―もし、大嫌いな“モノ”があったとして
―それが絶対に赦せない“モノ”だったとして
―“それ”が“自分自身”であったなら、どうすればいいのだろう?
―見つからない答えを求めて、どこへも行けない私の帰る場所は
―きっとありはしない
タイドプールの迷い子は苺丸でぃ氏の制作する駆逐艦満潮を主人公とした艦これMMDドラマである。
全17話(+外伝4話)。
タイドプールとは満潮時に岩のくぼみに入り込んだ海水が干潮時にも海に戻ることができずに生じた潮だまりの事である。
これは“満潮”という名前と修理のために横須賀へ戻っている間に第八駆逐隊(大潮、荒潮、満潮)の仲間が全滅してしまった史実を掛けたものである。
満潮という艦娘が抱える心の闇が物語の大きなテーマとなっており、孤独になろうとしながらも心の奥底では一人置いて行かれることを嫌う少女の葛藤と、ある事件で雰囲気が変わって戸惑いを感じながらも任務を全うしていく鎮守府の変化が描かれる。
初めは紙芝居形式で進行していくが、第四話以降モーションドラマで進行していき、迫力ある戦闘や細かい心理描写等が描かれる。
それは自分が動けない間に仲間たちが遠くへと行ってしまうという、心に刻まれた深い傷が反映してしまった悲しい夢だった。
夢から覚めると、彼女はとある輸送護衛任務で負傷し、輸送船に乗っていた。
そこへ新たな敵襲の知らせが入り、仲間たちが迎撃に向かう。
満潮はまた“あの過去”を繰り返さない為、負傷した体で後を追うのだが…。
満潮
この物語の主人公。第十六鎮守府所属。
かつて自分が負傷して修理した時に仲間が全滅した記憶がトラウマとなっており、
いつしか仲間を失うくらいなら自分が犠牲になればいいという歪んだ信念を抱くようになってしまった。
なるべく人と関わらないようにしているが、本心は…。
朝潮、大潮、荒潮
夢で登場した満潮のかつての仲間である第八駆逐隊。しかし、夢で彼女だけ残して遠いどこかへと消えていく。
涼風
満潮と同じ鎮守府の仲間。軽口をたたきながらも、仲間のことを第一に考える頼もしい江戸っ子娘。
満潮には冷たい態度をとられがちだが、決して彼女を見捨てずに気にかけている。
陽炎
同じく満潮と同じ鎮守府に所属する僚艦。
涼風と同じく満潮とよく会話している。陽炎型の長女なだけあって、思いやりのある性格。
若葉、白雪、初霜
同じく満潮が所属している第十六鎮守府の精鋭たち。
那智
第十六鎮守府の主力艦の一人。現在の提督の方針寄りな軍人気質。
矢矧
第十六鎮守府の水雷戦隊旗艦。満潮たちの直属の上司にあたる。
榛名
鎮守府の古株の一人。今の鎮守府や提督の方針とは少々ずれを感じており、昔のように温和な雰囲気に戻ってほしいと願っている。
提督
第十六鎮守府の提督。以前は艦娘と距離の近い温和な人物だったが、ある事件がきっかけで若干距離を置くようになってしまい、艦娘からは戸惑いの声も上がっている。
それでも、決して艦娘を無下にはせず、大切にしようとしている人格者。
五月雨
提督の秘書艦であり、鎮守府最古参。
実は提督とは着任以前からの付き合いで、方針が変わって艦娘内でも賛否が分かれてもなお提督の側で支えようとしている。
龍驤
経験豊富な艦娘で、悩んでいる艦娘に的確なアドバイスを与える。
時雨
この物語におけるもう一人のキーパーソン。別の鎮守府から異動してきた。
満潮と同じく、部隊で自分一人だけ残ってしまった記憶があり、彼女と似た感情を共有している。
以前“満潮”と何か関わりがあったようだが…。
もう一人の満潮
時折満潮(主人公)の前に現れる謎の存在。
満潮にしか見えておらず、白みがかった髪、赤い目をしている。
正体は満潮の艤装に宿った“以前”の満潮。
なお、MMD杯ZEROではユウキ氏による応援動画も投稿されている。
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最終更新:2025/12/09(火) 22:00
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