タカとは、以下のことを表す。
タカ(鷹、英:hawk)は、タカ目タカ科の猛禽類(もうきんるい)中で小さめな鳥の総称である。大きめなものはワシ(鷲)と呼ぶが、明確な区別は無い。
世界各地に棲息し、日本でも全国で見られる。オオタカ、ハイタカ、クマタカ、サシバ、ノスリ(鵟)、チュウヒ(沢鵟)などの種類がある。日本で単にタカといったらオオタカのことを指す。
人間の約10倍の視力があり、空を輪を描くように飛びながら獲物を探す。
動いている動物を獲物にする習性があり、それを利用して狩りをする「鷹匠」という人が存在する。
また、鷹の羽は日本の弓矢に使う矢の矢羽根(やばね)に使われている。
都市化により急激に数を減らし、特にオオタカは1980年代には400羽まで数を減らしてしまった。そのため絶滅危惧種としてレッドデータブックに掲載され、開発予定地でオオタカが営巣していた場合は開発がストップし、対応に追われることがあった。
しかし2000年代になるとオオタカが都市部に進出し、ハトやカラスと襲って餌にしている様子が目撃されている。この都市化の適応や保護活動の成果により5000羽以上まで増加し、2017年にはレッドデータブックから外されることになった。
鷹は優秀というイメージがあり、ことわざでも褒め言葉で鷹という言葉がよく用いられる。
例)
鷹は飢えても穂を摘まず
【読み】 たかはうえてもほをつまず
【意味】 高潔な人は、どんなに困窮しても不正をして生きのびようとはしないことのたとえ。
鳶が鷹を生む
【読み】 とびがたかをうむ
【意味】 平凡な親からすぐれた子供が生まれることのたとえ。
能ある鷹は爪を隠す
【読み】 のうあるたかはつめをかくす
【意味】 才能や実力のある者は、軽々しくそれを見せつけるようなことはしないというたとえ。
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最終更新:2025/03/26(水) 13:00
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