『ゼノブレイド』 (Xenoblade) とは、2010年6月10日に任天堂より発売されたWii専用RPGである。制作はモノリスソフト(任天堂との共同開発)。
WiiUタイトルとして世界観を一新しつつ、システムの一部を受け継いだ『ゼノブレイドクロス』が2015年4月29日に発売された。
また、本作のリメイクがNewニンテンドー3DS/LL専用ソフトとして2015年4月2日に発売された。
制作は、当時モノリスソフトはゼノブレイドクロスを開発中だったため、モンスターゲームス(権利表記無し)が担当。
通常の3DSでは圧倒的にスペックが足りないため、CPUが強化されたNewニンテンドー3DS/LLでのみプレイできる。
価格は3,700円(税抜)とWii版の発売当時価格6,800円(税込)よりかなり割安な価格設定。
早期購入者特典としてWii版発売時に数量限定で配布された『Xenoblade Special Sound Track』の復刻版が付属する。
新要素として、立体視に対応したほかamiiboと連動した(必須ではない)サウンドテストや3Dモデル鑑賞などといったコレクションモードが追加されている。ただし3DS作品としては珍しく、タッチスクリーンの操作には一切対応していない。
さらに、2019.9.5放送のNintendo Directにて、Switch用ソフト『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』が発表された。オリジナル版発売10周年となる2020年5月29日発売。
HDリマスターが施されている他、主要キャラのモデリングも一新。さらに本編終了後の追加ストーリーとして「つながる未来」がプレイ可能で、没エリアとされていた「巨神肩」を新たな冒険の舞台として探索できる。ちなみに副題は決定版という意味である。
また、任天堂キャラクターの祭典、大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U・SPECIALに、主人公シュルクがプレイアブルキャラクターとして参戦している。ガウル平原がステージに採用され、本作の一部BGMをステージ曲として聴くことができる。リキやダンバン、フィオルンもシュルクの技の演出やアシストフィギュア、Miiファイターのコスチュームとして登場。
スマブラのコレクション要素フィギュアは、もともとゼノブレイドが据え置き機の作品ということで、WiiU版に集中している。パーティメンバー全員(フィオルンは2種類)と量産型以外のフェイス、そして巨神と機神のフィギュアが存在する。SPECIALにおいては、フィギュアに代わる新要素スピリットで多数のキャラが収録。
原案・総監督・脚本は『ゼノサーガ』、『ゼノギアス』の高橋哲哉。高橋が監督を務めるのは実に8年ぶりとなる。
シナリオは『ゼノサーガI・II』、『勇者王ガオガイガー』、『SDガンダムフォース』等を手がけた竹田祐一郎との共同執筆となっている。
楽曲製作は下村陽子、清田愛未、ACE+らが参加し、『ゼノギアス』『ゼノサーガ』の楽曲製作を手がけた光田康典もEDテーマを作曲している。
高橋哲哉による作品という事で「ゼノ」の名を冠してはいるが、表現や設定が難解な過去作品に比べて、分かりやすいストーリー・用語の使用を心がけて製作されたとのこと。ただ、要所の残虐さや後半からのストーリーはやはり「ゼノ」の流れを組んでいる。
旧来の「ゼノ」との世界観の繋がりといった関連性は現時点では不明である。
だが、ファンサービスか、「サーガ」の伝説の迷台詞「貴様らの上腕二頭筋を破壊する!」が登場する。
早期購入者特典は「Xenoblade Special Sound Track」。
海外でのタイトルは『Xenoblade Chronicles』。IGNなどの海外レビューサイトにおいても、オール9点(100点満点では90点)以上の高評価を得ている。
また、みんなのニンテンドーチャンネルというWiiチャンネルにある「みんなのおすすめ」機能で、全ての年齢層、性別における評価の平均値(おすすめ度)が高い作品につけられる勲章「おすすめランク」というものがある。この勲章を取得するには非常に厳しい条件がある。
であり、かつ得票率が0.1%以上の作品。
どちらかの条件でも満たせなかった場合はランクを得ることができない。
この条件を満たしたのは対象1000タイトル以上のうち75タイトルであった。さらに、評価の平均値の変動によりランクが上下することがあるなかで「ゼノブレイド」は2007年のサービス開始当初から2013年のサービス終了まで最高ランクである「プラチナランク」を保ち続けたただ1本のタイトルであった。
遥かな昔、大地すら無い世界に突如現れ、互いの全てを懸けて戦い、そして相打った巨神と機神。
その戦いから幾万年の後、神の躯を大地とし、生命が生まれ、文明が生まれた世界。
巨神の躯の上には人に似た「ホムス族」を始めとし、様々な種族が平穏な生活を送っていた。
しかしある日、機神の方角より謎の存在「機神兵」が現れ、巨神の上に暮らす人々の殺戮を開始する。
神剣「モナド」の力によってかろうじてその侵攻は食い止めたものの、機神兵の再侵攻は目前に迫っていた……。
フィールドは「神の躯の上」のみという設定だが、その神が非常に大きいため非常に広大なものとなっている。
マップは種類が豊富で起伏に富み、MMOばりに広大で「目に見える範囲は歩いていける」とばかりに冗談のような広さを誇る。
各所に名産アイテムや名所ポイントが散らばっており、いずれのマップもシームレスであることもあって、探索する楽しさを有している。その一方で一度足を運んだ各マップ・エリアへ瞬時に移動できるシステムも完備しており、移動のストレスはほとんど感じさせない。
強いて言えば、マップの広大さ加減と自キャラの移動速度が少々見合っていないかもしれない。しかしこれはジェム(武具にセットする強化パーツ)やスキルの「移動速度強化」でもある程度補えるため、苦にはならないだろう。
戦闘はフィールド上に存在する敵を攻撃する、ないしはされる事によって開始されるシンボルエンカウント形式。シーンの変更は無くシームレスにバトルは始まり、バトル中も自由に動き回る事ができる。
通常攻撃はオートで行われるが、それよりもヘイト(敵からのターゲット)管理や「アーツ」と呼ばれる技を使うタイミングといった、仲間との連携を駆使する戦略を立てる事が重要となる。更にキーアイテムである神剣モナドの力によって、「未来視(ビジョン)」と呼ばれる数秒先の未来を見る事ができ、「大ダメージを食らう」という未来を防御のアーツで事前に回避する……などといった事も可能である。
レベルアップにはポイントの配分が導入されており、能力や性格・アーツなども自分好みに成長やセットを行えるようになっている。
装備品は能力だけではなく外見にも反映されるようになっており、イベントシーンの印象へも影響を及ぼす。装備を外せば下着姿になったり、最初の街で女性用水着が売られているなど、モノリスソフトらしくソッチ方面の期待は裏切らない。
他、時間帯で変わる町民の生活パターンや数百にもわたるサブクエストなどの要素が散りばめられ、かつそれぞれの要素が密接に繋がっているため、多数の要素があるにもかかわらずゲーム的な統一感が図られている。
掲示板
4265 ななしのよっしん
2024/06/01(土) 09:43:09 ID: +J2erh1obn
強い敵と戦う、より強くなるための試行錯誤ができる魅力ってのは間違いなくあるけど、
それ自体を受け付けない人は徹底的に刺さらないんだよね
ゲームメーカーとしては戦闘が嫌いでもマップを駆け回ったりシナリオに浸る目的がある客が手に取れるようなものだと思われる方が得だし
4266 ななしのよっしん
2024/06/01(土) 20:30:50 ID: ERmhRgg4XJ
4267 ななしのよっしん
2024/08/06(火) 20:21:02 ID: 6AZsaEPC7m
新作を作りますの募集見たとこ今のままだとリソース全然足りないよって感じ?
次に予定しているのってゼノクロ方面の路線になるのかねえ
急上昇ワード改
最終更新:2024/10/05(土) 06:00
最終更新:2024/10/05(土) 06:00
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