ソフィー・ノイエンミュラー(Sophie Neuenmuller)とは、コーエーテクモゲームスのガストブランドから発売されているRPG『ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~』の主人公であり、その後日譚である『フィリスのアトリエ ~不思議な旅の錬金術士~』『リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~』の登場人物。その他後述する作品にも登場している。
初登場のソフィーのアトリエ開始時点で16歳。
キルヘン・ベルという小さな町で、錬金術士として人々から頼りにされていた亡き祖母に憧れて錬金術士を営む少女。人のために錬金術を使うことに大きな喜びを感じている。ある日、プラフタと名乗る不思議な本に出会う。プラフタは記憶の大部分を失っており、その記憶が蘇っていく内に元は人間の女性で錬金術士だったらしいとわかり、彼女の失われた記憶を完全に取り戻し、人間に戻すことを目標に活動するようになる。
大方のアトリエ主人公同様、初登場時の錬金術の腕前はお世辞にも良くない。しかし非常に高い発想力の持ち主で、ふとしたきっかけによって自分で多くのレシピを閃くようになる。そして、かつては錬金術士であり、その知識だけはある程度残っていたプラフタを師匠として急激な成長を遂げていく。
自作のアレンジアイテムに変な名前を付けるのは半ばシリーズ恒例だが、彼女も食品にソティー(お茶)だのソフィナンシェ(フィナンシェ)だの自分の名前を混ぜる事がある。
また極めてずぼらな性格であり、料理はともかく自分では部屋の掃除も出来ない(でも風呂にはちゃんと入っているらしい)。なので専ら幼馴染のモニカがたまに来ては済ませている。これについては三作を経てもろくに改善されず、その上錬金術で人に喜ばれるのが何より嬉しい為、調合依頼を限界まで引き受ける無茶を頻繁にやらかし、幻覚なのかマジなのか今は亡き祖母が見えたことも…。ソフィーのアトリエの開始時点の頃は本を読むのはあまり好きでは無かった様だが、プラフタの記憶復活の為にプラフタの本にレシピを書き込んだり、様々な経験を経て後述するように後々自分で書くまでになった。
ソフィーのアトリエの頃からお酒には興味があった為、成人した続編以降では飲酒している姿が見られる。アーランドの酒乱な方々よりは余程カワイイものだが、彼女も酔うと絡み酒になり、愚痴っぽくなったり弟子や友人の可愛さ自慢が始まる。しかも中々潰れない。
「20周年ありがとうキャラクター人気投票」の投票結果では堂々の一位に選ばれ、20周年記念作品である『ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~』のDLCには巨大な彼女の彫像が追加建築物として登場し、建てると同じくDLCで登場するがすとちゃんからは多数決で選ばれたと称賛されるが、本人は困惑していた。
物語の始まりは概要の通り。
例によって新しく人間の体を作り出すのは並大抵のことではなく、何年かかるかわからない[1]。しかし、代替手段として高度な技術と錬金術で作られた精巧な人形にプラフタの魂を移し替えることを思い付き、自身の努力と仲間たちの助けも借りて、無事人形への魂の移し替えに成功。その結果プラフタは多くの記憶を取り戻した。しかし、更なるプラフタの記憶の手掛かりを追う過程で、500年前に人間だった頃のプラフタが封印した根絶の錬金術と、彼女の友人であり、根絶の錬金術の力に魅せられ暴走した錬金術士ルアードを復活させてしまう。
代償として自然のエネルギーを著しく浪費する根絶の錬金術は未来を犠牲にする力であるとプラフタがいくら説得しても、錬金術を極める近道と語り研究を止めないルアードに引導を渡す為、仲間たちと共に激戦を繰り広げ撃破。ルアードは再び封印され、根絶の錬金術の行使に必要な「知識の大釜」も消滅した。
その後は家族同然となったプラフタを完全な人間に戻すのに必要な材料集めと、祖母も受かったという公認錬金術士試験を受ける為、長い旅に出る事を計画。後に弟子となるフィリスが受け継ぐ見た目と中の広さが全く違う物理法則を完全に無視したアトリエテントを作成し、実力はたった数年で実質的な師匠であるプラフタをも呆れさせる程となった。そしてプラフタと共に旅に出たその先で、続編の主人公フィリスと出会う事になる。
物語開始時点で20歳。前作より成長したので多少大人びた性格になった。
前作終盤には既にその兆しが表れていたが、現在では「素材の声を聞く」力に目覚めている。
公認錬金術士の資格を得るため、プラフタと共に試験場のあるライゼンベルグを目指す旅の途中で本作の主人公フィリス・ミストルート(以下フィリス)の故郷エルトナを訪れる。
しかし、地中の町であるエルトナへの巨大な鉄扉は固く閉ざされており、呼びかけても返事が無かったので扉を爆破してしまった…。だが、扉の向こうには驚愕するフィリスが立っていた…。
フィリスの「鉱石の声を聴く」力から錬金術の才能を見出したソフィーは、彼女が弟子入りを志願するとそれを受け入れ、1か月ほど基礎を教えた。その後に町から出られる許可を得たフィリスも公認錬金術士の試験を受ける旅に出発。その餞別として自身のアトリエテントを送り一旦別れるが、その後もちょくちょく彼女のアトリエを見つけては訪問し、助言を与える等してフィリスの成長を見守り続ける。
1年後の公認錬金術士試験ではフィリス達と共に試験を受け優秀な成績を修めるが、フィリス(もといプレイヤー)も甲乙つけ難い成績を出すと試験の最後に順位付け[2]としてフィリスのライバル兼親友のイルメリアやフィリスと戦うことになる。ある意味ラスボスみたいなポジションとなった[3]。
パーティ加入はだいぶ後で、フィリスが公認試験に無事受かり自由に旅に出られるようになった後にやっと加入する。しかし、本作はここからが本番と言える。
成人したが、元から小柄な上に背はあまり伸びなかった為、フィリスの姉で自分より大人っぽいリアーネの事は当初年上だと思っていた。しかし、フィリスの事がなければ非常にしっかりした女性であるリアーネが自分より年下であると知った時は相当ショックを受けていた。続編では遂にフィリスにまで身長を抜かされる。反面、フィリスの子供っぽい性格は変わらなかったので周りからはちゃんとフィリスより大人として認識されている。
登場時点で24歳。
キルヘン・ベルの隣国アダレットに襲来した魔物雷の魔神ファルギオルの前に力尽き、絶体絶命のピンチに陥った本作の主人公である双子の姉妹リディーとスール達の前に、プラフタと共に颯爽と現れその窮地を救う。その後は双子達がファルギオル攻略の手掛かりを見つけるまで、双子達の師匠となったイルメリアを加え3人で再び襲来したファルギオルを足止めし続けた。双子達が攻略法を見つけた頃、アイテム補充に戻って来た所でパーティに加入し、ファルギオルへのリベンジに同行する。
以降は錬金術の大先輩として、「国一番のアトリエ」を目指し頑張る双子達に協力を惜しまず、時にはアドバイスをする。
前作より更に大人びた感じにはなったが、どこか抜けているのは相変わらずで、プラフタどころかフィリスからも心配されている(しかし、家事については三人揃ってリアーネにかなりお世話になっている…)。
双子達の知り合いである謎の少年錬金術士アルトの事は当初普通に接していたのだが、正体を知ってからは彼への態度が変わった為、双子に誤解されたり、関係を疑われるはめに…。
8年の歳月とフィリスや双子達の協力を得て、遂に「プラフタを人間に戻す」という念願を達成する。その実力は、師匠のプラフタをして自身を超えたと評されるレベルになっていた。
無料DLCでは腕試しとして彼女と対戦することが出来るが、この世界有数の錬金術士として人知を超えた戦闘力を披露してくれる。戦闘BGMが「知を越えて」なだけに…。
本作のトゥルーEDでは双子やフィリス達と共に錬金術で皆を幸せにする旅に出て、数々の功績を彼女らと共に残していったと後世に語り継がれている。
絵の世界に入ったつもりが不思議シリーズの主人公全員と共に異世界転移して来た(そして他のシリーズキャラにも言えるが、異世界転移という大事にもかかわらず後からぞろぞろと身内がやってくる…)。姿こそフィリス共々各作品初期のものだが、中身はリディー&スールのED後くらいらしく、フィリスとも師弟関係にあり、尚且つ彼女だけ大人びた低めの声になっている。これは演じた相坂優歌氏が更に大人っぽく成長したソフィーとして演じた結果であるらしい。
プラフタを人間に戻すという目標を達成した後なので、新しい目標を見つけたいと思っている。
彼女や不思議シリーズの一部登場人物のみが持つ「素材の声を聞く」力は他の世界には無いので、異世界のキャラから羨ましがられている(特ににんじん大好きなヴィオラートとか…)。
この世界の為に素材やそれを利用した錬金術のレシピをまとめた本を執筆し、その経験を経て自身の力で得られる知識をみんなの幸せに活かす為、本を書き続けようと決心する。
従来はDLCなどで普段とは違う衣装に変更する追加要素があった(勿論本作のDLCにもある)が、ソフィーとフィリスはそれぞれが主人公の作品において、ストーリーの進行で新しい衣装を手に入れるイベントが存在する。同じ不思議シリーズでも3作目の主人公二人は普段着自体がかけがえの無い物である為か、コスチュームチェンジするイベントは発生しない(DLC衣装自体はある)。
ソフィーの普段着「いつものあたし」は、他のシリーズ作品の主人公(特にアーランド勢辺り)と比べると素朴なデザインだが、物語の途中で仕立て師のレオンが世話になった礼にとソフィーの為に仕立ててくれた「新しいあたし」は、最近のアトリエシリーズの錬金術士らしい華やかなデザインである。この衣装をプレゼントされてからはステータス画面や調合後の一枚絵の衣装が変わり、アトリエのBGMも変化する。以降に発生するイベントスチルでもその衣装で登場する。ついでに言うとプラフタの人形の体に着せている通常衣装もレオンの作である。
ソフィー自身だいぶ気に入っていたが、『フィリスのアトリエ』以降でのデフォルト衣装は「いつものあたし」をベースにアレンジされた「新・いつものあたし」(フィリスのアトリエ)及び、「最新・いつものあたし」(リディー&スールのアトリエ)である。『リディー&スールのアトリエ』では有料DLCでフィリスの衣装として「新しいあたし」改め「先生のお気に入り」が追加される。フィリスが無理やり説得して着させてもらっているらしい…。
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最終更新:2024/04/25(木) 08:00
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