ダク・フェイデンとは、トレーディングカードゲーム<『Magic: The Gathering』の登場人物である。
ダク・フェイデンである。タグ・フェイデンではない。ダグ・フェイデンでもない。
ダク・フェイデンは、フィオーラ[1]の次元にあるドレイクストン村出身の人間の魔道士です。若い頃、ダクと彼の友人であるマーシュは有能ながら分別に欠ける魔道士でした。ある夜、自らの実力を過信した二人が獣たちに戦いを挑んだ結果、マーシュは命を落としてしまいます。この瞬間にダクの才能が目覚め、プレインズウォーカーとなったのです。
ほどなくして、ダクは次元を渡り歩く能力があることに気付き、自分の能力を試すと同時に私腹も肥やせる仕事に手を染めるようになりました。アルカバの次元[2]で、ダクは呪われたアーティファクトに手を出し、その結果逮捕されてしまいます。その社会での掟により、ダクの右手は盗賊としての証として永遠に赤く染められることとなりました。その後、ダクはようやくフィオーラに帰還することに成功しますが、彼が不在の間にシファ・グレントという名の別のプレインズウォーカーがダクの近しい者たちをはじめとするドレイクストンの住人を虐殺していたのです。
ダクはサイコメトリー――アーティファクトの魔力や記憶、使い道を読み取る能力――を駆使してシファを追跡しようと試みます。サイコメトリーにより、ダクはシファの行き先を次元から次元へ、そして久遠の闇さえも越えて追跡することができるのです。ラヴニカ[3]でのシファとの最後の対戦を切り抜けたダクは、プレインズウォーカーとしての自分が普通の人間以上に他人を助けたり傷つけたりできる存在であることを思い知らされます。今ではラヴニカを自分の故郷と考えているダクですが、フィオーラの愛する人々に起こったことを忘れる日は永遠に来ないでしょう。
(MTG公式サイトの紹介記事
より引用)
IDW Publishing社で刊行されていたコミック、「Magic:the Gathering」シリーズの主人公。多くの次元を股にかけた盗賊である。特技はサイコメトリー(物品から記憶を読み取る能力)で、この力を使い、盗んだアーティファクトの使用法や魔法の知識を習得できる。そしてモテる。とてもモテる。
ちなみに、公式サイトの紹介内容は「Magic:the Gathering」シリーズ1-3巻の要約でもある。4巻からは新ストーリーとなり、次元「テーロス」にてアショクと対決していく感じになっている。
カードとしてのダク・フェイデンは2016年10月時点で1枚存在する。
Dack Fayden / ダク・フェイデン (1)(青)(赤)
プレインズウォーカー — ダク(Dack)
[+1]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる。
[-2]:アーティファクト1つを対象とし、それのコントロールを得る。
[-6]:あなたは「あなたがパーマネント1つ以上対象とする呪文を1つ唱えるたび、それらのパーマネントのコントロールを得る。」を持つ紋章を得る。3
2014年6月に発売された特殊セット、「コンスピラシー」に収録されたカード。1度再録されているが、それも「エターナル・マスター」という特殊セットである。特殊セットの新録カードは基本的にスタンダードやモダンで使用できないという理由もあり、いつもよりタガが緩んだ[4]効果となっている。
プラス効果は赤や青にありがちな手札交換効果。2枚づつ入れ替えるので交換速度は同類と比べてかなり速い。墓地を肥やす速度も同様である。実は自分以外にも撃てる。仲間の援護や対戦相手の疑似手札破壊に使うことも可能。
小マイナス効果はアーティファクト奪取。通常、3マナで奪取効果を持つカードはもっと厳しい条件を付けられるものである。忠誠度-2(即起動しても《ダク・フェイデン》が潰れない)でこれは破格の効果である。エターナル(レガシー、ヴィンテージなど)フォーマットのゲームではヤバいアーティファクトなどいくらでも出てくるので対象に困ることはないだろう。
大マイナス効果は自分の呪文に奪取効果を付与する紋章獲得。何でもかんでも持っていく強力な効果だが、対戦相手のパーマネントに撃ち込むカードは破壊にしろ、バウンス(手札に返す)にしろ戦場からいなくなってしまう類の効果のものが優先して入りがち。
主な活躍の場はヴィンテージである。MOXシリーズが使用可能なこともあり、大抵のデッキに強力アーティファクトが搭載されている環境であるため、レガシーよりも小マイナス能力が活用しやすい。
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最終更新:2025/12/07(日) 21:00
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