ダイゴホマレとは (ダイゴホマレとは) [単語記事]

ダイゴホマレとは、1955年生まれの日本の元競走馬、元種牡馬である。

概要

大井の天間三之助厩舎に入厩、怒涛の8連勝で全日本三才優駿を制して鳴り物入りで中央に移籍、久保田金造厩舎に入った。

中央初戦は2着となるがその後は弥生賞、スプリングステークスを含む3連勝を飾るも皐月賞はタイセイホープ、カツラシユウホウに先着されて3着となる。続く、NHK盃ではライバルカツラシユウホウを破り1着、万全の体制でダービーを迎える。

ダービーは逃げるダイゴホマレをカツラシユウホウが追い上げ、直線での競り合いとなる。ダイゴホマレの鞍上伊藤竹男は動揺し鞭に手を伸ばすが、カツラシユウホウの鞍上蛯名武五郎の「叩くな！押せ！」との叫びを聞いて蛯名から教わった最後の正念場では叩いて駄目なら押せ、押して駄目なら叩けという秘訣を思い出し押してハナ差逃げ切り、昭和生まれ初のダービージョッキーとなった。

その後ダイゴホマレはオープンを1勝したが喉鳴りを発症、レースで結果を出せなくなり引退した。

種牡馬としてはこれといった産駒は出ず、1985年に用途変更となった。