ソル・デ・ロカとは、SNKが開発したアクションシューティングゲーム『メタルスラッグ』シリーズに登場するボスキャラである。
『メタルスラッグ3』のミッション4ボス。獅子舞を意匠にした浮遊する像で、ミッション4の舞台となる遺跡の守護者。
事実上、ラスボスを超える『3』……どころかメタスラシリーズ史上最凶のボス。その鬼畜ぶりは、ファンから畏怖と敬意を込めて「ロカ様」と呼ばれる程猛悪極まりない。
攻撃方法は、①黄弾のバラ撒き、②自機狙い赤弾×複数回、③狼型の弾(狼弾)、④端から端へ移動する紫ビームの4パターン。これらは、ある程度ダメージを与え、ロカが発狂状態(真っ赤になっている状態)になると弾速や弾数が増加する。なお、発狂状態の①は発狂黄弾と呼ばれ、数多のプレイヤーを絶望のドン底に叩き落としている。
ソル・デ・ロカをソル・デ・ロカたらしめている最狂の攻撃。
2000年の稼動以来数々のメタルスラッガーを苦しめ、無慈悲に葬ってきたメタルスラッグ史上屈指の猛攻である。
発狂状態のロカが黄色い光を発した瞬間に、ほぼ1ミスが確定すると言っても過言ではない程の高難易度攻撃。また、ロカの機嫌が悪いと何度も連続で発狂黄弾を放ってくるので、「ロカが赤くなったと思ったらゲームオーバーになっていた」といったポルナレフも真っ青な状況もしばしば。発狂黄弾をガチで避けるとなると、完全に運ゲーになる。
攻撃そのものはただのバラ撒き弾であり、低レベルであれば発狂後でもなんとかなる場合もある。高レベルでは弾速と密度が凄まじく、動くと死ぬ・動かないと死ぬ・ジャンプすると死ぬ・つまりどうやっても死ぬ……といった状況になる。また低レベルでも運が悪いと詰む。一言で言えば、「アクションゲームでやっていい弾幕じゃない」。
弾幕STGのプレイ動画やスーパープレイ動画を見慣れている人には、一見簡単に回避できそうに映ると思われる。事実、弾の数そのものはそういった類のゲームと比べると少ない。
しかし、このゲームのジャンルはアクションゲーム。従って、自キャラの当たり判定がほぼ見た目通りというだけでなく、ボムで無敵などという都合の良いシステムも存在しない。
さらに、自キャラとロカの距離が近い(=軌道を読む余裕が少ない)上、回避方法が(しゃがみ)左右移動とジャンプだけであるため、実際にプレイすると回避が異常に難しい。
それでも簡単だろと思う君、一度体験してみなさい、無理だから。
Q. ロカ様が落ちてくれません。どうしたらいいですか?
A. 攻撃を与えつつ、気合で避けてください。
……というように、ソル・デ・ロカ撃破に最も必要なものは、気合いと運なのだが、そう言ってしまうと身も蓋もないので、ここでは、僅かでも勝率を上げる方法を記述する。
1ミスして当たり前、ノーミスでラッキーという気持ちで挑もう。1~3面および4面道中は簡単なルートを選び、パターンを組めばノーミスで安定する。そのため、ロカ戦で1機落としても、最終面に残2機で臨むことができる。最終面もラスボスが若干手強い以外は、ほとんど安定して抜けられるシーン。ロカを抜ければクリアは(難易度的に言うと)もうすぐ。ここが正念場だ。
発狂寸前までダメージを与えて待ち、予備動作の長い狼弾が来たら攻撃開始、弱点に高威力武器を当てる……というのが一般的な攻略方法。これを意識するだけで撃破率はかなり上がる。
発狂前は、なるべく無駄撃ちをしないようにちまちまとダメージを与えていこう。自機狙い赤弾、紫ビームは丁寧に避けつつチャンスがあれば攻撃を与える。黄弾バラマキがきたら、自信がない限り攻撃はせずに避けに徹した方が安全。
ロカがゆっくりと画面中央に向かっていったらダメージを与えるチャンス。狼弾が来るので弱点に撃ち込む。狼弾は着弾時に浮き出る輪っかにくらい判定があるが、着弾する瞬間に垂直ジャンプをすると簡単に回避できる。弱点の真下に陣取って鬱憤を晴らしてやろう。安定して大ダメージを与えられる唯一の形態なので、確実に攻撃を与えよう。コツとしては、狼弾の一弾目が着弾する際にロカが左右どちらかに移動するので、それを追いかける形で攻撃を与えると、より多くのダメージを与えることができる。ぜひ狙おう。
発狂前はこの繰り返しとなる。ここまでのステージで培ってきたプレイヤーの地力が試される。
ロカはスコア上で2万5千点分撃ち込むと、発狂モードに移行する。発狂モード~撃破の時間を出来るだけ短くするため、「元々あったスコア+2万4千点」になったら攻撃を一旦止め、狼弾を待つ。初めはスコアに気を取られ死んだり、与えたスコア自体を忘れたりするが、割と簡単に慣れるので安心していい。この、発狂寸前の状態で狼弾をひたすら待つ。
狼弾を撃つ合図、ソル・デ・ロカがゆっくりと画面中心部に向かっていったら攻撃再開、全力で弱点に撃ち込む。見ていると、撃ち込んでいる途中で、ロカが真っ赤になる(発狂する)のが分かる。生きのびるか死ぬかの決死点なので確実に、集中して撃ち込もう。
だが、これで終わらないのが「ソル・デ・ロカリンク」なるタグができる由縁。
いくら高威力武器をもって超連射で撃ち込もうとも、一度の攻撃ではロカは倒せない。つまり、絶対に発狂状態のロカとガチの一騎打ちをしなければならないのだ。
上述のように、発狂後のロカは、弾速の跳ね上がった自機狙い赤弾と紫ビーム、そして発狂黄弾を用いてプレイヤーを全力で殺しにかかってくる。プレイヤーはこれら猛攻を避け、再び狼弾という反撃のチャンスを待たなければならない。発狂後の狼弾は弾数が4匹になっているが避け方は変わらないので、もし狼弾がきたら必ず一回で決着をつけよう(※)。
だが、狼弾がくるかどうかは運次第。発狂後に発狂黄弾を連発されあえなく撃沈されたプレイヤーの遺骸が、あの遺跡の足元には累々と横たわっている。
余談だが、狙って出すのは難しいものの、ロカが攻撃してこなくなるハメ技(バグ技)も存在している。
※ただし、LEVEL(難易度)が高いと狼弾の着弾間隔が短くなるため、左右に大きくジャンプしなければ避けられない。よって、一度の狼弾ではロカを撃破できない。
前提として、4面道中のルート選択で腐海(下へ下へ進んでゆくルート)を選択し、レーザー(L)を大量に保持しておくのがオススメ。腐海はルートの難度自体も簡単で、安定してレーザーをボスまで持ち越すことができる。
また、同様に腐海を選び、ショットガン(S)を持ち越して攻撃するパターンもある。この場合、スコアではなく、9発当ててから狼弾を待つ。ショットガンであれば、上手くパターンにはまれば発狂前狼弾から一気にに撃破できる[著者は2~3回確認。追記希望]場合もある。だが、この戦法も攻撃のタイミングがシビアであり難度が高い。初心者にはレーザーでの攻略が推奨されると思われる。
4面はルート分岐がたくさんあり、どのルートもとても楽しくプレイできる。その意味では、攻略のしがいがあるステージになっているが、いずれのルートを選ぶにしても、ロカ戦を考慮しつつ攻略をしてゆこう。あなたが上級者でない限り、間違っても無策のハンドガンで挑もうなどと考えないこと。
ロカとの戦いの最中には、一定の時間で捕虜が空から降ってきて、ヘビーマシンガン(H)かレーザーガン(L)をくれる。
細かい話になるが、クリアだけを狙うならこの捕虜をジャンプでかわすのも(あえて助けない)のも、戦法として重要になる場面がある。なぜなら、せっかく持ち越した高威力武器をヘビーマシンガンに変えられてしまう危険があるからだ。
ただ、1ミスをしたり、高威力武器を持ち越していない場合は、もちろん積極的に助けに行く方がいい。また、あと一歩のところで倒せそうなのに弾数がない……という場合も、捕虜を助けにいこう(ヘビーマシンガンでもハンドガンよりはマシなため)。ロカの攻撃に大きく左右されるものの、助ける/助けないの選択ができる時は、臨機応変に対応しよう。
が、捕虜を助けたい時に限ってロカの攻撃に邪魔され助けられない(助けてもアイテムが時間制限で消える)という、ちゃぶ台をひっくり返したくなるような状況もまれによくある。
ゲーム製作者の「地力でこの難関を突破してみろ!」という挑戦的なメッセージがひしひしと伝わってくるボス戦である。というのも、
このように、製作者の愛情たっぷりな心折設計を、いやという程味わうことができる。
掲示板
26 ななしのよっしん
2021/04/23(金) 12:26:28 ID: QNRj7urSu9
>>24
言っておくが使い回し出したのは4からだし3作ってる途中から倒産は確定してたからな
27 ななしのよっしん
2021/05/30(日) 07:47:06 ID: QNRj7urSu9
ロカの本当にやばい所はレベル8発狂時は狼弾の回避にすら運が絡みだすところ
28 ななしのよっしん
2023/04/28(金) 12:38:38 ID: vMao6VhUJm
撃ち込み点のところ間違ってるね
25000点はレーザーの場合の話で、実際の発狂ラインは与ダメージ200よ
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/23(火) 22:00
最終更新:2024/04/23(火) 22:00
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