ゼンガー・ゾンボルトとは、スーパーロボット大戦シリーズに登場するキャラクターである。
CVは小野健一(ゲーム、アニメ等全ての媒体で共通)。作中の会話から、ファンからの主な愛称は親分など。
初登場はスーパーロボット大戦α外伝。巨大な剣「斬艦刀」を操る正体不明のロボット「スレードゲルミル」を駆る謎の戦士。
その正体は地球滅亡から逃れる為の人工冬眠施設「アースクレイドル」の防衛戦力として眠りについていた地球連邦軍のゼンガー少佐が、マシンセルによって洗脳された姿であった。愛機スレードゲルミルも、マシンセルによって変異したグルンガスト参式の成れの果てである。
ハードルートのみ洗脳が解け、最終決戦で仲間に加わる。
とにかくその性格は一本気の武人、侍であり、本人も言うとおり問答無用。ダイナミックゼネラルガーディアンをダイゼンガーと名づけてしまう問答無用な勢いはスパロボファンの多くを虜にした(しかも頭に武神装攻とかつけちゃったりする)
日本語的に見ると、どう略しているのか分かり辛いが、実際にはDynamic General Guardianでダイゼンガーと略している。
と言うか、ぶっちゃけ見た目そのまんまに『大ゼンガー』と言っても過言ではないが。
一意専心、二の太刀要らずの示現流を修めた剣の達人。
様々な特機(主にグルンガスト系列のスーパーロボット)に乗るが、取り合えず斬艦刀一本あればどうにかしてしまう。
前述のダイゼンガーに至っては、各種兵装が壊れていたので本当に参式斬艦刀一本でどうにかしてしまった。
また、悪を断つ剣を初めとして、自分を○○の剣、○○を断つ剣と自称し、様々なモノを一刀両断している。
更に、神様目の前にして神を断つ剣を自称するすごい漢凄い侠である。
彼に剣を教えた師匠はリシュウ・トウゴウ。
このリシュウ先生、スパロボOG2にてゾルオリハルコニウム製の仕込み杖を以てバイオロイド兵のマシンガンの銃弾を全て切り払い、そのまま一刀両断に斬り捨ててしまう程の腕前の持ち主。
後にOGs外伝や第2次OGではグルンガスト零式にまで搭乗して戦う。弟子が弟子なら師匠も師匠である。
時々忘れられそうになるが、生粋のドイツ人である。
年齢は29歳で、現時点のスパロボオリジナル主人公経験者としては最年長の部類に属する(次点はスパロボZのランド・トラビスで27歳)。
作中の印象から年齢より老けて見えるともっぱらの評判。
そんな彼の最大の弱点は実はアルコール。紅茶の応用で隠し味としてコーヒーに混ぜられた一滴のブランデーで昏倒してしまうほど弱い。
ちなみにゼンガーの名前の由来は、第二次大戦中のドイツの航空機開発者オイゲン・ゼンガー博士と、ハインツ・ゾンボルト技師から。
『ゼンガー』とは本来はファーストネームではなくファミリーネームなのである。
ステータスに関しては、経歴からも解る通りあらゆる作品で高めに設定されている。
特に格闘値と技量値がかなり高めで、乗機の破壊力と相まって正に「我に断てぬ物無し」状態である。
初登場のα外伝では、当初は敵のボス級キャラであるがその状態からかなりブッ飛んでる。
ラスボスと比較してさえ引けを取らない機体性能とパイロット能力、加えて特殊技能「ガッツ」(HP低下と共に防御力、命中、回避、クリティカル率が上昇する。「底力」の上位版)を保有している恐ろしい相手である。
愛機のスレードゲルミルのインパクトと相まって、初見で驚愕しなかったプレイヤーはまず居ないと思われる。
上記の通りハードルートでは最終話一歩手前でスレードゲルミル共々仲間になる。
ステータスは何一つ低下せず、回避値が大幅に増強されて仲間になる(尤も、敵の時の彼唯一の欠点が回避値の異様な低さなのだが)。
その上スレードゲルミルは味方仕様でスペックダウンしながらも無改造でHPが12000もあり、機体能力のHP回復(大)・EN回復(大)もそのままというチートっぷり。ガッツもそのまま所有しているものの、先述の機体性能のお陰でそれが生かされる事は殆ど無い。
しかしそんな事が気にならないくらいに強力で、無改造でもラスボスとタイマンできるし、時間はかかるがそのまま1機で勝つ事も不可能ではない。フル改造してパーツ補強なんてした日には、最終面間近にも関わらずスレードゲルミル単機で無双プレーが可能な程で、まさに「悪を断つ剣」状態である。
続編の第2次スーパーロボット大戦αでは、まさかのスーパー系男主人公に抜擢された。
冬眠に入って間もない現代のゼンガーは邪魔大帝国のアースクレイドル侵攻を受け、愛機グルンガスト参式で出撃する。
スーパー系主人公となった彼は、総合的に見て4人の主人公の中で文句無しに最高クラスのステータスを誇っている。
グルンガスト参式も、飛べない事と長距離攻撃出来ない事以外に目立った欠点の無い優良機である事と併せ、序盤はクスハルートに次いで楽である(ただ、最初期の数話はスポット参戦的な扱いになっている)。
小隊長能力は「格闘武器の攻撃力+20%」。最高クラスの格闘値+乗機の攻撃力+この補正が叩き出すダメージは尋常ではなく、中盤以降にダイゼンガーに乗り換えて更に高い破壊力を得るも、敵の小隊全体にダメージを与える「全体攻撃」が無くなり、使い勝手が若干低下してしまう。しかしボス戦を始めとする1対1のタイマンとなるとαナンバーズ屈指の強力なアタッカーとなる。先述の攻撃力増強効果を上手く使えば、援護攻撃や小隊攻撃を併用して同作38話のサザビーを撃墜(HPを50000以下にすると撤退する)するのも夢ではない程強い。
これだけみるとゼンガーのルートは終始楽というイメージを持たれるかも知れないが、実際には他の主人公ルートは中盤以降で良さが出てくる(自機に複数人数で乗る、主人公機クラスの機体が増える、ステータスがアップする、敵対していたパートナーキャラが仲間になる等)ので、実際にはそれほど差は無い。
続編の「第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ」にも出演。主人公同期のアラド、アイビスはそれぞれ新しい同性のリアル系主人公ルートのみの出演、クスハがスーパー系女主人公続投する中、全ルートに必ず登場し、スーパー系男主人公ルートではキーパーソンとして立ち回り、更に相方であるレーツェルとの強力な合体攻撃の追加もあるという、ある意味破格の待遇である。
OGシリーズにおいては連邦軍特殊戦技教導隊の一員として、パーソナルトルーパーの剣術モーションの構築に貢献した経歴を持つ。
後にキョウスケ・ナンブらの上官、ATXチーム指揮官としてグルンガスト零式と零式斬艦刀を振るうが、旧知であったエルザム・ブランシュタインの真意を知って地球連邦軍を離反する。ビアンの死後、腐敗したDC上層部を一掃すると同時に自軍に復帰。以後はレーツェル・ファインシュメッカーとなったエルザムと共にクロガネ隊を率いてインスペクター事件、修羅の乱、封印戦争に至るまで鋼龍戦隊を陰から支え続けている。
更に『PROJECT X ZONE』にて、スパロボOG枠でソロユニットとして生身参戦した。
ムゲフロキャラを除くスパロボオリジナルキャラとしては、アクセル・アルマー、アルフィミィに次ぐ3人目の生身参戦である。
ゼンガー本人も今までのスパロボに登場した際には剣の達人に相応しい相当の実力者として描写されており、例えば第2次αの時には同じ剣の達人キャラである夕月京四郎(闘将ダイモス)と互角の勝負をしていたり、ノヴィス・ノアに乗り込んでクマゾーを人質にしたジョナサン・グレーン(ブレンパワード)に奇襲を仕掛けたシーン等がある。また、αシリーズでは主人公の一人、ブルックリン・ラックフィールドの剣の師(OGシリーズでは兄弟子)と言う設定も持っている。
今作に於いては、等身大にダウンサイジングされたダイゼンガーを思わせる意匠を施された霊式斬艦刀(ゼンガーの元々持っていた刀が神夜の霊力で変化したもの)を装備している。
劇中に於ける一連の攻撃動作は、画面外から斬艦刀・大車輪で斬艦刀を投げ付け、戻ってきた斬艦刀を掴んで一文字斬りで切り抜けながら相手の背後に回り込み、斬艦刀・雷光斬りでの切り上げて雲耀の太刀の一刀両断でフィニッシュと言う、ゼンガーの歴代搭乗機の演出を再現している。グルンガスト零式? アレはリシュウ先生の機体になったから…。
また、ユーリ・ローウェル(テイルズ・オブ・ヴェスペリア)と戦う際に一度敵に回るのだが、その際に繰り出してくる斬艦刀・一文字斬りは咆哮カットインこそ無いもののモロにスレードゲルミルのモーションを模している。
なお、たまにロリコン扱いされるが、幼女に対して優しいのではなく、女性・子供に対して平等に優しいだけである。(尤も第2次OGでは周りからこのことを意外な一面と評されていた。)だが、本人が不器用すぎるのと、よりにもよって優しい微笑みを向けた相手が本人の本命であるソフィア博士ではなく、当時全てを失っていたゼンガーにとってのただ一つの希望であるヒロイン、イルイに対してだった為、このような風評が立ったものと思われる。
なお、「第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ」のルート次第では、ソフィア博士と同居する上に、救出したイルイを養女として迎える。
親分の雄姿
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/22(土) 03:00
最終更新:2025/03/22(土) 03:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。