タワーレコードとは (タワーレコードとは) [単語記事]

タワーレコードとは、大手CD ショップチェーンである。

略称は「タワレコ」もしくは「タワー」。

概要

1960年にアメリカ・カリフォルニア州サクラメントで創業。由来は映画館「タワーシアター」内にあるドラッグストアでレコード店を始めたことである。その後、MTS Corporationとして法人化され、一時期は全米に店舗網を拡大したり、海外進出するなど大きな企業となったが、経営悪化・破産申請により2006年にアメリカの店舗は全て閉店した。現在はオンラインショップの運営と、日本を除く海外店舗のフランチャイズ展開を行っている。

一方、日本のタワーレコードであるが、1980年にMTS日本支社が札幌に1号店を出店したのが最初であり、翌年の1981年にタワーレコード株式会社として法人化される。出店当初はレコード店のイメージが悪かったために、なかなか思うように出店が進まなかったが、輸入盤の人気が高まったことで、次々と出店するようになり、現在の店舗網の基礎となる。
2002年にMTSの経営悪化により、タワーレコード株式会社は売却（利益は出たものの、結果的にMTSは自分の首を絞めることになる）。2005年にNTTドコモが筆頭株主となるが、2011年には今度はセブン&アイが筆頭株主に。対抗してNTTドコモは2012年にドワンゴが保有していた株式を取得したことで、タワーレコードを子会社化。このため、2016年時点ではNTTドコモとセブン&アイがほとんどの株式を保有している。