ゾルフ・J・キンブリーとは『鋼の錬金術師』の登場人物である。(声:うえだゆうじ/吉野裕行)
「紅蓮の錬金術師」の二つ名を持つ国家錬金術師。軍属でイシュヴァール殲滅戦時の階級は中佐。口調と態度は紳士風だがその実態は悦楽で殺戮を行う狂人で変態。戦場において下級兵の存在意義は、上官を守るための替えの効く駒だとでも言わんばかりに、砲弾が飛んできた時は自分の部下を生きたまま肉盾にしていた。しかしただイカレているだけではなく、独自の美学美意識を持っており、命を賭けてでも意志を貫く人間には、敵味方問わず敬意を表したりもする。その独特の考え方で、殲滅戦の休憩時間には殺戮を躊躇うマスタングとホークアイに説得力のある正論っぽい事を言って説き伏せたりもしている。また、記憶力が途轍もなく良く、仕事の範囲で見かけた顔は大抵憶えており、頭も相当キレる。これで人格がマトモなら・・・
触れた物を爆弾に変える錬金術の使い手であり、「紅蓮~」の二つ名以外に、「爆弾狂のキンブリー」とも呼ばれ恐れられている。イシュヴァール殲滅戦では軍上層部から借りた賢者の石を使って多大な戦功を挙げるが、終戦後、素晴らしい力を持つ賢者の石をみすみす返すのが嫌になり、上官を爆殺。上官殺しの罪で刑務所に投獄されるが、ホムンクルス達の根回しによって出獄する。なお、出所後は白スーツを着用している(作者は白スーツに変態のイメージがあるらしい。)
最終決戦では戦いに敗れた後に「始まりのホムンクルス・プライド」に取り込まれて物語から退場・・・かと思いきや、実はプライドの中で魂だけの存在となって存命していた。本人はプライドに取り込まれたまま人間vsホムンクルスの決着を見届ける傍観者に徹するつもりでおり、エドとプライドどちらにも肩入れはしていなかった。だが、人間のことをホムンクルスより下等な存在と蔑視しながらも、その下等生物の肉体を乗っ取って己の延命を図ろうとする、プライドの一貫性のない矛盾した行動が気に入らず、「見苦しく、美しくない」と断罪。肉体を喰われ、魂だけになってもなお、プライドの妨害をしてエドに助力する。最期は賢者の石の中で蠢く怨嗟の魂の群れの中へ、颯爽と背を向け去って逝った。
(※エドの錬成によってプライドの残機を支えていた賢者の石が「分解」されたので、キンブリーの魂自体もここで消失したと思われる)
名前の「J」の由来は作者曰く「ジャジャジャジャーン」のJらしい。人のセンスによっては笑える由来。
「鋼FA」のオリジナルシーンでは探偵のような推理力でスカーを追跡したり、グラマン中将の女装を看破したりしている。
03年版アニメではこれといって美学や理念は無く、狂喜しながら人間を爆破するただの危ない人になっている。
掲示板
86 ななしのよっしん
2022/08/27(土) 17:51:51 ID: AH0E3uhioU
原作と古い方のアニメしか知らないワイ、ハガモバを始めたらいきなり好きな声優がキンブリーを演じてて困惑
いや以前から知ってはいたけどなんだかんだFA見れてなかったからめっちゃ嬉しいし声聞く度にドキドキして困る(原作読んでた時は特に推しではなかった)
FA見ようかな……
87 ななしのよっしん
2022/12/24(土) 17:22:46 ID: YsQ1aGMt7R
03年版の方が好き。知的なインテリと残忍な快楽殺人鬼の二面性が矛盾なく両立しているところは魅力的。
それに爆弾の魅力と爆殺の快楽に取り付かれて堕ちた男の内面は、03年版の方が上手く描けていたと思う。FA版は言っていることが観念的というか哲学的過ぎて、訳の分からないキャラだった。
それにFA版は、カッコつけて登場しては負けるを繰り返しすぎた。口先だけのキャラに見えてきて、私の中でドンドンと格が落ちていった。
後、03年版のキンブリーは人間なんて大したものじゃないというニヒリズムの持ち主で、そこも魅力的だった。しかしA版のキンブリーは、どうもニヒリストではないようだ。
88 ななしのよっしん
2022/12/25(日) 11:46:44 ID: Pgo3rLWQBC
看守に「プレゼント」を贈ったところとか、いい性格してんなぁと思った
茶目っ気のようなものも持ち合わせてるんだなと
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最終更新:2024/03/28(木) 22:00
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