日本にはオオタニシ(殻長約6cm)、マルタニシ(約5cm)、ヒメタニシ(約2cm)が生息する。主に田んぼや沼、用水路など水流の緩やかな場所に生息する。卵胎生で初夏から秋にかけて2~3mmほどの稚貝を産み、水温が低下すると泥に潜って越冬する。外来種としてジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の帰化が九州を中心に拡大するが、これは水上の葦や稲にピンク色の卵を産み付ける全くの別種である。
泥の中の有機物や苔を食べるため、観賞魚と一緒に水槽の住人となることが多い。更に吸水口から水中のバクテリアなどを濾し取って食する。この水の濁りを取る能力はかなりのものである。屋外で飼育する場合、冬に泥の温度が下がりすぎると越冬したまま昇天してしまう。活発に活動し始めるのも晩春あたりからなので、案外寒さに弱い生き物のようである。
美食家で有名な北大路魯山人はタニシ料理が大好物だったようで、晩年これを食べて寄生虫に肝臓をやられて死んだと言われている。
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最終更新:2023/04/01(土) 20:00
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