タイムふろしきとは、藤子・F・不二雄の漫画・アニメ『ドラえもん』に登場するひみつ道具である。
初登場はてんとう虫コミックス第2巻。見た目は時計の模様が描かれている風呂敷で、これを被せたものの時間を操作することができる。表が赤色、裏が青色になっており、赤色を表にした状態で包めば時間が巻き戻り、青色を表にした状態で包めば時間が進む。
ものに包めば新品に戻したりボロボロに古くすることができる他、生き物の場合は若返らせたり、逆に年を取らせることもできる。生き物の年齢を若返らせたとしても、記憶まで当時の状態に戻ってしまうことはなく、風呂敷を使う前の記憶を維持することが可能。(劇中ではのび太がこの風呂敷を使って若返った時、どの作品でも記憶まで戻ってしまったことはない)
ものを新品に戻す場合、欠片に被せるだけで全体を復元させたり、既に消滅したものを出現させることができる。劇中では後述するようにわに革のバッグ(ワニの死体の一部)からワニを蘇らせている他、無人島で10年間過ごしたのび太を元の年齢に戻そうとした時、のび太は葉っぱを腰に巻いているという粗末な服装だったのだが、元の年齢に戻った後は小学生時代の私服が出現している。
また、タイムふろしきを使えば死んだ生き物を蘇らせることも可能。劇中ではスネ夫の母親がこの風呂敷を使ってわに革のバッグを新品にしようとしたが、時間を戻しすぎたせいでワニが生き返ってしまった。それだけではなくドラえもんとのび太がこの風呂敷を使い、その辺のゴミを偽物の化石に変えたのだが、その化石の時間を戻して元のゴミに戻そうとした時、偶然にも風呂敷の中に三葉虫の化石が紛れていたため、偽物の化石と一緒に時間が巻き戻されたことで三葉虫が生き返った。
「のび太の恐竜」でも、のび太が偶然見つけた化石にこの風呂敷を使い、時間を一億年ほど巻き戻すと首長竜の卵に変化した。その後、のび太が卵を温めて孵化させると生きた首長竜が誕生した。これも死んだ生き物を蘇らせたと言えるだろう。
とはいえ流石に原作漫画やアニメでは、亡くなった人間をタイムふろしきや他のひみつ道具を使って蘇らせたことはない。しかし公式外伝作品「ドラえもんふしぎ探検シリーズ7・ドラえもん 大昔大探検」では、亡くなった人間(ミイラ)をタイムふろしきで生き返らせている。
劇中で頻繁に登場することもあり、タケコプター、どこでもドア、タイムマシン、スモールライトなどと並んで有名なひみつ道具の一つと言えるだろう。欲しいひみつ道具ランキングでも上位に食い込むことが多く、一度はタイムふろしきが欲しいと思った人も多いのでは?
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最終更新:2023/06/10(土) 00:00
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