セルリアン(けものフレンズ)単語

セルリアン

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セルリアン(けものフレンズ)とは、メディアミックス作品「けものフレンズ」に登場する生命体(?)である。

アプリ版、アニメ版および舞台版に登場しているが、初期作品群のうちフライ版には登場しない。

概要

巨大総合動物園ジャパリパーク』に、サンドスターと共に出現したの現

名前の由来は身体の色が色なので、色の名前cerulean》(セルリアンセルリアンブルー)から来ているとかそういうことはなくってぇ……。様々な色のセルリアンが登場する。

公式から由来の説明が未だないが、Tシャツexitバッジ等のグッズでの英語りは「Cellien」となっており、《cell》(細胞)+《alien》(のけもの)の造語であるようだ。色名「cerulean」のを辿るとラテン語で「天国」や「空」などを表す「caelum」が元になっているので、「ソラから飛来した何か」という意味も掛けた名称なのかも?

なお、公式の許諾を受けた海外アニメ配信サイトでの英語版字幕では「Cerulean」となっており、英語コミュニティではこちらの名前の方で定着している模様。中国語字幕でも色のCeruleanから意訳したと思われる「怪」となっている。これらの字幕をどれだけアニメ制作者が監修しているかは不明(たまに誤訳等も混じっているため)。

ネクソン版けものフレンズ

ゲーム上のエネミーとして登場。本編シナリオセルリアンを追いかけるところから始まる。一見機質で不気味な見ただが、空気を読んで待っていたり温泉にぷかぷか浮いていたりボールと間違われてジャグリングされたりと可愛い面も。

アニメ版と違い様々な形状の種類が存在しており、またの三色が存在する(イラストとしては黄色セルリアンも存在)。色は属性を示しており、対応した属性アニマルガールは有利に戦うことが可オフィシャルガイドブック2巻に一部のセルリアン名前が記載されており、そこから序盤に登場するもののモチーフが微生物だと分かる。

撃破された際には、ブロックをまき散らしながら「パカァーン!」手に消滅していく(撃破時に本当に「パカァーン!」という文字が表示される)。

非常に科学的に実困難《モノや生物から"き"を奪い、"形"をコピーする》という性質を持つ。『き』とは言葉や感情やといった、形を持たないプラスイメージのモノのこと。『き』を奪われた生物は最悪睡状態に陥ることもあり、生物や場所がきを奪われれば魅のないつまらないモノへと変質してしまう。

セルリアンは形をコピーする性質によって、翼竜雪だるまボケガエルなどの様々な姿に変化することが出来る。ただしそれは不全なもので、全なコピーは出来ない。ボスクラスセルリアンの位置にガラス玉のようなものが複数あるが、これはではなくコアで、それが複数あるのはセルリアンが複数集まったでできたことを表しているらしい。

シナリオ終盤で進化形態であるセルリアンが出現。取り込んだ物体の性質のコピー、獲得した特性情報の共有、連携した行動といった通常のセルリアンには不可能行動をとる。ゲーム内では「セルリアン」としか呼ばれないが、当時のプレスリリースでは「セルリアン二世代」と表記されていた([1]exit,[2]exit,[3]exit)。オフシャルガイブック2巻ではセルリアンを、「セルリアン2世代」「DH(ダークハンター)(仮)」と書かれているが、同時に「これは進化ではない」というカコ博士の見解も記されている。

後発のけものフレンズ3ではゲーム内でもカコ博士セルリアンを「第二世代」と呼んでいるが、獲得した特性情報の共有は通常のセルリアンでも行い、連携した行動は後述する女王だったと説明された。第二世代はきを奪うことに特化した個体で、進化ではない理由については「生き物の変化は結果だがセルリアンの変化は的がある」、「生命の営みと奪うことへの特化は根元から異なるもの、形や過程が似通っていても全く別のもの」と説明されている。

セルリアンの女王

セルリアン達を統率する存在。そのは強大で、並のアニマルガールではその前に立つことさえ困難

その正体は、《あるパークスタッフからきを奪い、その願いの実現を図るセルリアン

本編以前にジャパリパークではセルリアンに複合娯楽施設であるパークセントラルが襲撃及び占拠され、開園できない状況に追い込まれていた。襲撃事件の際、けものスタッフは避難できたが、その中で動物研究所の副所長である『カコ』だけきを奪われ睡状態に陥ってしまった。彼女は幼い頃に両を亡くしており、また、その絶滅動物に対し特に熱心に研究する人物だった。失われた生命の再生。それが彼女の秘めた願いだったのだろう。

その願いを、女王となったセルリアンコピーし実現させようとする。セルリアンならば失われたきを再生できる。進化したセルリアンならばきを永遠に保存できる。そこに意思や感情はなく。められた願いは機械的に実行に移された。

「また 会いたい 会える 再現 偽りでも それでも」

セーバル(偽サーバル)

「……イカナクテハ」

突如現れたセルリアンサーバルとよく似た姿をしており、それが原因でサーバルトラブルに巻き込まれることも。セルリアンの使役や活性化といったを持っており、通常のセルリアンと違い言葉を発することもできる。名付けサーバルで、その由来は「セルリアンサーバルだから、セーバル」。とても単純。

サーバル達がセーバルを追いかけ、その歩みの中でトモダチ――フレンズになっていくのが、本作のシナリオの本筋である。

その正体は、けもの達が起こした奇跡の残滓を取り込んだセルリアン

詳細は個別記事を参照。

「いかなきゃ いかなきゃ いかなきゃ」

アニメ版けものフレンズ

アニメ1話「さばんなちほー」から登場。この時登場したのが青色だったため、アプリ版を知らない視聴者からは名称について色名からの由来が予想されたが、4話「さばくちほー」でい個体が登場したため予想はひっくり返された。

抱えられるくらいの小さい個体から、木くらい大きい個体までサイズはいろいろ。形状はスライムみたいになっていて、丸いが1つ付いており、触手らしき部位を持つ個体もいる。プヨプヨの身体はサーバルの自慢のでもやっつけられないが、体表に弱点の石が浮いており、そこを突くことで「パカァーン!」と撃破することが出来る。撃破した後はキューブ状の物体が散らばり、色とりどりのを発生しつつ消滅する。ただし集団で現れることも多いので、1話を除くと基本的にフレンズ達はセルリアンとの戦いを避け、見つけたときは逃げている。セルリアンと戦える強いフレンズは「ハンター」と呼ばれている。

1話のサーバルの話や10話「ろっじ」でのタイリクオオカミの話によれば、フレンズ捕食するようだ。9話「ゆきやまちほー」でのボス再生した音記録によると、セルリアンサンドスターを奪っている・食べているようであり、そのためセルリアン捕食されたフレンズサンドスター由来の技や個性を奪われ、元の動物に戻ったり、消滅したりする可性が考えられるとのこと。

4話でツチノコピット器官で体温感知が出来たことから、体温はあるらしい。

7話「じゃぱりとしょかん」で「セルリアンはよく人間のそばに現れていた」という情報が明かされた。

10話では正体不明の撃したことをったアリツカゲラが「やっぱり、セルリアンじゃない?」と聞かれて「んー、あんまり匂いがしなかったんですよねー……」と否定気味に答えていることから、普通セルリアンは匂いがするのかもしれない。また偽不明の伝聞調ながら「に出てくるセルリアン」「高速でを飛ぶセルリアン」「フレンズセルリアン」「新種のセルリアン」などの存在がられ、さらに「機物と反応して生まれる」という情報も明かされた。

11話「せるりあん」では、弱点の石が体表ではなく体内に存在する巨大なセルリアンが登場。ヒグマハンター達の攻撃で石が露出しかけたものの、火山が噴出したサンドスターローを取り込んで再生してしまい、退却を余儀なくされる。このセルリアン火山の火口から出現し、下山しながらサンドスターローを取り込んで巨大化していったようである。また、夕日や火などのくものに反応して近づいていく性質がある。ボス示で火口に設置されたサンドスターローサンドスターにするフィルターを正しく機するようにして再生を防いだうえで、に誘導してさせることで倒すことができた。ツチノコによると11話のセルリアンは体が溶岩でできているらしくを掛けられると岩のように固まる(パカァーンしない)。その割にはかばんちゃんが体内を泳ぐ場面もあり、よくわからない。10話のセルリアンの中から出てきたので、(あるいは冷気)に弱いのは11話のセルリアンだけの特徴だと思われる。7話での「セルリアンはよく人間のそばに現れていた」という情報の正体は、「セルリアンを倒そうと人間の方から近づいていた」というのが相だったらしい。

けものフレンズぱびりおん

メタ線では「アトラクションエリアセルリアンが侵入しスタッフが避難する」というオープニングで始まり「パビリオン周辺は警区域で助けに行けない」という話があるため、全くセルリアンがないワケではなさそうだが、けもトーク内ではあまり大きなをなしている様子は見られない。

ただハンター達の会話で最近はヤバそうなセルリアンの報告はいようだが、セルリアン自体は増えている気がするとしている一方で、一部守護けものからはパークに居る数自体が少ない、平和そのものであるという意見もある。これに対して第2世フレンズのけもトークではセルリアンが暴れたせいで荒れたパークの設備をフレンズが復旧する様子が複数描かれている。

ややこしいが、どうやら第?世代と第2世代では時代が異なるらしく、セルリアンパーク荒らしたせいでパビリオンの救助ができていないというのは第2世代に限った話のようだ。

また四神の勢トークフレンズセルリアンが見つかったという報告もあり、おそらく実装予告されていたオリジナルストーリープロローグにあたる話だったものと思われるが、ストーリー実装前にサービスの終了が決定したことでられることなく終わってしまった。

なお、けもトーク以外でもアトラクション障害物やあそびどうぐモチーフとして採用されている。

アニメ版けものフレンズ2

2期1話「きおくのかなた」から登場。ネクソン版のように形をコピーする性質をもっていて、カメラや急須や自動車などの人工物を模している。7話のセルリアンに至っては排気してスピードを出すという自動車の性質までコピーしていた。サイズは個体によって異なるがフレンズの倍以上の大きさのものが大半。擬態元に準じたサイズもいれば、推定される擬態元よりはるかに大きい個体もいる。

1期と違い弱点の石はないが、基本的にサーバルワンパンで「パカァーン!」と撃破され、色とりどりのキューブを散らばらせる。1期と同じく丸いが付いているが、巨大な個体だと2つ、3つも付いている。2期のBD付属のガイブックによると、複数の個体が合体したことを表しているようだ。

1話のカラカルの話によれば1期と同じくフレンズ捕食するようだ。6話では捕食されたフレンズは元の動物に戻り、フレンズだった頃の記憶を失ってしまうことがられ、さらに「セルリアンセルリウムという物質から生まれる」という情報も明かされた。

10話では状況から「モノに対するヒトの思い入れをコピーし、思い入れが強いほど強いセルリアンが生まれる」という説が立てられた。10話のセルリアン黒色で、セルリウムと反応したモノそのものではなくモノに含まれた思い入れに擬態しており、擬態元の性質もコピーしていた。それまでのセルリアンより強くて色がいのも、ネクソン版終盤に登場する進化形態がかったことに準じていると思われる。…だがワンパンで倒された。防御は強化されないのだろうか?

8話のセルリアンネクソン版のように空気を読んでいた。11、12話のセルリアンフレンズを取り囲むだけで攻撃しないなど、空気を読んでいた。ネクソン版ではセルリアン(第2世代)の登場する頃になると空気を読む可さはなくなっていたこと、ガイブックに第2世代は形状のコピーより的が優先されたセルリアンとあることから、2期のセルリアンは色こそいが性質は第1世代なのだろう。あるいはセルリアン揮する上位の存在がいなかったのが原因なのかもしれない。

本作ではセルリウム海底火山から噴出しているが、火山への対策は全くしておらず根本的な解決には至っていない。セルリアンの発生原因である思い入れがお客であるキュルルが持ち込んだものであることと併せて、「パークにお客が来る限りセルリアンが生まれ続けるのでパーク閉鎖した」という解釈もできてしまう。

漫画版けものフレンズ2

基本的にはアニメ版2期と同じだが、ヒトだけでなくフレンズの思い入れにも反応するように変更された。この変更でアニメ版6話に相当する回のセルリアンが「2人分の思い入れがある」という理由で強化された。

10話相当のセルリアンフレンズと戦わずに逃げることを選択、そして各地で生まれたセルリアンが1箇所に集まるというネクソン版のような連携した行動を見せる。そしてセルリアンは同じきを持ったフレンズでないと倒せないと説明された。なおネクソン版の形状にアニメ版の丸いという個体も混じっており、こちらはハンター達に倒された。

海底火山から噴出するセルリウムについては、キュルルの絵のきを触媒にすることで、サンドスターに変わる反応を活性化させて、それをけもハーモニーで増幅させるという手段で解決された。かばんさん太古の文献から調べたことによると、フレンズと人のつながりで生まれたきは特別なを秘めているとのことで、きはセルリアンを生むだけではなく対抗手段にもなることが説明された。

けものフレンズ3

ゲーム上のエネミーとして登場。ネクソン版と同じくの三色が存在する。色は属性を示しており、対応した属性アニマルガール三すくみの関係にある。ネクソン版より後の話なので、黒色(第二世代)が序盤から登場する。大まかな設定はネクソン版に準じており、フレンズ生物からきを奪う。ただし女王が既に倒されているので、第二世代でも連携した行動は取れず、きを奪うことに特化した個体だと説明されている。

生物黒色ネクソン版から続投しているほかに、ネジヘルメット具など明らかに人工物を模したものも登場している。人工物は複数の人工物が集まって1体のセルリアンになっていることが多く、かつそれぞれに1つずつ玉が付いている。ネジヘルメット玉はネクソン版のボスのようにガラス玉のような見ただったが、以降の玉はアニメ版に準じた見たになっている。一部セルリアンにはその姿を映したゲームアイテム、「フォト」があり、その解説文で正式名称が分かる(名前の初出はガイブック)。

本作は3Dで描かれているが、フレンズ達と違ってセルリアンは半透明で向こう側が透けて見えるので、異質感がある。

撃破されると、一全身がい色になったあとブロックをまき散らして消滅していく(フレンズたちはセルリアンを破壊することを「ぱっかーんする」と表現している)。なお本作ではこのブロックサンドスターであり、サンドスターの素はセルリアンセルリアンがいなくなればフレンズもいなくなると明言されている。

セルリアンに意思や感情はなく、パークスタッフ台風津波火山と同様とみなしている。そして現状ではアニマルガール以外の対抗手段は確認できていない。

本作ではセルリアン発生の仕組みについて触れられている。メインストーリー6章で遂にセルリウムが本格的に登場。セルリウムと反応したモノに含まれたきが強いほど、生まれるセルリアンも強くなると説明されている。そしてアニメ版2期と同じくセルリウムと反応したモノそのものではなくモノに含まれた思い入れに擬態しており、ツチノコが持っていた子供向け歴史絵本に掲載されていた写真から古代の紋様やに擬態したセルリアンが、またセーバルぶらり2章でトキの歌を録音したラジカセきを写したセルリアンが現れた。ここからも分かる通り、ヒトだけでなくフレンズの思い入れにも反応する。

複数のセルリアン融合して強な一個体に変化することがあるほか、形状を共有する性質をもっており、遠く離れた場所にも変化後の個体が現れることがある。セルリウムから生まれたものも同様であり、ネクソン版にも登場した翼竜博物館化石を模倣したもので、それが博物館封鎖後に各地で現れるようになったと説明されている。

フレンズ毎日のように戦っており、大量のセルリアンが町に現れたせいでスタッフフレンズが避難したこともあるが、7章では本当は遭遇が難しい存在だと説明されている(作中に登場するヒトが例外で、大多数のヒトの前には姿を現さない?)。

本作にはそれまで登場したことのないような特徴的なセルリアンがいくつか存在する。

巨大セルリアン

メインストーリー(第1シーズン)に登場。シナリオは巨大セルリアンを退治して奪われたきを取り戻すために、足跡を追いかけるところから始まる。足跡に沿うようにセルリアンが発生していたことから、巨大セルリアンセルリアンを生み出すを持っているようだ。そのからカレンダは、巨大セルリアンは体内にセルリウムを溜めていて、移動しながらまき散らしていると推測している。しかしながら巨大セルリアンが奪うきとは記憶なので、言が少なく追跡を困難なものにした。

そして8・9章で巨大セルリアンと対峙することになる探検隊。その結末はゲームプレイして確かめよう。

ファージセルリアン

メインストーリー7章ではバクテリオファージの性質をコピーしたセルリアンが登場した。破片セルリアンとも呼ばれ、他のセルリアンに感染し(感染した個体はい線が入ったものに変わる)、感染した個体が破壊されるか時間が経ち自壊すると多数のファージセルリアンが生まれ、爆発的に増殖する。退治するにはファージセルリアン自体を破壊していくしかない。

ハンターセル

メインストーリー8章より第二世代の1つ「ハンターセル」が大群で登場。ガイブックには「狙われたかが…死ぬ」という物騒なことが書かれていたが、作中でも登場しただけ緊急警報が発されるほど危険な存在で、シナリオ中ではこの中の1体が複数名からきを奪ったことでフレンズバッタバッタと倒していくという逆無双が描かれた。しかもヘリコプターきを奪って操作を乗っ取るようなことまでした。パーク側が名前を付けて警にしているということは、過去にも出現して被害を受けたということになるはずだが、詳細は不明。

セーバル(けもフレ3)

サイドストーリーセーバルぶらり」より登場。当該記事参照。

ルーラーセル

セーバルぶらりより登場した。セーバルの命名は「ぶちょリアン」だが即座に通りすがりのイケイケギャルにより「ルーラセル」と修正される。

「報告書に書くとき「ぶちょリアン」じゃ恥ずかしすぎるんですーっ!」

英語表記は「Ruler Cell」。他セルリアンを支配・統率(rule)する、攻撃してもぱっかーん出来ないなどの特徴がある。またセーバルと会話(共鳴)でき、まがいなりにも知性のようなものを備えている。ミライはその性質、その異質さを見て「女王」を思い浮かべた。

セーバルを追いかけ、言葉を掛け、共鳴するルーラセル。そしてその姿を変えるのであった…。姿を変えてからは直接言葉を発しているらしく、通信越しにもが届く。

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