『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』 (英: The Legend of Zelda:Twilight Princess) とは、任天堂が開発・発売するゲームソフトである。略称はトワプリ。
2016年にはWiiUで『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』が発売している。(後述)
ゼルダの伝説20周年作品。日本では2006年12月2日にWiiとニンテンドーゲームキューブで同時発売。GC版は日本最後のGC用ソフトであり、日本のみ任天堂オンライン限定販売だった(販売終了)。
2015年9月30日時点のWii版とGC版の世界累計販売本数は885万本で、2016年現在シリーズ最多を誇る。
派生作にWiiの「リンクのボウガントレーニング」がある。
時代背景は『時のオカリナ』で元の少年時代に戻ったリンクがゼルダと共にガノンドロフの野望を事前に防いでから約100年後の世界である、と本シリーズのプロデューサー・青沼英二がニンテンドードリームで語っている。必然的に『ムジュラの仮面』の後の時代にもなる。
レーティングはシリーズ初のCERO-B。具体的にはトアルの剣入手時のイベント、及び森の店での万引き行為が犯罪表現と判断された為。後者の場合、店番の鳥に襲われる上に以降ドロボーと言われてしまう(「夢をみる島」の「どろぼー」とは違い呼び名が全員変わったりはしない)。序盤の相撲によるリンクのサービスシーンはたぶん無関係。
すべての向きがお互いのミラーモード(左右反転)となっている。またWii版のみワイド画面(16:9)対応。
Wii版はWiiリモコンとヌンチャクで剣を振るなど直感的な操作で、リンクがシリーズ初の右利きとなっている。これは大多数のユーザーが右利きであることに配慮し、Wiiリモコンでの操作性を優先したため。
元々はGC専用ソフトとして2005年末発売を目指し開発していた。しかしGC本体の普及率低迷や次世代機Wiiへの移行期に差し掛かっていたことから発売を延期し、両ハードでの開発に至る。この結果、Wii版はWii本体との同時発売ソフトのひとつになった。
主なキャストは、リンクが笹沼晃(現:笹沼尭羅)、ミドナが河本明子、ゼルダが水沢潤。
開発段階のE3紹介ムービーでは、時のオカリナで収録した青年リンクの声(檜山修之)をリンクに流用していた。ちなみにムービーが発表された時の盛り上がりを伝えるべく海外ゲームサイトにて作成された写真が、かの有名な「外人4コマ」である。
ニンドリのロングインタビューの青沼によると、今作のリンクはやんちゃでちょっと不良っぽい声を表現したかったらしく、「今度のリンクに(過去作の声優の)声が合ってるんだろうか」との意見や、海外から寄せられた「(リンクの印象が変わり)これまでのリンクの声だったら違和感がある」との意見を受け、女性声優も含め声のサンプルをゲーム中で仮使用ところ一番しっくり来たのが笹沼だった、と語っている。
2015年11月13日のニンテンドーダイレクトでWiiU版が発表、2016年3月10日に発売された。
フルHDになりグラフィックが高精細化。受けるダメージ2倍で回復のハート一切なしの左右反転世界「辛口モード」、夜にしか現れなかった敵を探すアイテム「ゴーストカンテラ」、Miiverse用のハンコなどの新要素が追加された。また操作性やわかりづらかった箇所が一部調整されている。
ウルフリンクのamiiboとサントラがセットになった「SPECIAL EDITION」も同時発売。このamiiboをかざすと「獣の試練」という狼専用の連戦サバイバルミニダンジョンが楽しめる。回復アイテムの出ない困難な試練だが、地下40階まで制すると9999ルピー入る「底なしのサイフ」が手に入る。なおウルフリンクのamiiboは2017年発売の「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」にも対応している。
ゼルダシリーズキャラのamiiboにも対応。1日の使用回数に制限はあるが、リンクやトゥーンリンクなら矢が、ゼルダやシークならハートがそれぞれ満タンになる。ただしガノンドロフは「受けるダメージ2倍化」という上級者向けのマイナス効果なので要注意。辛口モードと併用すると通常の4倍も食らう状態で遊べるやりこみ向け要素である。初心者には絶対おすすめできないコンボ。
操作はWiiUゲームパッドとWiiU PROコントローラに対応。Wii版と違いWiiリモコンには非対応。
ハイラル王国がある「光の世界」は、トワイライトと呼ばれる「影の世界」に侵略され、
人々は魂だけの姿へ、モンスターたちは影のような異形へと変わる。
魔物にさらわれた子どもたちを追ってトワイライトに踏み込んだリンクは何故か獣の姿に……。
神に選ばれた力を持つリンクはトワイライトに入っても魂状態にならないが、代わりに狼姿へと変化する。初めて訪れた場所では、まずその場所に光を取り戻し人に戻ることを目指す。狼状態だとアクションが変化するが、基本操作は人間と大差ないので安心。
狼は「センス」を研ぎ澄ませて匂いを辿ったり、人の姿では見えないものを見たりできる。結界を張れば一斉攻撃できて集団戦も怖くない。動物(猫やコッコ、さらには愛馬エポナなど)との会話も可能。
しかし剣やアイテムの使用など、人の姿でできたことができなくなる。また人間には怖がられ襲われたりするので、人のいる所では人間になろう(物語が進めば、姿を自在に切り替えられるようになる)。
人間リンクの動きも従来作から進化しており、高威力なものや多彩な動きの「奥義」を習得できる。
覚えるためには、各地に点在する風の像から聞こえるメロディを狼リンクで遠吠えし、現れた金色の狼の元へ行って謎の骸骨剣士から教わる。
最初に習得する「とどめ」以外はクリアに必須ではないが、強力なのでぜひ習得すべし。
多分にネタバレを含んでいるので注意。
ダンジョン名 | 概要 |
森の神殿 | トアル村の北にあるフィローネの森に存在する神殿。 最初なので本作の中では一番楽なダンジョンのはず。 中ではサルたちを助け、サルの力を借りながら進むことになる。 親玉を正気に戻すと、従来作よりパワーアップした疾風のブーメランを入手できる。 ボスは「覚醒寄生種ババラント」。ボム虫の狙い撃ちさえ慣れてしまえば雑魚のはずである。 |
ゴロン鉱山 | ゴロンの住処デスマウンテンにある溶岩のダンジョン。 ダンジョン内にいる3人の長老を探し出し、3つに分かれたボス部屋のカギを集め進んでいく。 洞窟内には磁力を発してる岩場があり、靴底が鉄製のアイアンブーツを使えばその岩場を歩ける。 ここで手に入るのはシリーズの伝統中の伝統、勇者の弓。本作では爆弾と合成して爆弾矢を放ったり、ホークアイと組み合わせてスナイプしたりする事もできる。 ボスはE3の体験版でもおなじみの「覚醒火炎獣マグドフレイモス」。 倒せば族長ダルボスを正気に戻すことができるだろう。 |
湖底の神殿 | その名の通り、ハイリア湖湖底にあるゾーラの神殿。 入るには「ゾーラの服」を着用し湖底に潜る必要がある。 中央の部屋の水位が足りないので東西から水を供給してボス部屋へと向かう。 ここで入手するアイテムは、本作で新登場したクローショット。 従来のフックショットのようにツタとかのぶら下がれる壁や天井に張り付くこともできる。 ボスは「覚醒多触類オクタイール」。倒した後、ミドナがデレる。 |
砂漠の処刑場 | かつて、ある悪人を影の世界に送ったという処刑場。 処刑場だけあって怨念に満ち溢れており、シリーズ伝統のガイコツ兵や幽霊が出まくるが、こちらもマスターソードを入手しているので十分対抗できるはず。 スピナーがこのダンジョンのアイテムになる。 ボスはザントが恐竜の化石に命を吹き込んだ「蘇生古代獣ハーラ・ジガント」。 スピンオフ作品『リンクのボウガントレーニング』のラスボスでもある。 |
雪山の廃墟 | 獣人おしどり夫婦の住む謎の廃墟。やけに武器やら甲冑やら大砲やらが揃っているが、この廃墟の謎は最後まで不明である。 ここでは、病床にある妻マトーニャのために夫ドサンコフのスープ作りを手伝いながら凍りついた廃墟の中を探索していく。スープは何度も補充できる回復アイテムになるので利用させてもらおう。 中ボスが振り回していたチェーンハンマーが、このダンジョンで手に入る攻略アイテム。 ボスは妻マトーニャが"陰りの鏡"の魔力に冒されて変身した「覚醒大氷塊フリザーニャ」。 だが、正直言って素の奥さんのほうがはるかに強い(ミニゲームの難しさ的な意味で)。 |
時の神殿 | 廃墟となった現代から過去の神殿へ飛ぶ。あの裏にあんな空間があったのかと色々と感慨深い。 シリーズお馴染みの鎧モンスター「タートナック」がここの中ボスとして登場。 鎧が壊れると大剣から細剣に持ち替え、素早い動きで翻弄してくる。 これを倒して手に入るのは、おばちゃんが探し求めているコピーロッド。 道中に点在していた鐘や石像の謎が、このアイテムでようやく判明する。 ボスはパワーアップした(÷)もとい「覚醒甲殻眼シェルドゴーマ」。 一度倒したと思っても油断しないように。 |
天空都市 | おばちゃんの故郷の天空都市だが観光気分ではないらしい。 都市を襲う謎の竜を追い奥へと進んでいく。敵の首魁の根城を除けば最後のダンジョン。 もう1本のクローショットを手に入れ「ダブルクローショット」にパワーアップする。 張り付きながら次の地点へ飛ぶことができるようになり、ターザン気分を味わえる。 ボスはこの謎の竜こと「覚醒炎翼竜ナルドブレア」。過去作のヴァルバジアのような炎の竜である。 ちなみにクリアするまで地上に降りられない都合上、唯一ショップがダンジョン内に存在する。 |
影の宮殿 | 影の世界にあるザントの根城。今までの集大成ダンジョンその1である。 道中に比べザントがキャラ崩壊しているような気がするが、憑依していた真の黒幕が分離して素が出たからだと信じたい。どのみち、僭王にはさっさと消えてもらうに越したことはない。 |
ハイラル城 | 最終ダンジョンで、シリーズ伝統の「敵に制圧された王国の城」、本作の集大成その2である。 多くの中ボスが勢揃いするが、中でもリンクの旅立ちの原因を作り、作中4度も対決したキングブルブリンとの決着は必見。 玉座の間に鎮座している真の黒幕を倒せば、感動のエンディングである。 |
タグ検索の場合サブタイトルのほうがヒットしやすい→「トワイライトプリンセス」タグで動画を検索する。
世界のあらましを語るシーンのリンクや戦闘に入る時のフリザーニャの顔は「サムネバイバイ」として知られる。
普通にプレイするものや、裏技・バグ技を利用したものなどがある。
アレンジや演奏、バンブラで製作した動画などが数多く投稿されている。
その時々で流行した動画(ウマウマや男女など)にキャラクターを出演させた動画。
掲示板
656 オーベル ◆apWPMgiCeg
2023/09/16(土) 21:21:04 ID: Cha0T9Ygtt
今もマンガワンのアプリで1話から最終話まで無料で読めますよ。
時のオカリナを意識した感じのストーリーで展開している部分もありますが、
一方でガノンドロフがザントに力を与えた理由として、
影の世界からの脱出方法がわからなかったなど独自解釈も描かれてる。
原作のキャラクターの出番が増えているなど良い漫画です。
657 ななしのよっしん
2024/01/10(水) 23:13:24 ID: 2EyK48baMq
雰囲気だけなら実は一番好きな作品でもある(厳かな雰囲気が強い)
総合的な面白さで言えば時オカには劣る感じがあったけど(時オカはもっと色々探索要素があった)
658 ななしのよっしん
2024/03/18(月) 16:24:48 ID: fhbNQi+l6j
トワプリのグラ並のリアルな時オカのリメイクが欲しいけどそれだと時オカじゃなくなっちゃうかな?
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最終更新:2024/04/19(金) 08:00
最終更新:2024/04/19(金) 08:00
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