弾きの男性(演:義那道夫)に化けていた。また、「エスパライザー」という小型トランシーバーのような機械を持つ。これを使って金庫を開錠したり拳銃を奪って発砲するなど、念動力のような力を操る。
その目的は前回のガラモン襲撃時に地球人が保管した電子頭脳の奪取。セミ男の暗躍によって電子頭脳は金庫から奪われ、再びガラモンが行動可能な状態となってしまう。同時に東京へは複数機のガラモンが投下され、東京タワーが破壊されるなどの大惨事となった。一方、目的を果たしたセミ男はトラックをヒッチハイクして仲間たちとの合流地点である湖に向かおうとした。
しかし、電子頭脳から放射される電波が逆探知されたことで、主人公の万城目や警官隊に追撃されてしまう。エスパライザーで警官隊から拳銃を奪って全滅させることには成功するも、万城目らには電子頭脳を奪われてしまい、更に警官隊の遺した拳銃で撃たれてしまう。
電子頭脳の電波を遮断されたガラモンは涎を垂らしながら停止、侵略作戦は失敗する。
撃たれたセミ男は変身こそ解除されたが生きており、湖に潜伏していた仲間の円盤に助けを求めたが、円盤から発射されたレーザーで焼き殺されてしまう。彼らは「任務遂行を果たせなかった者は処刑する」という悪魔のような掟を持っていたのである。
第1話『バディゴー!』に宇宙犯罪組織ヴィラン・ギルドの一員として登場。貴重な怪獣であるザンドリアスの幼体を奪おうとしたが、本作の防衛チームにあたる民間警備会社「E.G.I.S.」の妨害によって失敗し、仲間のクカラッチ星人に誤射される形で射殺された。
映像作品としては53年ぶりの登場となった。
第9話『オトノホシ』にて登場。
こちらでのセミ人間は初出のウルトラQよろしくガラモンを引き連れていたり、楽器奏者の男性に化けていたりとウルトラQの頃を彷彿とさせる。また、楽器でウルトラQのテーマを演奏するといった様に、全体的に初出作品をオマージュした様な内容や活躍になっているのだが、複数の惑星に潜んでいたセミ人間達と共に楽団を結成していたりと、ブレーザー流のアレンジが施されている。
リーダー格にあたるツクシ・ホウイチは雅楽師・音楽家・俳優として有名な東儀秀樹が演じている。他のメンバーも東儀氏の息子である東儀典親、東儀氏が率いる音楽グループ「Shikinami」のメンバーである白須今、堤博明が担当している。
なお、ガラモンの残骸は後に回収され紆余曲折を経てブレーザーの強化装備であるチルソナイトソードが生成されるに至っている。今作でのガラモンは初出作よろしくセミ人間によって地球に持ち込まれた物である事から、結果的に今作のセミ人間はブレーザー強化に関する重要人物と言っても良いだろうか?
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10 ななしのよっしん
2023/09/16(土) 01:57:31 ID: lwffxtJmkt
11 ななしのよっしん
2023/09/16(土) 07:44:23 ID: aruvmJjNpV
今回のセミ人間ことツクシホウイチを見て
「勇者特急マイトガイン」のゲストキャラ・ユリウスを思い出したのは俺だけ?
脚本が故・植竹須美男氏なだけに「美しいモノに憧れるヒトならざるもの」っぽさを感じた。
いや、ユリウスは宇宙人じゃなく機能停止寸前の人造人間だったけどね
12 ななしのよっしん
2023/09/16(土) 12:56:54 ID: zd0/APnQlY
「あれ、セミ人間の抜け殻は?」と思ったら下に移したのか
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最終更新:2024/04/25(木) 02:00
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