ソシャゲの妖精ソシャゲちゃんR

ソシャゲの妖精ソシャゲちゃんＲとは、市藤にたか氏の連載マンガである。
現在、ニコニコ静画では5枠目突入中。

概要

当初はソシャゲをネタにした４コマ漫画としてイラストカテゴリに投稿されていたが、好評になったためかバトル物のマンガ連載に切り替えられた。
市藤にたか氏らしい、ほのぼのブラックな内容に仕上がっている。
ニコニコ静画の他、pixivやTwitterでも連載中。

脅威のフルカラー毎日連載。諸般の事情でニコニコ静画に投稿できない際はまとめて投稿している他、Pixivのほうに更新している。
2017年6月7日からマンガ連載を開始、2018年5月28日に365回連続更新達成。

※2枠目突入時に作者の自己判断で「性的な描写」と「過激な暴力描写」を含む旨の表示がなされるようになった。
理由はお察しください。

あらすじ

ある日、ソシャゲ好きのOLであるアキカさんの元に「ソシャゲの妖精」と称するソシャゲちゃんRがやってきた。
ログインボーナスを吐かれたり詫び石で苦しんだりガチャを回してマンションを破損させたりして楽しく過ごしていたが、ある時ソシャゲちゃんらがやってきた真の理由が明かされる。

なんとそれは「妖精王」を決定するための戦いだったのだ！
妖精王一生遊んで暮らせる非課税所得を目指して、アキカさん（とちゃんR）の戦いが始まる……！

妖精王とは

下記の通り、人間である。任期は3年。
報酬は「当選確定宝くじ」の形で、数十回に分けて支払われる。
妖精王になっても特に苦はないらしい……

業務内容

• 妖精界の全責任を負う
• 妖精界のシステムや状況把握
• 妖精界の育成・資産運営・作業計画に対する承認

妖精王決定戦概要

16のソシャゲ陣営が最後の１つになるまで戦い潰し合う。
陣営数が半分になる度に、生き残りのソシャゲちゃんが集まってテコ入れ妖精会議が開かれる。
各陣営は、妖精から構成される「運営」、戦闘プレイヤー役の妖精である「ソシャゲちゃん」、妖精王候補の人間である「飼い主」から構成される。

飼い主は、

「家族か友人がいないか疎遠(必須条件)」
「健康である程度金を持っている(任意条件)」

を満たす人間から選ばれる。
妖精に選ばれたなら契約は断らないほうがいいらしい……

勝利した陣営が次期主力のソシャゲとなり、その飼い主が妖精王となる。

ルール

ルールを破るとペナルティが課せられる。内容は妖精王が決める。
なお、妖精王はソシャゲちゃんの視界を通して常に状況を把握している。

総則

• ソシャゲちゃん同士の戦闘中に各陣営固有のソシャゲちゃん（以下、「本陣妖精」とする）が戦闘不能になったら敗北。
  • 死亡・消滅はもちろん、気絶してもアウト。
• 運営及び飼い主は他陣営のソシャゲちゃんに(ソシャゲちゃん同士の戦いに影響を及ぼす程度の)危害を加えられない。
• 他陣営の運営や飼い主に危害を与えてもいけない。
  • 自陣営はその限りではない。
  • 逆に言えば、敗北した元飼い主などの一般人には危害を加えても構わないということでもある。
•  戦闘エリアは都心２０ｋｍ以内。ここから外に出てはいけない。
  • 非戦闘時に戦闘エリアから出るとペナルティとしてソシャゲちゃんは各運営に強制転送される。戦闘中なら即敗北となる。 
    • 参考までに、都心から20ｋｍは東京駅を中心とすると、
      北：戸塚安行駅
      東：京成幕張本郷駅
      南：東扇島
      西：三鷹駅または布田駅
      の辺りとなる。
• 戦闘期間は最長１年。なお期限までに決着がつかなければ２０ｍ四方にまで狭めたエリアでサドンデス。
• 運営はソシャゲちゃん同士の戦い以外でソシャゲちゃん損傷・死亡(消滅)した場合に限り当該ソシャゲちゃんを再生できる。
  • これを利用して、損傷したソシャゲちゃんを戦闘後にワザと殺して全快させることもできる。通称デスヒール。
• 死亡等により飼い主を紛失した場合、各運営は3日以内に代替の飼い主を選出しなければならない。飼い主は消耗品だ、いいね？
• ソシャゲちゃんを運営と飼い主の間で転送できるが、この転送機能を戦闘に利用してはいけない。
  • 転送を利用して逃げたり奇襲したりできないということである。
• いかなるケースにおいても妖精王の指示には従わなければならない。

コラボ関連

• 両陣営の同意のもとに、他陣営のソシャゲちゃんとコラボ(要するにレンタル)できる。
  • 一見して貸し手に利点はないように見えるが、他陣営の情報を得られたり相手負担で課金を行ってもらえるかもしれない……といったメリットがある。
  • コラボ中のソシャゲちゃんが死亡しても、コラボ終了時に再生できる＝コラボ中は敗北しない
    • 逆に言えば死亡してもコラボ期間が終わるまでは再生できないので、それまでは前述の貸し手側メリットがなくなることを意味する。
• コラボ中は、コラボ相手のソシャゲちゃんと戦ってはいけない。
• コラボする場合は、その期間を妖精王に申告しなければならない。
  • 期間の申告はコラボ相手にはしなくてもよいらしい。
• 既にソシャゲちゃんを使役している場合、他陣営からのコラボを受け入れることはできるが本陣妖精をコラボに出すことはできない。
  • 本陣妖精をコラボに出して安全にしておいて、使役妖精で別の敵を倒させる……というようなことはできないわけである。

戦後処理

• 勝利した飼い主は相手のソシャゲちゃんを使役するか消すかを選択できる。
  • 相手がソシャゲちゃんを使役していた場合、その使役妖精たちもまとめて使役するか消去するか選択できる。ただし例外アリ(後述)。
  • 使役されているからといって、自由意志までは失うわけではないようだ。
• 敗退したチームの運営は解散し、サポートを終了する。このために使役されているソシャゲちゃんは再生できない。
  • 相手の使役している妖精を殺害した場合、殺害された妖精は再生できないので勝利後に使役できない。
• 以前の飼い主が強化した能力は使役後もそのまま。
  • ただし、ルール違反のペナルティでソシャゲちゃんが初期化された場合は例外。

追加ルール

陣営数が半分になったタイミングで開かれた妖精会議にて追加されたルール。
8名の妖精がルール改変・追加・削除案を持ち寄り、秘書ちゃんを含めた9人による多数決で決定された。
なお最多票を得た案が過半数に満たない場合は、話し合いで2案に絞って再度多数決を取る予定だった。

1. 「いかなるケースにおいても妖精王の指示には従わなければならない」ルールの削除（L）
2. 戦闘エリア半径を20kmから30kmに変更
3. 残り陣営が4つになるまで、二陣営一組でのチーム戦とする
4. 特殊武器を紛失・損壊（消去含む）した場合、戦闘中でなければ再生できる
5. 決定戦の帰還を1年から1ヶ月に変更
   →あまりに短すぎるので2ヵ月に訂正
6. 戦闘中かどうかの判断がしにくいため、戦闘中や戦闘終了となった瞬間に秘書ちゃんを派遣・通達すること）
   →秘書ちゃんが忙しすぎるので「各陣営を通して脳内通信で本陣妖精に通達」に変更
7. 「いかなるケースにおいても妖精王の指示には従わなければならない」ルールに「他のルールに抵触しない範囲で」の一文を追加
8. 各陣営は決定戦期間中は変更できない拠点を設け、飼い主と本陣妖精は1日1時間は拠点に滞在しなければならない

の案が提案され、各陣営の駆け引きやら懐柔やらを経て、
「戦闘中や戦闘終了となった瞬間に、各陣営を通して脳内通信で本陣妖精に通達」の案が採用された。

その他補足

• ソシャゲちゃんは飼い主以外の一般人には見えない。
  • 敗北すると、元飼い主には妖精が見えなくなる。記憶まではなくさない？
  • カメラにも映らない。
• サービス期間を過ぎると妖精にも食べ物が必要になる。
• 機密漏洩防止のためか、システム根幹に関わることを話したソシャゲちゃんは消されるらしい。
• 再生や転送の各種ルールに関する、戦闘中かどうかの判定は対戦相手の認識による。
  例え遠隔攻撃で敵を倒しても、相手が攻撃されているという認識がなければ非戦闘中となり、再生できるため敗北とならない。

課金要素

ソシャゲちゃんは最大3つまで能力を持てる。一人だけ例外がいるらしいが……？
つまり、もともと持っている能力に加えて課金で2つまで(合計3枠)能力を追加できるわけである。
気になる課金額だが、ソシャゲちゃんXの2枠目を開放するのに500万円かかったらしい。
なぜか「アイドルソシャゲちゃんたちはもっと能力を解放したいみたいですね」という声が聞こえた気がした。

使役中はもちろんコラボ中のソシャゲちゃんにも使えるが、支払いは借り手負担。ただし課金の仕様は主人側の運営に準じる。
なお支払い方法は不明。

課金内容（R運営）

料金を払い該当ソシャゲちゃんの頬をガチャポンの如くひねるようにつねると空中からレアリティに応じた景品が出現する。それにソシャゲちゃんをぶつけると合成できる。
ぶつけた数とレアリティに応じて新しい能力を得られることもある。
例えば、ちゃんTの「奥の手」はレア8個にSR3個をぶつけることで覚えた。
料金は1回3万円だが10連ガチャなら50万……え？

以下、「フリーダムに定評のあるR運営」のガチャ景品。妖精王からしこたま怒られた事によるアップデートにより、現在ソシャゲちゃんより大きなモノは出現しなくなった。なお、上記「10連ガチャ50万」の頭おかしい設定もR運営である。

• NORMAL

アジアゾウ
プテラノドン
パン屋の割引券(期限切れ)
食パンのアレ(※バッグクロージャー)
チョコレート

• SUPER RARE

カフェラテ

• SPLASH STAR RARE

^。　　←卵子

登場人物（ネタバレ反転）

※以下、ソシャゲちゃんを「ちゃん◯◯」と呼称する。(例：ソシャゲちゃんR→ちゃんR)

ちゃんR陣営

• アキカさん
  ソシャゲ好きのOLである主人公。なかなかの切れ者だが、妙なところでうっかりさん。
  わりとおっきい。
• ソシャゲちゃんR（RPG系をメインにプレイするユーザー）
  青いモブヒロイン。微弱な電流を発する黄金のガントレットと白いワンピースに青髪の少女。なお、ワンピースの下はマイクロビキニ。
  無能R陣営の開発ミスのせいでRPGのキャラクターではなくユーザーをモデルとしてしまい、戦闘力皆無で妖精王決定戦についてもロクに知らされてない状態でアキカさんのもとに送られた。
  そのため編集者読者からもモブ呼ばわりされていたが「アキカさんのために詫び石なりたい」という思いは本物であり、その健気さから同情を得るようになった。
  

  能力？

「同じ敵を飽きずに倒し続ける能力」：日本人のそこそこな割合が持っている能力でもある。なお倒せるとは言ってない。
「レアアイテムがなかなかドロップしなくてもくじけない能力」：

• 新ソシャゲちゃんR（RPG系）
  突如アキカさんの前に現れた赤髪ショートに黒コートのオレっ娘。
  あまりの旧ちゃんRのポンコツさに見かねた妖精王の指示で再開発された。白(銀？)のブレストプレートに雷を纏うロングソードを持ち、戦闘能力は旧ちゃんRとは段違い。

• 真ソシャゲちゃんR（暫定）
  新ちゃんRに旧ちゃんRをぶつけて合成した、ちゃんR覚醒形態。
  青髪でちっちゃい身体に白コートに黄金のブレストプレートという外見であり、両者のデザインを折衷したような外見となった。武器は抜くとライトセイバーめいて光の刀身を形成するロングソードとなってることも相まってどことなくジェダイっぽい。
  就寝中など意識がない時は新Rそのままの赤髪で、意識が覚醒すると徐々に青くなる。
  中身は新旧が混ざっているが、記憶が多いぶん旧ちゃんRのほうが勝っているようだ。不安。それはともかく戦闘力は大幅に向上したようで、今後の活躍が期待される。

  能力

「解除（暫定名）」：指差しして宣言することで相手の能力を解除するディスペル技。使用条件等は不明。

ちゃんT陣営

• ソシャゲちゃんT（タワーディフェンス系）
  紫髪ポニーテールのくノ一。
  「十間刀」という伸縮自在の刀を手甲の中に収納している。十間は約18ｍや。
  当初はただのアホっ子……と思われたが、後述の能力でペナルティを計りながらちゃんR陣営を探っていたことが判明。ちゃんR陣営と交戦することに。
  なお、1枠目のアイコンはちゃんTである。ちゃんR？知らない子ですね…
  

  能力
  

「一番近くの敵ソシャゲちゃんの方へ一直線に向かう」：索敵にも使えるが、追う対象を指定できないこと、そして敵の操作物(ex.ちゃんKの偵察機・ちゃんSの生産したユニット)にも反応してしまうのが欠点。
「隠れ身の術」：1日30分だけ服ごと自らの身を透明化するステルス・ジツ。アンブッシュに最適。地面や壁をすりぬけることもできるようだ。
「奥の手（仮名）」：一定範囲内の敵を同時攻撃できるらしいが詳細不明。

• ちゃんT飼い主（本名不明）
  黒髪の目つきの悪い男。
  ちゃんTをちゃんR陣営に突撃させてペナルティの程度を計り、十分と見るや夜襲を仕掛けるが……

ちゃんP陣営

• ソシャゲちゃんP（パズル系）
  銀髪ツインテで翼のある少女。若干マゾっ気がある。好き。
  腕に宿った能力でアキカさんのブラジャーを消してみせた。好き。
  2枠目のアイコンに抜擢された。痛いの大好き。
  

  能力

「同系色の物を３つ同時に触ると消去される」：直径6ｍ以内の個体を消すことができる。ちゃんPの意思がなくても腕や手に触れれば発動する。
「飛行」：背中の翼で飛行する。走るのと同程度に疲れる。
「リパーツ」：◯メック星人めいて欠損した手足をその場で再生させる。飛行用の翼は再生できない。体力を消耗するらしく、回数に制限がある。

• サイガさん
  暗めの金髪に濃い肌色、彫りの深い顔立ちに金色の三白眼で和服姿の壮年の男性。
  初登場からラスボス感漂っていると評判だが、職業はマンガ家。しかも萌え4コマを筆で描く。

ちゃんアイ陣営

• ソシャゲちゃんI（アイドル育成系）
  紫髪ツーサイドアップの美少女カキン。
  一見して戦えなさそうだが、能力と頭脳をフルに活かして戦うカキン。
  ちゃんKよりおっきいカキン。

  能力

「触れた穴を埋める」：鼻と口に触れれば気道を埋めることもできる。妙に意味深。
「変装」：全く見分けがつかないレベルで自らの姿を変える。
「スポットライト」：強い光を放つ。基本的に目眩まし用。

• カナエさん
  ちゃんアイの飼い主の美女。ちゃんアイだけでなく自らも変装して情報戦を仕掛ける切れ者。
  当初は眼帯に女子高生制服風の服装をしていたが、これは道端で独り言(ソシャゲちゃんとの会話)をしていても「そーゆー人か」でも済ませるため。八重歯がかわいい。
  この戦いの裏側に薄々気がついているようだ。

• ノーマルちゃん
  ネコミミっぽい帽子の黄色がかった黒髪のちっちゃい娘。
  食べ物ではなく、ちゃんアイ陣営の運営スタッフ。

ちゃんF陣営

• ソシャゲちゃんF（農場経営系）
  麦わら帽子とディアンドルにエビフライ金髪の女の子。でかい。料理も上手。
  のんびりマイペースだが、鍬による近接攻撃力は意外に高い。
  ガチャが存在しないらしい。
  

  能力

「どこでも畑にする」：詳細は不明。
「超成長」：鍬が触れた植物を異常成長させることができる。一日1回まで。
「妖精犬召喚」（暫定）：ボーダーコリーによく似た大型犬「マサコリ」を召喚する。匂いを辿って索敵ができる。

• マサカゲさん
  刈り上げた白髪に老眼鏡？をかけた和服姿の後期おじいちゃん(多分)。
  ちゃんFに介護されて幸せに暮らしているが、彼女の言うことを一瞬で理解するなど、頭の働きは鈍っていない。
  昔気質の漢であり、卑怯な手口を嫌う。

ちゃんオー陣営

• ソシャゲちゃんO（乙女ゲー系）
  ダークブラウンの髪にスーツ姿のイケメン。
   「お前以外視界に入れたくない」「離れ離れになるのが辛いって？仕方ない…今から5日分愛してやる」などとのたまいながら迫ってくる典型的乙女ゲーのヒーロー。

  能力

「歴男」：歴史由来の能力を発揮できるサーヴァント。
なお、全て同時には使えない。

「歴男－矛盾」：全方位からの攻撃を跳ね返す盾と全ての防御を貫く槍を具現化させる。
ランサーが死んだ！←この人でなし！←妖精ですから
「歴男－三面六臂」：三体に分身する能力。
ちゃんオー、ちゃんオー、ちゃんオー！あの敵にトリプラーをかける！
「歴男－鎧袖一触」：平清盛に触れたところに裂傷を与えて転倒させる能力。

• 上条ショウコ
  ちゃんオーの飼いである黒髪ツインテの女の子。苦労してます。
  コラボ要請を受けたところ、来たのがよりにもよってBL系森の妖精でありめでたく三角関係になった。どう戦えと。

ちゃんB陣営

• ソシャゲちゃんB（BL系）
  青みがかった金髪のイケメン。
  ちゃんオーを見てるとイライラする。あっ・・・(察し)
  

  能力

「左右逆転（リバ）」：受けた攻撃をそのまま相手と入れ替える能力。要するに「偽り写し記す万象」……といえばわかるだろうか。
リバとはBL界隈で攻め受けが固定していないカップリング、または同性愛においてタチ(攻め)ネコ(受け)両方できる人のことを指す。前者は「一松×カラ松だけどどっちが前でもいい」という場合、後者は「疲れからか不幸にもセンチュリー黒塗りのクルルァに追突してしまったサッカー部の先輩が暴力団員に免許証を奪われたり土下座させられたりヨツンヴァインさせられたりして攻められていたが後輩が拳銃を奪ったことで一転攻勢に出た」ような場合。
「誘い受け」：触れた相手から瀕死のダメージを受ける能力。「左右反転」とセットで使うことで一転攻勢を狙う。
「アイスバース」：詳細不明。
なおアイスバースとは、”アイス”と結ばれると相手を溶かしてしまう”ジュース”という2つの種族がいるという悲恋系設定のこと。オメガバースじゃなくて良かった

• ハヤトさん
  ちゃんBの飼い主。黒髪丸刈りの会社員男性。あっ・・・(察し)

ちゃんM陣営

• ソシャゲちゃんM（麻雀系）
  片言で喋る赤紫髪ショートのでこっぱち少女。
  冷酷に見えるが、想定外の事態と煎餅には弱い。
  

  能力

「九蓮宝燈」：1日1牌ずつ麻雀牌を贈り続けて14日目に殺す。麻雀牌が身体もしくは衣服に触れれば発動し、触れた後はただの麻雀牌となる。
一見して最強の能力に見えるが、麻雀牌を受け取った相手が攻撃と認識しなかった場合、戦闘中と判定されず、再生可能となり敗北とならない。
「点数記録帳」：見た目は雀荘でよく見る紙だが、正しい名前を書くと、相手がどこにいてもプラス欄に書いたものを送り、マイナス欄に書いた肉体や能力に関係しないものを奪う。記入欄は最大5名で16回分だが追加は不可能。九蓮宝燈と組み合わせて使うのが基本。
「サンバイマン」：大人並みの体格になって身体能力が飛躍的に上昇する。

• ワカギさん
  黒の短髪無精髭にフチなしメガネをかけている中年男。喫煙者。
  「一般人にはソシャゲちゃんは見えない」ことを利用して麻雀で荒稼ぎしている。
  妖精王には興味がないようで、戦闘どころか決定戦そのものを回避している。
  かつてはソシャゲユーザーだったが、一般的なソシャゲの構造にウンザリしてやめてしまった。

• ワタルくん
  故あってちゃんMの新しい飼い主になったセンター分け黒髪に三白眼の少年。
  5年前に両親が離婚した。その後、父親は音信不通に。

ちゃんA陣営

• ソシャゲちゃんA（アクション系）
  黄緑がかった青髪巻き毛ロング少女。
  近接戦闘ではかなり強いが、飛行や着地等は他妖精の支援がいるようだ。
  高速噴流によってパンチ力を増すアームブースターが特殊武器。
  

  能力

「高速連打」：目にも留まらぬ程の高速でパンチを繰り出す。
「気功」：詳細不明
「巨大化」：詳細不明

• ちゃんA飼い主（本名不明）
  リュックを背負った少年で、端正な顔立ち。

ちゃんK陣営

• ソシャゲちゃんK（お船系）
  碧がかった黒髪ぱっつんツインテ少女。青地に白水玉のリボンがかわいい。
  「他のソシャゲちゃんは人間を食い物にするクズ」だとして、他のソシャゲちゃんを消去することにこだわっている。
  民間人を巻き添えにする攻撃をしないなど、ソシャゲちゃん中随一の良識を持つ。
  

  能力

「機雷設置」：小型の触発機雷を一つだけ設置できる。
「艤装装着」：腕を大砲や機銃に変えられる。要するにアレのあれ。レンジを問わずに戦闘できるが、換装に5分かかる上、大砲に変えた場合はその場から移動できない。
「航空機召喚」：偵察機(周囲5ｋｍ)・観測機(周囲1ｋｍ)・爆撃機(周囲2ｋｍ)の内どれか一つだけ召喚する。交換するのにタイムラグ等が必要かどうかは不明。

• タカヒトさん
  ちゃんKの飼い主である赤茶髪の若い男。
  普段からちゃんKを揉んでいたらしい。

ちゃんC陣営

• ソシャゲちゃんC（カードゲーム系）
  ピンクがかった金髪ショートにカチューシャを着けたおどおどエルフ耳少女。かわいい。ください。
  か弱そうに見えるが、特殊能力枠が4つ以上存在する唯一のソシャゲちゃんである。
  ランさんの母親をモデルにして作られた。お母さんください。
  

  能力

「召喚（暫定名）」：カードを何枚かリリース犠牲にして別のモノを召喚する。これで大きな泡を召喚してコラボ中のちゃんAを受け止めた。罠だのインチキ効果だのがあるかもしれない。
召喚物は何もしなくても数時間後には消滅するようだ。

• ランさん
  亜麻色髪の太眉ポニテ少女。学生らしい。
  C陣営に見せられた動画に写っていた母親に似た妖精王と会うために参戦した。

ちゃんH陣営

• ソシャゲちゃんH（ひっぱりゲーム系）
  赤みがかった黒髪のネコミミ少女。語尾に「にゃ」がつくのはお約束。手の肉球はファッションではないようで、手を使った肉体労働には向かない。猫耳は伊達ではないらしく、聴覚に優れている。
  飼い主に経済力が皆無なため、コラボ先で課金してもらわなければならないというハンデを抱えている。
  というか、飼い主にご飯もあげている。
  

  能力

「引っ張って飛ばす」：ナゾの張力を発生させて人やモノを飛ばす。この能力でコラボ中のちゃんAを飛ばしていた。
「ダメージ壁」：使い手の側面四方と天頂方向に触れるとダメージを受ける壁を発生させる。妖精の能力だけでなく音も遮断する。

• ちゃんH飼い主（本名不明）
  「のらねこが飼い主」ってわけがわからないよ。

ちゃんQ陣営

• ソシャゲちゃんQ（クイズ系）
  セミロングピンク髪の少女。
  普段の会話にもクイズが混じる。直接戦闘力は低いようだ。

  能力

「クイズ」：飼い主がクイズを解くことで他陣営の情報等を一方的に得ることができる。
なお解答にミスしても答えを教えてもらえるが、ファンシーな服装に似合わない巨大メカ張り手が飛んでくる。ありがとうございます！
※本編のクイズの答えをコメントに書き込まないようお願いします。

• ちゃんQ飼い主（本名不明）
  福々しい外見の少年。何度も解答に失敗しているらしく、片頬が常に腫れている。

ちゃんX陣営

• ソシャゲちゃんX（アダルトゲーム系）
  青緑がかった茶髪のツインテツンデレ少女。飼い主にガチ惚れしており、コラボ・使役＝二股だと思っている。なお、相手の性別は問わない模様
  童貞願望再現女ポンコツと思われていたが、多くの読者が手こずったちゃんQのクイズをたちどころに解いてみせたり能力（後述）もしっかり使っていたりと意外にも有能。
  「目隠ししろ」と言われただけなのに手枷も自ら付ける、寝間着がスケスケピンクのベビードール……など、基本的な方向性が18禁。
  色んな意味で目立ったためか3枠目アイコンに抜擢された。
  

  劇中使用した能力

「一度見た妖精の能力を完全に自分のものにする」：他のソシャゲちゃんの能力を2つまでコピーできる。コピー枠を課金で増やせる？らしい。
一見して最強に見えるが、視界に入れば強制的に古いものから上書きされてしまうなどの欠点がある。ただし、既に発動済みの能力効果は上書き後も持続する。
透明化した敵など、見たことを認識していなくても発動する。
コピーしたそのままではなく、何らかのエロゲ的アレンジをして使うようだ。
ちゃんTの十間刀のような、ソシャゲちゃんが一つだけ持つことを許されている特殊武器はコピーできない。

「ユニットを産む機械生産」：ん♥♥あッ♥♥あ゛あ゛あ゛♥♥う…産まれりゅぅぅぅう♥♥♥♥♥_{ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ}
「追跡」:あんなに優しかったのに…『お前だけだ』なんて言ってくれたのに…他の女のものになるくらいなら私がこの手で存在を消してあげる!!どこまでも!!追いかけて!!
「隠れ身の術」：服を脱いで透明化する。
「航空機召喚」：自称慈愛と善行の権化の天使ちゃん(偵察機)、
初出勤に定時退社を主張する悪魔(爆撃機)、
地味に有能なストーカーおっさん(飛べない観測機)の3人？で構成される。
「脱衣麻雀」：1日1牌、適当な麻雀牌を贈り続けて14日目に服を1枚脱がす。使えない
「好感度記録表」：名前を書いた相手に16回までプレゼントを贈りつける。プレゼントの内容で好感度が上下し、自動的に記録される。
「空間転移」：複数人を同時に転送するとソシャゲちゃんの中身が入れ替わる。その状態では能力も使えない。

• 田神ナギサ
  短い金髪のイケメン。苦労してます。

ちゃんS陣営

• ソシャゲちゃんS（シミュレーション系）
  緑髪褐色肌のメガネっ娘。

  能力

「ユニット生産」：頭の帽子からランダムでユニットを生産する。生み出したユニットは自動で近くのソシャゲちゃんに向かって行軍し攻撃する。
未強化では「村人」しか生産できないが、ガチャで強化することで上位のユニットが生産されるようになる。
本体を危険に晒すことなく攻撃できるうえ、痛覚を除いた感覚を共有できるので偵察にも使えるが、自動攻撃ゆえに途中で目標以外のソシャゲちゃんを感知するとそちらに向かってしまう。
ユニットにも食料(コスト)がかかり、補給を一切しなかった場合は餓死してしまう。なんという白骨街道。

• ハナさん
   センター分け黒髪セミロングの女性。会社勤めをしている。

ちゃんL陣営

• ソシャゲちゃんL（放置ゲーム系）
  紫紺のツインテールに薄い黄色の瞳の少女デス。でっかいデス。
  ルールの穴を突き、ヤチヨさんに無断で飼い主登録し、妹に成りすまして20日間引きこもっていた。

• ヤチヨさん
  センター分け栗色髪を後ろで束ねている成人女性。
  2年前に亡くなった妹「チヨ」の死を受け入れられず、妹そっくりの姿で現れたちゃんLを養っていた。

妖精王関係

• 秘書ちゃん
  妖精王の遣いである和服姿の黒髪ロングヘア少女。勝敗が決まった時に現れて使役するか消去するかを問う。
  妖精王の秘書としての仕事も同時にこなしており、ワリと忙しいらしい。
  ほぼ同じ容姿の個体が二人以上存在する。
  

  能力

「空間転移」：空間を越えて移動できる能力。触れていれば他人も運べる。

• 妖精王？
  妙にぞんざいな扱いでモニタ越しにワタルくんの前に現れた。ワタルくんの父親であるがとある人物によく似ている。
  もちろん映像は高い状況判断能力を持つワタルを飼い主に仕立て上げるための餌として作られたものだった。また、同様の手口でランさんも母親によく似た”妖精王”を見せられ参戦を決めていた。

？？？

謎の陣営。通常の妖精とは違う能力を持つという。
突如として出現して各妖精の運営を破壊してしまった。

• クーさん（暫定）
  くすんだペールバイオレットレッド髪の少女の部隊長。関西弁で話す。
• デネブ
  ツインテピンク髪のナイスバディな少女。語尾に☆がつく。
• カストル
  黒髪をポニーテール風にした吊目の男。
• ミラク
  青髪おかっぱの女。

真実

※物語の核心に迫る深刻なネタバレを含みます。

妖精の正体

妖精は”Automous Avatar”略してA2と呼ばれる存在であり、約200年後の世界で作られた人工生命体である。
また、未来世界ではある一定周期の過去にパスを通して移動できる技術（宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコに登場したクロノスプレインシステムのようなものだろうか？）が実用化されている。本物の人間などの生命体は時間跳躍に耐えられないが、電気信号やA2は利用できる。そうやって送られてきたのがソシャゲちゃんら妖精なのである。

未来世界では彼らを使った遊びが流行しているが、人間によく似ている上に"ISM"と呼ばれる超能力を使えるA2には様々な制約が課せられている。例えば性的な用途には使えない。ちゃんBとかどーすんだ
また、A2が飼主に依存されるような行動――例えば喜怒哀楽の表現などーーが規制されている。そのために一定以上にA2との関係を深めることができないようになっている。
しかし、がんじがらめの規制があれば、抜け道を見つけて自由にしたいと思う者が現れるのはいつの時代も変わらないものらしい。そこで彼らは「過去にA2を時間跳躍させて自由に遊ぼう」と考えた。

妖精王決定戦の真実

以上のような経緯で未来からA2を送り込み開催されたのが妖精王決定戦である。
賞金となる「当選確定宝くじ」の番号がわかるのは未来世界の住人ゆえであり、タイムパラドックスの影響を防ぐために何らかの理由で死期が近い者を飼主に選んだ。
なお、飼主が必要なのは上記の「A2との関係を深めることができない規制」を逃れて遊ぶため。
つまり、最初から仕組まれた出来レースだったのである。

しかし未来世界では、公安組織が規制をかいくぐろうとする動きに気づいていた……。

公安の介入

意外なことだが、時間跳躍によるタイムパラドックスはそれほど問題視されていない。
シュタインズ・ゲートのダイバージェンスメーターのような物がないため、今いる世界が改変された世界線なのかそうでないのかわからないためである。

問題視されているのは、時間跳躍の方法が過去に伝わる可能性のほう。
過去世界に時間跳躍が伝えられ、更に過去に伝わり……を繰り返し、あらゆる時代であらゆる人間が時間跳躍が使われて人類が次元を超える存在となったとき、宇宙そのものが崩壊する可能性があるからである。宇宙ヤバイ

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