ダイ
ダイ(ダイの大冒険)とはDRAGON QUEST -ダイの大冒険-の登場キャラクターであり主人公である。
CV:藤田淑子(1991/JUMP FORCE)、種崎敦美(2020)
「怪物島」と人々から恐れられていたデルムリン島に暮らす唯一の人間であり、島のモンスター達とは良き遊び相手でもあった。養父の鬼面道士ブラスから勇者についてよく聞かされていた事から、勇者に対して強い憧れを持っており、それ故にニセ勇者一行に騙された事もある。
彼が本格的に勇者を目指すようになった基点は、儀式を行う為島に訪れたレオナを危機から救出した際にレオナから勇者としての素質を見出された事から。後にレオナの依頼を受け島にやって来たアバンの下で勇者としての修行を開始する。余談だが、ブラスは魔法使いに育てるつもりだったらしい。
アバンの死後、様々な出会いや戦いを経て成長していく中で自分の正体を知る事になり苦悩するが、ポップやレオナの支えもあり苦悩を克服。自分なりの答えを見出していく。
なお、ミナカトールに於いて判明した心の象徴は「純粋」な心。
彼の象徴だと思われていた「勇気」がポップの象徴であった為、謎に包まれていたが、レオナにより解き明かされた。
勇者の象徴といえば「勇気」や「正義」を想像してしまうが、ダイの場合は育った環境が特殊だった事もあり、他者に先入観を持つ事も無く、常に自然体でいられる事が特徴であると同時に最大の魅力である。
「勇者」とは本来そういうものであったのかもしれない。
最終的には誰もが認める勇者に成長し、大魔王バーンを倒すのだが・・・。
魔王が倒された後も、残されたモンスター達が移り住んでおり、人々からは「怪物島」と呼ばれ恐れられている。
しかし、魔王の呪縛から解き放たれた事で島のモンスター達は凶暴性を失い無害化している為、滅多な事が無い限り人間に危害を加える事は無い。
ハドラーの復活により島のモンスターが再び魔物化しつつあったが、ダイを勇者に育てるべくやって来たアバンのマホカトールによりハドラーの影響を退け再び無害化している。また、ヒュンケル編序盤ではブラス警護の為にロモスの騎士数名が派遣されている。
本作エンディングではチウ、クロコダイン、ヒムの3名が移り住んでいることから他の獣王遊撃隊の面々も住んでいると思われる。
デルムリン島に住む唯一の鬼面道士で島の長老的存在。189歳。
島に漂着したダイを育てた養父であり、島のモンスターの中で唯一人間の言葉を話す事が出来る。結果的にとはいえ、勇者に救われた経歴を持っている事から勇者を支援する魔法使いにダイを育てようと修行させていたが、当時呪文の才覚がからっきしだったダイには手を焼かされたようである。
ハドラー復活後もマホカトールの結界により平穏に暮らしていたが、ザボエラにより拉致されてしまい魔物化してダイを襲った事がある。その際にポップのマホカトールにより救われロモス王国の警護の下島へと護送された。その後は騎士たちとチェスを楽しむなど平穏に暮らしていたようである。
なお鬼面道士の体色は本来赤色となっているが、原作では灰色となっている。
但し、アニメなどでは赤色になっているケースも散見されている。
また、本来鬼面道士が使用しないメラミなどの呪文も使用可能となっており、旧魔王軍の中では比較的高位な存在だったのかもしれない。
幼少の頃からのダイの友達で、世界に1匹しかいないとされる幻の珍獣「ゴールデンメタルスライム」。
ダイに似て好奇心旺盛な性格をしており、ダイの旅立ち時に道具袋の中に忍び込んでちゃっかり同行していたりと本作のマスコットキャラクターと言える存在である。忍び込みに定評があり、道具袋以外では女性の服の中に忍び込むなど、羨ましいお茶目な一面も。ちなみにマァムは2回、レオナは1回服の中に忍び込まれている。
(以下ネタバレ、反転して読んで下さい。)
その正体は、神々が地上に残した生けるアイテム「神の涙」であり、今のスライム姿になっているのは"友達になってほしい"という幼少期のダイの願いから。冒険中も数々の奇跡を起こしており、正体を知ったバーンの口から、ダイ達はその事実を初めて知ることになる。捨て置く事は出来ないとそのままバーンに握り潰されてしまうが、最後の力でダイの「世界の心をひとつにする」という願いを叶え、神々の下へと還っていった。
ブラスと同じく無害化して人目を避けるようにデルムリン島へと移り住んだモンスターたちで、スライムをはじめとして大アリクイやバピラスといった動物系モンスターのほか、大王イカやマーマンといった海洋生物系モンスターの存在も確認されている。
主にドラゴンクエストIIやIIIのモンスターで構成されており、I に登場した「魔のサソリ」は島のモンスターではないらしい。
作中ではダイの遊び相手となっている他、「デルパ!イルイル!!」ではニセ勇者にさらわれたゴメちゃんを奪還すべくダイと共にロモス城へ乗り込んでいる。
また、金色の魔法の筒に封印されていたモンスターたちはさそりアーマーやのこぎりビートルといったドラゴンクエストIVに登場したモンスターで構成されていた。
作中に登場するモンスターの生息域としては、IIIまでのモンスターは地上に住み、IV以降のモンスターは魔界に住んでいるとされている。
ダイは竜の騎士バランとアルキード王女ソアラの間に生まれた混血児であり、本来の名前は「ディーノ」。
アルキードでは「強き竜」という意味を持つ言葉である。
しかし、その誕生は周囲に喜ばれる事は無く、バランがテラン国内でアルキード軍に降伏した際に、幼くして流刑されるという残酷な決断が下される。ところがその最中に船が難破、デルムリン島に漂着しブラスの手で育てられるようになるのである。「ダイ」と名付けたのは揺り籠に付けられていたプレートの「D」という頭文字から。
バランが死に際にブラスを「その方が父だ」と言っていたが、ダイはそれを否定しており彼の死後には「父さん」と呼んでいた。
(厳密には死に際に呼んでいたのだが、バランには聞こえなかった)
本作に登場する竜・魔・人のいずれにも属さない第4種族。読み方は「ドラゴンのきし」。
人間・竜・魔族の神が生み出した人間の姿と心、竜の強さ、魔族の魔力を併せ持つ超戦士の事で、
天地魔界のバランスを乱すものが現れた時にそれを討つ者として聖母竜マザードラゴンにより生み出される。
また、騎士が死亡した時にはマザードラゴンへと還ってゆく。
外見こそ人間と大差ないが、その能力は人間のそれを遥かに凌駕しており、竜の騎士にしか備わっていない能力も多数存在している。
種族を問わずに脅威とされてきた存在だが、大魔王バーンが神々をも凌駕する存在である事と、「ある邪悪な存在」によりマザードラゴン自体の生命が失われつつあり、次代の騎士を生み出す力が残されていない為に竜の騎士の歴史は幕を下ろすこととなる。なお、邪悪な存在が何者であるかは作中では語られなかった。
なお、作中に於いてはバランが最後の正当な騎士であり、ダイは例外的な存在となっているがバランの死後、彼の魂と正当な竜の紋章、更にはマザードラゴンに残された力全てと竜の騎士の武器である真魔剛竜剣を継承している事からダイが次代の竜の騎士となったようである。
竜の騎士の基本能力であり、発動時は額に竜の形をした紋章が輝く。
発動時には全身を竜闘気(ドラゴニックオーラ)で覆われるようになり、身体強度、パワー、スピードが飛躍的に向上するほか普段使用できない高等な呪文を使用できるようになる。
本来はマザードラゴンにより継承される能力であるが、混血児であるダイはこれを生来の能力として備えている。
序盤は主に怒りに反応して発動していたが、バラン編に於いて紋章が右の拳に移動、以後は自分の意思でコントロール出来るようになる。
終盤に於いてバランから継承された紋章が左の拳に現れるようになり、「双竜紋」と呼ばれるようになる。
竜の騎士の最強戦闘形態(マックスバトルフォーム)であり、バランが着用している「竜の牙」(ドラゴンファング)に落雷を受ける事で変身する。
通常時は人間と同じく赤い血が魔族と同じ蒼い血へと変化し、姿も竜の特性が強く出たものへと変貌する。
正当な騎士であるバランのみが備えている能力であり、作中に於いても「人間の血が濃いから竜魔人にはなれないだろう」とダイに言っていたのだが… (以下ネタバレのため反転)
ダイは最終巻で双竜紋の力を意識的に解放して竜魔人となっている。姿こそさほど変わってはいないが、ダイが持ち合わせていなかった野獣のような殺気を備えており、絶大な竜闘気と併せて真バーンをも圧倒する強さを見せている。十分すぎるほど化け物である真バーンに化け物と言わしめた存在でもあり、それに対し「その通りだバーン。おまえ以上の…な!!」とダイ自身「化け物」と認めているようである。
名場面の一つとして、「こんなものが正義であってたまるかっ!!!」と涙ながらにバーンを一方的に殴りつけバーンの「力こそ正義」を真っ向から否定したシーンがある。
なお、この状態での竜の紋章の形状が本来の竜魔人のものとは異なっており、この状態を竜魔人と呼ぶのは不適切なのかもしれない。
ダイがレオナから譲り受けたパプニカ王家伝来の「太陽」を象徴するナイフ。
物語序盤ではこれを主要武器として愛用しており、ロモス王から鋼の剣を授かった後も要所要所で使用していたが、バラン編で竜の紋章のフルパワーに耐え切れずに消滅してしまう。
ザムザ編序盤に王家に残された最後の一刀である「風」のナイフを譲り受けていたが、物語終盤で護身用にとレオナに返却している。
なお、パプニカのナイフは三刀存在しておりそれぞれが「太陽」、「海」、「風」を象徴している。
「海」のナイフは亡きパプニカ国王が持っていた為行方不明となっている。
オリハルコン製で剣自身に意思が宿っており、普段は自らの意志で鞘に封印を施している為、本当に必要な時以外は鞘から抜く事が出来ない。
この点からダイは扱いに苦労していた部分もあったが、フェンブレン戦に於いて剣と意思を同調できるようになりそれ以降は使いこなしていた。
その威力はただ剣を振るっただけで鬼岩城の巨大な腕を縦に両断する程。
後半でバーンの光魔の杖により叩き折られてしまうも、後にロン・ベルクに修復される。その際に鞘が魔法剣増幅機能を持たせたものに新調されている。
竜の騎士が代々継承する正統な武器で、こちらもオリハルコン製である。
作中に登場するオリハルコン武器では最も早い段階で登場しており、作中では正統な竜の騎士バランの愛刀である。バランの死後行方不明となっていたが最終決戦において完全に修復された姿でダイの前に現れており、以後はダイの愛刀の一つとなるがダイとバーンのフルパワーの激突に耐え切れず折れてしまう。
余談だが、作中に登場するオリハルコン武器は3本あり、後1本は超魔生物ハドラーの愛剣である覇者の剣である。
アバン流刀殺法及びアバンストラッシュ、またはその派生・複合技。
呪文に関してはメラやバギ、イオラ、べギラマ、ライデインなどを使用する。
特筆するものは以下に列挙する。
アバンストラッシュは個別記事があるのでそちらを参照されたし。→アバンストラッシュ
本作主人公であるダイも他のキャラに勝るとも劣らない名言の数々を残している。ここではその一部を列挙・紹介する。
掲示板
185ななしのよっしん
2021/02/06(土) 06:21:51 ID: N/ifV+sK9c
なるほど、要は志の差か、わかった気がする。
186ななしのよっしん
2021/02/21(日) 10:44:28 ID: JSJYHS1r9X
そもそもブラスを洗脳したの自体はザボエラで、クロコダインは「それに乗っかった→乗っかったことを後悔した→詫びて死んだ」だけだしな
同じように詫びてもダイがザボエラを許せるかと言うと話のレベルが違ってくる
187ななしのよっしん
2021/02/28(日) 18:53:40 ID: y3x13LzUIp
つかあの後最初にクロコダインとあったのはヒュンケル戦で腹ぶち抜かれながら守ってくれてる場面だからな
クロコダインこのヤローとか言ってる暇がないしダイたちは逃げてるから
印象的には味方寄り保留だったしな、死ぬ時も応援してくれてたし
良い印象を残しながら離脱を繰り返してたっていうか
急上昇ワード改
最終更新:2021/03/02(火) 11:00
最終更新:2021/03/02(火) 11:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。