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ソーシャルゲーム

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概要

ソーシャルゲーム[Social-network game]とは、ソーシャルネットワーキングサービスSNS)をプラットフォームにしたオンラインゲームの総称。言い換えれば「SNS専用ゲーム」のことである。

な例として、GREEMobageYahoo!モバゲー)、LINE GAMEmixiゲームAmebaゲームFacebook Gameroom、そしてニコニコアプリで配信されているタイトルが該当する。

ジャンルの走りとなったのは携帯電話端末(今で言うフィーチャーフォンガラケー)向けのゲームである。ゲームソフトクライアント)を必要とせず、モバイル専用の会員制ウェブサービス上で展開されていたブラウザゲームおよびウェブアプリがソーシャルゲームの原になった。

ニコニコ系列のサービスでもソーシャルゲームは配信されており、ゲーム制作SNSと組み合わせた「ニコゲー」、動画再生画面右のコメント部分で遊べる「ニコニコ遊園地」が提供されていた。ニコゲー2011年4月27日サービス終了閉鎖ニコニコ遊園地2011年1月27日サービス終了し一部が「ニコニコアプリ」へと移管されている。

留意点

ローカルルール

ソーシャルゲームやオンラインゲーム関係のコミュニティでは課金という言葉が誤った用法でほぼ定着してしまっている。本来「課金をする」とは文字通り「お金を課する」「(自分が相手に)支払いを要する」という意味である。詳しくは該当記事誤用の多い日本語の一覧の記事も要参照。

とはいえ、正しくマイクロトランザクションと書いてもいまいち伝わらない気もするので、本記事では便宜上「課金制度」「課金サービス」といった表記を使用する。本記事を編集される方は誤解を招く(既に誤解されて使われている)表現は避けてください。

携帯端末の流がフィーチャーフォンからスマートフォンへと変化すると、内大手SNSであるGREEMobage(旧モバゲータウン)などからはブラウザゲームタイトルだけではなく、同サービスアカウントを用いるスマートフォンタブレットPC向けのアプリネイティブアプリタイトルも多くリリースされた。この内大手タイトルサービス形態の人気は大きく、日本でソーシャルゲームというゲームジャンル名前を定着させるきっかけになったとも考えられる。ちなみに英語圏ではfacebook上で提供されたゲームがきっかけと言われている。

一方で、内での新しいゲームジャンルの急速な人気の広まりは、同時にゲームに疎い人たちにとってゲームジャンルとしての扱いを混乱させる要因になってしまった一面もあるかもしれない。


本来ソーシャルゲームとは、その名の通りSNSというプラットフォームをゲームジャンルである。これはPS4で遊ぶゲームソフトのことを「PS4専用ゲーム」と呼ぶことと同じで、RPGアクションゲームといったゲームの内容とは全く異なる分類方法である。

しかし、本記事の過去の版では、スマートフォン向けゲームでの有名タイトルのひとつ「パズル&ドラゴンズパズドラ)」がソーシャルゲームとして扱われていた。まず、SNS提供されているゲームではない。本作は公式にはプラットフォームではゲームアプリゲームジャンルではパズルRPGというカテゴリー分けがされている(該当記事も同様に正確な記述がされている)。公式側は開発時においてはソーシャルゲームで用いられるKPI(重要業績評価標)を意図的に避けたと、コミュニティ間でソーシャルゲームとして認識されていることに対しては「強いて言うならオンラインゲーム」と、わざわざメディアで回答もしている。(参考リンク「パズル&ドラゴンズ」はソーシャルゲームではないexit)

同じくスマートフォン向けゲームの「Pokémon GO」もソーシャルゲームとして扱われていた。これもSNS提供されているゲームではない。何より本作は「Ingress」という"携帯端末のGPSを用いた位置情報ゲーム位置ゲー)"がベースになっており、この元になっているIngressは何故かソーシャルゲームには該当されないという扱いだった。

また、過去の版の内容の大半を占めていた基本無料形式という配信形態やゲーム内の課金サービスマイクロトランザクション)はソーシャルゲーム特有のシステムではない。

これは「フリーミアム 」と呼ばれるもので製品やサービスの一般的な配信形態のひとつにすぎない。ビデオゲームにおいてはPC向けのオンラインゲーム2000年代前半頃から導入されており「F2PFree-to-Play)」と呼ばれている。当然ながらゲームの分野に限定しても、スマートフォンの登場やSNSを用いた携帯電話向けのブラウザゲームが登場するよりもずっと以前から運用され定着していた。始まりがPCタイトル中心であったのは当時のブロードバンド環境の普及率が理由であり、オンラインプレイ環境が広く普及した現在(といっても2010年頃から)では据え置きゲーム機タイトルでもF2Pマイクロトランザクションは導入されている。

つまるところ、名前であるはずのプラットフォームによる分類が無視されており、その上でスマートフォンタブレットPC向けのゲーム全般やオンラインゲーム全般の区別がく混同されているのである。これがどういう状態か例えると…。

セーガー!!╱
3dfx Voodoo搭載パソコン!!
殺伐とした掲示板ゲームボーイが!!


留意してほしいのは、今日ビデオゲームにおける様々なプラットフォームやサービスを混同したり、誤った線引きを行った解釈は、コミュニティ内やネット上の掲示板での話題議論混乱を招く要因でもあるということだ。

特に本記事の場合は、過去の版において(独自研究の評価は別問題として)ゲームジャンル解説を行う上で、プラットフォームによる分類、オンラインゲームサービスによる分類、さらにはゲームタイトルの内容による分類の違いを理解せず混同した内容の文章が数年間にって大量に記述されており、他編集者や閲覧者に誤解を誘導する状態になっていたという経緯がある。この版の文章は2018年2月に全て書き直したものです。

ラットフォームやサービスの違いがよく分からない、あのゲームジャンル課金サービスの形式は正確には何と呼ぶの?…という人のために、要なオンラインゲームのプラットフォームと関連サービスの分類を以下にまとめる。掲示板で何か話題を振りたいときも適切な記事の掲示板に書き込んだほうがめているレス議論が得られると思いますよ。

そのほか、ゲームの内容による分類(RPG、育成、シミュレーションなど…)はゲームタイトルによって様々であり、"SNS専用ゲーム"という広い括りで扱うよりもゲームタイトルごとに個別に分類する方が適切でしょう。各種ゲームタイトルの内容は以下のタイトル一覧記事より参照してください。

ソーシャルゲームタイトルの記事一覧

ローカルルール

リストに追加する際は該当するSNSを確認してください。

厳密にはウェブアプリのみが該当してネイティブアプリは含まないことが適切ではありますが、公式メディアでの扱いを踏まえて、本項では便宜上SNS提供されているタイトル全般を扱います。通称や俗称を含んだコミュニティ間での呼び方を掲載基準にすると曖昧な内容でリストが肥大化してしまい、要らない誤解や混乱を招く可性がありますので控えてください。

なお、出典元しでも記事が形成されるニコニコ大百科内では、ネイティブアプリF2Pタイトルとソーシャルゲーム、ゲーム開発元と配信元が編集者個人によって混同されていることは結構多く、ゲームタイトル個別記事の内容が公式と異なっている例も多々見受けられます。

ブラウザゲーム全般は該当記事スマートフォン向けゲーム全般はスマホゲームの記事へどうぞ。

ソシャゲ離れ

対人戦やランキングフレンドなど、他のプレイヤーと競ったりコミュニケーションする要素がソシャゲの要であり魅ではあるが、こういった要素について「ソシャゲ疲れ」を感じてしまい、そのソシャゲを止めてしまうプレイヤーもいる。

2020年12月には、特定タイトルを止めてしまうだけでなくソシャゲというジャンル自体から離れる人々も増えている、としてマネー情報WEBメディア「マネーポストWEB」が「徐々に進む「ソシャゲ離れ」、引退を決意したユーザーたちの声exit」という記事を開。その記事が短文投稿サイトTwitter上で話題となり、当時のTwitter日本語圏での「トレンド」のランキングに「ソシャゲ離れ」という言葉が上がった。

関連記事

関連リンク

仮想通貨を用いたアイテム課金ゲームアプリをソシャゲと表現する人は、プレイステーションを「新しいファミコン」と言っているオカンオトンのような扱いになっていくのだろう。

2016/01/10 02:00時点の版)

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