ゼアノート
ゼアノートとは、「キングダムハーツ」シリーズに登場するキャラクターであり、ある意味、すべての物語の始まりを作った人物である。非常にややこしい経緯があり、シリーズ中、ゼアノートと呼ばれるキャラクターは複数存在するが、根幹はただ一人である。
また、キングダムハーツ3までの作品はゼアノートを中心とした作品で、前述したややこしさ故に大体この人の行動や設定が理解できれば話の半分以上は理解できる程度には重要度が高い。
キーブレードマスターの一人。イェンシッド、エラクゥスらと共に修行を積み、「キーブレード使いの役目は光の守護者として、世界を陰ながら見守ること」という教えに疑問を抱き、師に黙って一人で世界を巡っているような人物であった。その過程で闇の力を体得し、光と闇の均衡あってこそ世界は保たれるという思想を抱く。
その結果、エラクゥスと意見を対立させて流浪の身となるが、そこで少年の頃より夢見た世界の果て、いまだ何者もたどり着けていない世界に到達するという原点を思い出し、キーブレード戦争の再来によってキングダムハーツを生み出し、それによって自ら新しい世界を創造しようと志す。
そのために老いて脆弱な自らの肉体を捨て、若く強い他者の肉体を手に入れようと行動を始める。そこでヴェントゥスと運命的な出会いを果たして弟子にしたが、あまりにも優しすぎたために自らの肉体とはせず、別の目的のために活用しようとしたが失敗し、ヴェントゥスの心を壊してしまう結果に終わる。
だが、完全に光の心が消えていないことを知るとエラクゥスの元を訪れ、ヴェントゥスを預けた。その際、エラクゥスの弟子テラの闇の資質に気づき、彼の肉体を奪うことを計画するようになる。
シリーズ上で最初に「ゼアノート」と呼ばれたキャラクター。テラの肉体を乗っ取ったまではよかったが、アクアと戦闘になった結果、記憶喪失状態に陥ってしまい、レイディアントガーデンで倒れていたところを賢者アンセムに救われ、その後は弟子として研究者となった。
人を超えたほどに優秀であると賢者アンセムは評しており、六人の弟子の中で一番最後に弟子になったにもかかわらず、一番弟子として扱われるほどであった。心の闇を探る実験の被験者に立候補し、賢者アンセムも記憶を取り戻す一助となればいいと実験の対象とした。
しかし、それがキッカケとなってゼアノートは心の研究に魅了されていき、賢者アンセム以上に心の闇の研究にのめり込んでいき、他の五人の弟子たちと共に人体実験すら行うことをためらわなくなっていき、賢者アンセムに研究を禁止されると、ゼアノートは賢者アンセムを異世界に追放し、師の名を奪ってまで研究を続行した。
やがて、心の闇の深淵を解き明かすためには体はもろすぎるものと考え、自ら心を解き放ち、ハートレスとなる。しかしハートレスになったにもかかわらず、他のハートレスと異なり、人型を保ち以前の記憶も保持していたことは彼自身にも謎であった。
このハートレスになった存在が「闇の探求者アンセム」であり、残された肉体がノーバディとしての自我を持って「ゼムナス」として名乗り独自に行動をするようになる。
絶対ではないが「ゼアノート」というとこのキャラを指すことが多いが、マスター・ゼアノートを区別をして「テラノート」と呼ばれる事も多い。
故郷の世界から旅立つ寸前のゼアノート。しかし未来のゼアノートから時間を超える干渉を受け、闇の力を使いこなし、継承の儀をしていないにもかかわらずキーブレードも操る。
時間移動によって一番先の時代をも見てきているためか、常に落ち着き払っている描写が多い。
テラ=ゼアノート同様、マスター・ゼアノートとの区別から、「若ノート」と呼ばれる事も。
また、回想で出ている若きエラクゥスと共にいる時代のゼアノートのことをソラ達と出会う眼が金色で闇に堕ちているような状態の「若ノート」と区別するために「チェスノート」と呼ばれることもある。
キーブレード戦争を再来させるためには13人の闇の探求者が必要があるとして、ヤング・ゼアノートが時を回りながらそれぞれの時代から一番先のマスター・ゼアノートの時代に集結させた13人のゼアノートたち。
といっても、ここでいうゼアノートとは「ゼアノートから強い心の影響を受けた」という意味であり、本当の意味で同一人物と言えるのは半数弱で、しかも旧ⅩⅠⅠⅠ機関のメンバーも多い(元々ゼムナスが自分の器候補として集めたのだから当然だが)。
-マスター・ゼアノート(一番先の時代のゼアノート。オリジナル)
-闇の探求者アンセム(ゼアノートのハートレス)
-ゼムナス(ゼアノートのノーバディ)
-ヤング・ゼアノート(マスター・ゼアノートの若い頃)
-テラ=ゼアノート(テラの体を乗っ取ったゼアノート)
-ヴァニタス(ゼアノートの弟子ヴェントゥスの闇)
-ダーク・リク(闇の探求者アンセムに乗っ取られていた頃のリクのレブリカ)
-シグバール(旧ⅩⅠⅠⅠ機関のメンバー2,ゼアノートとは一番付き合いが長い)
-サイクス(旧ⅩⅠⅠⅠ機関のメンバー7,元ゼムナスの副官)
-ルクソード(旧ⅩⅠⅠⅠ機関のメンバー10)
-マールーシャ(旧ⅩⅠⅠⅠ機関のメンバー11)
-ラクシーヌ(旧ⅩⅠⅠⅠ機関のメンバー12)
-シオン(旧ⅩⅠⅠⅠ機関のメンバー14)
補欠
-ヴィクセン(旧ⅩⅠⅠⅠ機関のメンバー4)
-デミックス(旧ⅩⅠⅠⅠ機関のメンバー9)
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最終更新:2021/02/28(日) 01:00
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