モミジオロシノヴェアヴォルフ
ゾーリン・ブリッツとは、日本の漫画「HELLSING」に登場する架空の人物の名である。
ゾーリン・ブリッツは、ナチスの残党「最後の大隊(ラスト・バタリオン)」「ミレニアム大隊」内で中尉の位を持つ「人狼(ヴェアヴォルフ)」。
性別は女性だが、その顔はお世辞にも美人とは言えない。人相が悪く、筋肉質で短髪。左目の黒目が潰れてるような造形、何よりの特徴として右半身に奇妙な呪文が刺青のように入っており、右の掌に目玉がある。と、ミレニアムの幹部吸血鬼の中でもかなり人外に近く見える容姿をしている。
武器は死神を連想させる鎌と、目玉を抱える右手から発される幻術と記憶を汲み取る能力である。鎌は人間を一振りで真っ二つにするほどの鋭さを持ち、幻術はセラスらワイルドギースを大いに苦しめた。
性格は外見の通り最悪であり、格下の人間相手でも記憶を汲み取る能力でトラウマを見せつけながら嬲り殺したりする。同時に過剰な自信家でもあり敵戦力を過小評価して独断専行する等厄介である。
ゾーリン・ブリッツと人造吸血鬼の隷下中隊は先遣隊としてヘルシング本部へ急行を少佐に命じられる。この時、「強行は避けたまえ」と咎められ同意するも結局は独断先行することになる。(少佐はおそらく本隊到着までセラスらをヘルシング本部に釘付けにするだけが目的だったと思われる。)
ミレニアムの空中戦艦(フライングドレットノート)、「グラーフ・ツェッペリンII」を駆りてヘルシング本部へ突撃。デンドロビウム化したセラスの砲打撃によりV1改の24機同時支援攻撃もろとも撃墜させる。半数以上の人員と銃火器のほとんどを失うも本部への突撃を行う。ワイルドギースの仕掛けた地雷原と法儀礼済みクレイモアの地雷列60個同時点火、グレネード斉射・機関銃、小銃の集中弾幕射撃の「点ではなく面攻撃」によりさらに数を減らした。
ここで得意の幻術を発動。OVAでは何だかわからない呪文を唱えると右半身の紋章の文字が地面へと移り幻術を形成する演出が成された。ヘルシング本部の数倍はある全長の分身を作り出し、ワイルドギースたちをアリを潰す子供のように蹂躙する幻覚を生み出した。ここでセラスが「第三の眼」によりこれを一人突破。ハルコンネンの射撃をゾーリンへ直接狙撃することにより幻覚を解除しワイルドギースの面々を正気に戻した。しかし、これにより正面への制圧射撃が止まってしまったため、その隙に隷下中隊が本部へ突入した。
「さぁもう許さない・・・さあもう助からない!」
「さぁ・・・さっさと死んじまえ、クズ共!!!!」
隷下中隊は地雷原を突き立てたナイフの橋を渡ることで突破し、正面玄関へパンツァーファウストを発射することで本部への突入口を切り開いた。幾らワイルドギースといえど近距離では、物凄い動きをする人造吸血鬼の動きは捉えられず、まともに相手出来るのはセラスのみという有様であった。セラス一人では館中を跋扈する吸血鬼の行動を一度に抑えられずワイルドギースはそのほとんどを失った。ゾーリン本人も館へ侵入。B棟の生き残りである傭兵に「死んでしまった娘と実家にいる」という幻覚を見せつけ、それを全て嘘だと全否定して絶望させながら殺した。
「うっそで~~~す!!!全部嘘!全くの嘘!!アホは死ななきゃ治らねぇ!」
「構わんやれ!吹き飛ばしてやれ!哀れな連中を木っ端微塵にしろ!」
ゾーリンの隊はベルナドットの分隊をヘルシング円卓会議室へ追い詰める。会議室への最後のパンツァーファウスト攻撃を指示するも館中の吸血鬼を全て”破壊”したセラスにより阻止され、弾切れのセラスと対峙する。自慢の幻術を通路一帯に這わせセラスのトラウマを想起させ戦闘不能にさせる。セラスの左腕と切り落とし胸を貫き頭を足蹴にし目を潰す、屠りたい放題した。ここで重症のベルナドットが「うっせぇぞドブブス!」と言いながら銃でゾーリンの頭を殴り飛ばして体に法儀礼済み銀弾を浴びせセラスを助け出そうとする。しかし、腹がハチの巣になった満身創痍のベルナドットへ鎌を投げ付け、絶命させた。
「泣かせるじゃないかぁ、えぇ?ゴミのような虫けらの分際で、やかましく飛び回るからそうなる!」
(中略)
ベルナドットを屈辱されたセラスはベルナドットの血を吸い覚醒。完全な吸血鬼と化したセラスは、壁に這わせたゾーリンの術を崩壊させ増援の吸血鬼隊を皆殺しにしゾーリンの頭を潰そうとした。右手がフリーだったゾーリンは逆にセラスの頭を掴み、能力でセラスのトラウマを再び想起させようと試みる。が、ベルナドットの記憶に阻まれた。そこでベルナドットの記憶の中に現れたシュレディンガーにより少佐の伝言を伝えられ、自分がセラスに「処断」される事を知る。
最期は館の壁に頭を叩き付けられ、高速移動するセラスにもみじおろしにされて死んだ。(原作の巻末おまけページでは「死因はもみじおろし」と称されていた。)
ニコニコにおいてはその性格とセラスを蹂躙する様子からやはり嫌われているが、もみじおろしにされる様はボロゾーリンなどと呼ばれて親しまれている。
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最終更新:2021/03/09(火) 00:00
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