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ソウルキャリバー

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ソウルキャリバー』 (SOULCALIBUR) とは、バンダイナムコゲームス(旧ナムコ)から発売されている3D格闘ゲームである。

概要

ナムコ(現バンダイナムコゲームス)が1996年アーケードとして発売した『ソウルエッジ』の続編『ソウルキャリバー』から続く一連のシリーズである。ソウルエッジを含めて『ソウルシリーズ』とも呼ばれている。

人間を喰らう邪ソウルエッジ」とソウルエッジを破壊するための霊ソウルキャリバー」を巡り、籍も人種も違う様々な個性豊かな登場人物たちが己の獲物と技を尽くして戦う3D武器格闘アクションゲーム日本のみならず世界的な人気を誇り、シリーズ累計1100万本(2011年現在)を出荷している人気シリーズである。また、劇を題材とした3D格ゲーとしては一といってもいい作品である。

ゲームとしての特徴は、ナムコの高い3DCG技術を活かした美麗グラフィックと壮大な楽曲、そして「8WAY-RUN」という行きある移動システムとそれを軸とした攻防の独自性などが挙げられる。また、操作性においても複雑なコマンドを有する技が少ないため素人でも簡単に技を繰り出すことができ、まさにチャンバラをやるように手軽に操作できることも特徴の一つ。また、『ソウルキャリバーIII』からはキャラクターを独自に作成するモードキャラクタークリエーションモード)が追加され、大きな反を呼んだ。続編の『IV』にも引き継がれ、シリーズの新たな魅になっており、それを使って作成したキャラクター動画が幾つか挙げられている。初期においてはまじめな(?)剣劇アクションゲームであったが、徐々に女性キャラの露出度が増えるなどのセクシー路線が強調されていった。それにより、良くも悪くも「お色気アクションゲーム」の地位を確立した(してしまった)ともいえる。

ゲーム舞台は16世紀の世界各地。時折オリジナルが登場する以外はほとんど歴史に忠実なのが特徴。また、登場キャラクター日本人をはじめとして、ヨーロッパ東南アジア、果てはゴーレムやらリザードマンやら首だけフクロウ人間まで様々な人種キャラクターが登場し、その全てに詳細な設定がなされている。また、一部例外を除けば、どのキャラクターも固有の武器を所持しており、よりキャラクターとしての個性を際立たせている。特に御剣四郎、ジークフリートソフィーティアなどといったキャラクター人気は高い。

他社からゲストキャラクターが参戦する事が時々あり、当時現役だった3ハードすべてで発売された『ソウルキャリバーII』には鉄拳シリーズより「三島平八」(PS2)、ゼルダの伝説より「リンク」(GC)、アメコミから「スポーン」(Xbox)が、さらにスポーン原作者がデザインしたキャラクター「ネクリッド」も参加。『ソウルキャリバー』にはスターウォーズから「ダース・ベイダー」、「ヨーダ」、「アプレンティス」が参戦している。『ソウルキャリバーV』にも、アサシンクリードシリーズより「エツィオ・アウディトーレ」が参戦(時系列は『ブラザーフッド』相当)、また本人はいないがクリエイションの流としてデビル仁の流が登場する。『ソウルキャリバーⅥ』ではウィッチャー3から「ゲラルト」が参戦し、シーズン1のDLCではNieR:Automataより「2B」が、さらにシーズン2DLCではサムライスピリッツより「覇王丸」が参戦している。さらに2B覇王丸ゲストキャラクターであるにも関わらずキャラクタークリエイションによるカスタムまで可(ゲラルトは不可)また、格闘ゲームではないがWiiの『ソウルキャリバー レジェンズ』には「ロイド・アーヴィング」が八頭身で出演している。

2012年PS3Xbox360マルチラットフォームで発売された『ソウルキャリバーV』では『IV』から17年後を舞台に、ソフィーティア息子パトロクロス主人公とした物語が紡がれる。これに伴って御剣アイヴィーなどの一部を除き使用キャラクターは大幅に一新された。

2018年PS4Xbox360Steamマルチラットフォームで発売された『ソウルキャリバーVI』は「リブート」をコンセプトにしており、『ソウルキャリバーV』の続編ではなく『ソウルキャリバー』の再構成となっており、Vの時点で故人となっているソフィーティアなどのキャラクターが再登場している。累計販売本数は200万本を突破している(2021年7月21日時点)。

ゲームシステム

8方向キーとA・B・K・Gの4つのボタンを使用する。ボタン配置はそれぞれ「横り」、「縦り」、「キック」、「ガード」となっており、方向キーと組み合わせるだけで多な技を繰り出すことができる。特に、技の入に関しては簡易化されており、昇コマンド技すら持ってないキャラクターも存在するほど。これらの技を使うことで、相手の体力を0にするか、ステージの場外へとリングアウトさせるか、時間切れの際に体力が勝っていれば勝利となる。

また、『II』からは横り・縦り・8WAY-RUNの間に、「横りは8WAY-RUNに強く、縦りは横りに強く、そして8WAY-RUNは縦りに強い」という三すくみ関係が導入され、より直観的で自由度の高い操作性を実現している。

Ⅴからはゲージシステムが導入され、溜まったゲージに応じて通常よりも強な技を繰り出すことができるようになった。ゲージは最大2本まで一度に溜めることができ、1/2本で通常技の強化技となるブレイブエッジ(BE)と相手の攻撃をはじき返すガードインパクト(GI)、1本で必殺技であるクリティカルエッジ(CE)を使うことができる。

VIではソウルチャージ(SC)とバーサルエッジ(RE)が追加され、ソウルチャージはソウルゲージを一本使用することで攻撃アップ・チャージ中専用技を使えるなどの時限強化技として実装された。リバーサルエッジガード耐久力を消費してブレイクアタック(BA)やガード不能技を除く全ての技を捌いてそのまま攻撃し返し、攻防の駆け引きに持ち込ませるキャラ共通の技として実装された。なおバーサルエッジは「攻防の駆け引き」として色々説明されているが実際やってることはじゃんけんに似た運要素の絡むシステムであり、対戦格闘との相性の悪さからVIが発売してからシステムとしての評価は賛否が割れてしまい、過疎化の要因になった

VIシーズン2では、賛否が割れていたリバーサルエッジについてガードされたら攻防の駆け引きに持ち込めないなどの修が行われた。追加システムとして、ゲージを一本使用することで相手に攻撃をしかけつSC状態に移行するソウルアタック(SA)、ゲージを消費して全ての技を弾き返すガードインパクトの強化版ことレジストインパクト(RI)が追加された。

横斬り

Aボタンで出す技。その名の通り、武器を横に振るう攻撃が多く、8WAY-RUNで軸移動している相手にも当てやすい。反面、出が遅く威の低い技が多く、に牽制として使用するのに向いている。

縦斬り

Bボタンで出す技。その名の通り、武器を縦に振るう攻撃が多く、出が速くて威の高い技が多い。一方で、攻撃範囲は直線状なため、8WAY-RUNで簡単に避けることができる。

8WAY-RUN

方向キーを入することで、画面方向、手前方向を含む8方向への任意の距離での自由な移動を実現しており、システム上これを8WAY-RUNと呼んでいる。移動によって相手の側面を取ることや攻撃の回避が可となるだけでなく、移動中には各キャラ固有の技が用意され、今までの格ゲーにはなかった立体的な駆け引きを実現している。

作品一覧

主なキャラクター

歴代ゲストキャラクター

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最終更新:2024/03/28(木) 18:00

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最終更新:2024/03/28(木) 18:00

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