Deimos(Mars II) | |
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発見日 | 1877年8月12日 |
発見者 | アサフ・ホール(アメリカ) |
火星中心から の距離 |
23,459(平均) |
直径 | 12.6km(平均) (15.0×12.0×11.0) |
質量 | 1.8 ×1015kg |
自転周期 | 1日6時間17分54秒 (1.263 日) |
公転周期 | 1日6時間17分54秒 (1.263 日) |
離心率 | 0.00052 |
軌道傾斜角 | 1.82度 |
赤道傾斜角 | 0度 |
大気量 | 0kPa |
表面温度 | 233K |
ダイモスとは、ギリシア神話の恐怖の神「デイモス」の英語読みである。
この記事では1.について記述する。
1877年の火星大接近時にアメリカの天文学者「アサフ・ホール」によって発見された衛星である。
自転速度が公転速度と同期しており、常に火星に対して同じ面を向けている。
ダイモスの組成がC型小惑星に似ているため、火星の引力に捕らえられた小惑星なのではないかと思われる。
1977年10月にバイキング2号が撮影した画像によると、ダイモスは真っ黒い岩石で出来ていて、フォボス同様クレーターに覆われてはいるが、表面はフォボスより滑らかで、大きなクレーターは少なく割れ目も少ないことがわかった。
ダイモスの公転軌道は火星の静止軌道よりも僅かに外側にあるため、公転速度は火星の自転速度(24時間37分)よりも遅い。
そのため、ダイモスは潮汐力によって火星から徐々に離れていっており、やがては火星の重力を振り切ってどこかに行ってしまうと思われる。
火星表面から見たダイモスは東から昇って西に沈むが、その速度は非常に遅い。
それはダイモスの公転周期と火星の自転周期との差が小さいため、昇ってから沈むまでに約60時間(2.7日)かかり、再び東から上るまでに5.4日かかるからである。
また、ダイモスの満ち欠けの周期は30時間21分なので、東の空に新月として昇ってきても、西の空に沈むまでに2回も満月になる計算になる。
また、火星から見たダイモスの大きさは地球から見た金星を2~3回り大きくした程度で非常に小さい。
それはダイモスがフォボスの半分ほどの大きさしか無いのと、フォボスより外側の公転軌道を回っているためである。
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最終更新:2024/12/12(木) 08:00
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